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ゴルフスイング

もーりー

松田宣浩選手の打撃理論から『右手の使い方』を学ぶ!【前編】

皆さんゴルフを楽しんでいますか?

こんにちは、ライターのもーりーです。

「いざゆけ 無敵の 若鷹軍団~♪」

ゴルフシーズンも到来ですが、プロ野球も間もなく開幕ですよね~。

福岡在住の私としては、今年もソフトバンクホークスを応援していまーす!

そんなホークスの主軸バッターの松田宣浩選手の特集をテレビで観ていたのですが、そこで紹介されていた松田選手の打撃理論がゴルフに、特にスイング中の右手の使い方に通じるものがあって面白いな、と思いましたのでご紹介させていただきます。

両手の間隔をあけてグリップ!?

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松田宣浩選手はソフトバンクホークスの不動のレギュラー(サード)であり、ホームランも量産できる長距離砲です。

ホームランを打った後の『熱男~!』のかけ声はあまりにも有名ですよね。

その松田選手ですが、バッティング時の手元(グリップ)を見てみると…。

な、な、なんと、右手(小指)と左手(人指し指)の間にすき間を開けてバットを握っているのです。

その間隔は指2本分はあるでしょうか。

ゴルフでも右手と左手にすき間を開けてグリップを握る人はほとんどいないと思いますが、野球界でもかなり珍しいことのようです。

ボールの勢いに負けないように『右手を使う』

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といっても、松田選手の両手の間隔を開けてグリップするバッティングは元々ではなく、プロ入り後に秋山幸二前監督と二人三脚で取り組んで打撃フォームを見直した結果生れたものなんだそうです。

松田選手は元々、体の懐まで引きつけるのではなく、体の手前側でボールを捌(さば)く(インパクト)するイメージでバッティングをしているそうです。

イメージはスイングの力だけではなく、ピッチャーが投げたボールの勢いを跳ね返す力(反発力)も最大限に利用して、効率よく飛ばすのだそうです。

そのために必要なのは『右手の力』なんだそう。

松田選手の場合、ボールをとらえるポイントが通常のバッターよりもかなり手前なので、投げ込まれたボールの球威に負けないようにバットで打ち返すには、インパクトの衝撃を跳ね返すための右手のパワーが必要なのだそうです。

そして、右手のパワーや操作性を最大限にするために編み出したのが、両手の間隔を開けてグリップするバッティングだったのです。

右手の力を生かして『ボールを押し込む』

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たしかに両手の間隔が開けば、右打ちであれば右手の操作性が格段にアップします。

松田選手は右手の力を最大限に利用することで、プロの投手が繰り出す豪速球を効率よく弾き返すことができるんですね。

この松田選手のような『右手の使い方』はゴルフにも通じるものがあるのではないか、と思うんです。

ゴルフの場合は野球と違って、止まったボールを打つのですが、ボールを飛ばす方向やボールをインパクトさせるポイントや動きは非常に似通っています。

ゴルフスイングでボールをインパクトさせるときには、野球と同じようにクラブフェースにはかなりの衝撃がかかります。

左手だけではその衝撃に耐えられずに、クラブフェースがぐらついたり、向きが安定しないと飛距離も出ませんし、方向性の悪い弱々しいボールになってしまいます。

ですので、ゴルフの場合もインパクト時に右手を使って押し込む力が必要なわけなんです。

スイングスピードが速くなるほどインパクトの衝撃は強くなるので、右手のパワーが必要になってきます。

もっと言えば、インパクト前後での右手の使い方(押し込み)がうまいと飛距離アップが期待できるわけですね(パワーがあまりないシニアや女性がベースボールグリップで握るのは、非常に利にかなっていますね)。

しかし、『右手の使い方』を間違えてしまうと逆に飛距離や方向性が損なわれたり、スイングがおかしくなってしまうことにもなりかねないのも事実。

ということで、次回の【後編】では、引き続き松田選手の打撃理論を紐解きながら、そのあたりの核心に迫っていきたいと思います。

それでは!