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おっ3
子供といっしょにゴルフ!~親のエゴを押し付けてしまった長女~
今年中学受験に挑み、第一志望校入学を果たした長女。
大谷翔平選手と宮里優作プロに憧れる小学校5年生の長男。
子供たちといっしょにいる時間を作ろうと長女を練習場に連れて行き始めたのは、幼稚園の年中の頃。
その後、お菓子につられた長男もついて来るようになったのはまだ年少の頃だったと記憶しています。
残念ながら、今はクラブを触ろうともしない長女。
ゴルフは子供と時間を共有させてくれると同時に、ゴルファーとしてのみならず親としての自分を振り返るきっかけも作ってくれると思っています。
ちょっと不思議ちゃんだった長女(笑)
幼い頃から特殊な単語を作りまくるやら、幽体離脱しているのか、はたまたおとぎの国に心が旅をしているのか? と思わせるような『不思議ちゃん』だった長女。
例え不思議の国の住人のような娘でも、父親にとってはかわいくてたまらない存在です。
ある日のこと、仕事絡みでゴルフ専門店に行った時に見つけてしまった子供用の短い7番アイアン!
迷う事なく購入しました。
「週末は練習場に連れて行こう♪」長女の気持ちを聞く事もなく、お菓子で釣ってクルマに乗せました。
笑わなくなった長女・・・
親と幼稚園の先生以外の大人とはほとんどコミュニケーションを取る機会がなかった長女にとって、初めて連れて行ったゴルフの練習場は大人だらけで圧倒されていたように思います。
体育会系の私は、まずは大きな声でご挨拶! と仕込みました。
そして、長女の気持ちも考えずに「基礎」から仕込みました。
女の子だからきれいなフォームを身につけてほしい!
周りの大人がハッとするような美少女ゴルファーになってほしい!
パパはトンビだが長女は鷹だ!
まさに『親のエゴ』を押し付けてしまったのです。
何で叱られているのかわからなくて困惑する長女。
お菓子を残すようになってしまった長女。
いつの間にか練習場で笑顔を見せる事がなくなりました。
ようやく長女の変化に気付いた時は、だいぶ時間が経ってからでした。
長女は競技ゴルファーやプロゴルファーになりたい訳ではなく、三度の飯よりも身体を動かす事が好きだった訳でもなかったのです。
~猛省~親の価値観を押し付けるのは考えもの
「このままでは長女はゴルフを嫌いになる」と感じた私は、妻の助言に従い練習場で過ごす時間を『自由時間』と思ってもらえるように切り替えました。
パズルを持って来たり、読書をしたり! 時には宿題を持って練習場に行きました。
打つ手を止めて宿題を教えたりもしました。
そして、長女がマウンティングできる存在の長男を連れて来るようになると、長女にとってゴルフ練習場はリラックスできる場に変わったように思います。
幼稚園の頃からの夢を実現しようと小学校4年生から塾に通い始めた長女。
ここで、一端ゴルフはお休みにしました。
子供とゴルフをする事は、親にとってとても幸せな事と思います。
でも、子供にとって幸せな事かどうかは、親の在り方次第と悟りました。
あの時の『気付き』がなければ、その後の受験勉強にも悪影響を残したかもしれません。
お陰様で、第一志望校に入学できた長女!
いつの日か長女がゴルフを再開して、ラウンドできる日が来るように!! と今は静かに見守っています。