ゴルフコース・練習場
ミラクルゴルファー★まもプ(蝶首亭塗立)
幻のゴルフ場「野川公園」を妄想してみた
国際基督教大学(ICU)の所有するゴルフ場が現在の「野川公園」にありました。
ゴルフ場は1964年(昭和39年)開場で1974年(昭和49年)に東京が買収し昭和55年には野川公園になったそうです。
航空写真で見ると公園になった現在でもゴルフ場だったことが良くわかります。
野川公園は調布市、小金井市、三鷹市にまたがる場所の東八道路を挟んである都立の公園です。
広くのんびりした公園がかつてゴルフ場だったことを考えながら面影を感じてみました。
野川公園は気持ちのいい空間だった
訪れるとわかりますが、今はのどかで静かな公園でゆっくりとした時間が流れています。
野川公園になったのは1980年で、それまではICUのゴルフ場でした。
戦争前は「東洋一」「世界有数」の航空機メーカーである中島飛行機の敷地だった場所でもあります。
ちなみに、中島飛行機は終戦後には富士重工(現スバル)になりました。
この場所は今では多くの木が生い茂っていますが、レイアウトの面影を感じることができるので、そこに立つと「あ~この辺がフェアウエイでこっちにドッグレッグしてるんだな」と感じることができます。
空からの画像を見ると、さらに良くレイアウトがわかりプレーするイメージが膨らみます。
想いを馳せて妄想してみた
幻のコースを見たり知ったりすると「妄想」したくなります(ワタシだけかも?)。
「どんなコースだったのか?」「どんな人がプレーしていたのか?」そして「コースはどうやって攻略したらよいのか?」などなど。
実際に面影を感じたり、さまざまな文献を見たり、当時を知っている人に話を聞いたりするとコースのレイアウトが少しだけ見えてきます。
実際にどうだったかというのはわからないのですが、コースレイアウトを地図上に描いてみました。
クラブハウス目の前から広がるフェアウェイに向かってショットしてスタートし、ドッグレッグやクリーク越えやクリークに沿ったホールを攻略して、広い上がりホールに戻ってくるという感じだったのかもしれません。
適度なアップダウンとダイナミックなホールとタイトな戦略性の高いホールがあり、18ホールを攻略するのは難しかったのかもしれません。
都内で便の良い場所でありながら閑静な地域のこの場所に今もゴルフ場があったら……と考えたら残念な気持ちになるゴルファーは多いと思います。
公園に遊びに行くとそんな昔のゴルフ場を妄想する事ができるものです。