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野村タケオ

ゴルフマン【第62話】イメージ大事

木曜日のお楽しみゴルフマンの第62話です。

どうしてもグリーンを狙っちゃうのがアマチュアゴルファー。

【第62話】イメージ大事

ゴルフ場にはいろんなハザードがあるわけで、池とかバンカーなんてのはひと目で見てわかるハザードなのである程度は回避することができるのですが(見えるだけにプレッシャーになったりしますが)、行ってみないと分からないハザードなんてのもあります。

いいショットだと思ったのに、ボールのところに行ってみたら木の枝なんかが邪魔になって打てないとかね。

井上誠一さんが設計されたコースでは「空中のハザード」とか言われて、ゴルファーを苦しめています(マニアの方は喜んでるかもしれませんが)。

ボクのホームコースにもフェアウェイど真ん中に木が立っているホールがあるのですが、これが絶妙な位置にありまして、ボクの飛距離では「2年に一度のスーパーショット!」みたいなのが出ない限りはその木を越えていかない。

まあまあの当たりだと木のちょこっと後ろに行っちゃって完全にスタイミーでグリーンが狙えなくなるんですよ。

なのでね、最初から木を避けて右に打とうと思うのですが、右に行きすぎると林があるので、どうしても打つ瞬間に少し左に振っちゃう。

で、結局は見事に木の後ろ・・・。

どうせ木の方に飛ぶのならってことで「え〜い思い切って木を狙えば、そうそう真っ直ぐの球なんて出ないからどっちかに曲がってくれるだろう」などと結果オーライを狙うも、そういう時に限って真っ直ぐの球が出ちゃったりして、結局は木の後ろに行っちゃうんですよね。

なので、このホールのボクの“木がスタイミーになっちゃう率”は軽く50%を超えるわけです。

木の後ろにった時には諦めてグリーンの右とかに打てば良いのですが、そこは悲しきアマチュアゴルファー、どうしてもグリーンが狙いたくなっちゃう。

できもしないインテンショナルフックとかを打ってグリーンに乗せようとか思っちゃうんだよね〜。

普段からそんな曲げるショットの練習してるわけじゃないから、そんなショットがそうそううまく打てるはずないのに、その時はなんだか上手く行っちゃうかもみたいな気持ちになっちゃう。

悪いことに、過去に数回上手く打てたこととかがあったりして、そのイメージが今でも残ってるんですな〜。

成功した回数より痛い目にあった回数のほうが数倍多いくせに、その痛いイメージはあまり残ってないんだよね。

で、結局いつものようにミスショットして大叩きになっちゃうわけ。

こういうところを直していかないとゴルフってなかなかいいスコアが出ないと思うのですが、次もまた木の後ろに行ったらインテンショナルフック打っちゃうんだろうな〜。

ま、そういうのもアマチュアゴルファーの楽しみのひとつなんですけどね。