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ゴルフスイング

パーシモン加藤

中嶋常幸プロの若かりし頃のスイングに学ぶ!&タイヤ引きレア動画(^_−)−☆

Golf Dojo KATOU パーシモン加藤です。

今のジュニアは、絶対やらないだろうな〜(^^;;

タイヤ引きトレーニング!

タイヤ引きトレーニング動画だけでもかなりレアだと思いますが、それだけではなく、中嶋常幸プロのジュニア時代からのスイング動画をご紹介します(^_−)−☆

お父様の書籍の一部からどうぞ!

『息子・中島常幸のゴルフ 常識を超えた闘いの記録』著:中島巌 出版社:経済界(1978年)

中嶋常幸プロの、幼少期からプロゴルファーになるまでの過程を父親、中島巌氏の視点で描いた壮絶な物語。

中嶋プロの父、中島巌氏のゴルフに対する考えの中に「不可能を可能にする!」というものがあります。

不可能へのチャレンジ!

プロゴルファーとなる中嶋常幸プロと二人三脚が始まります。

プロとして、ミスは許されない!

まず400ヤードのドライバーショットが必要!

そうすれば、すべてのミドルホールでワンオンすることができ、18ホール、18アンダーが可能!

よしんば上手くいかなくても、半分の9アンダーは最低出せる。4日で36アンダーである。

ざっと見渡したところ、36アンダーを出す人間は世界に誰もいない。

36アンダーは上手くいかなかったときのスコアだから、上手くいけば50アンダーくらいは出せる!

そのため壮絶なトレーニングが始まるのです!!

それでは最後にこの本のプロローグをご紹介しておきます!

・・・
「おーい!誰か来てくれ!!大変だ!」

私は、死に物狂いで叫んだ。

庭先の飛び石の上に常幸が冷たくなって倒れ込むのとほとんど同時だった。

「常幸、しっかりしろ、死ぬんじゃない!死ぬんじゃないぞ!!」

かすかに、常幸の眼が開いた。けれども、焦点の合わない、死人のそれのようであった。

「父さん、僕はまだ修行が足りないんだね。自分でなさけなくなってきた…」

その日の夕方、練習ラウンドから戻ってきた常幸は、いつになく打ちしおれた顔でポツンといった。スコアは乱れ、とてもタイトルを狙える状態ではなかった。

すると、突然彼はパンツ一枚になると、庭石の上で座禅を組み始めた。一月末の群馬はことのほか寒い。時として粉雪が舞っていた。

「この寒さだ、どうせ2、30分で音を上げるだろう」

そう思って、私はその場から立ち去った。

1、2、3時間、寒暖時計は零度を示し、今にもマイナスに下がろうとしていた。

「おい、常幸、もう風呂に入ったらどうだ。得心がいったろう」

「いや、もう少しだよ。もう少しこのままでいたいんだ…」

この時、強引にでもやめさせていればよかったのだ。

それから一時間。「自分の心と戦うことはいいことだ。でも無茶はいかん。身体を大切にしろよ。風呂に入って、ゆっくり疲れをとることだな」

私はそういいながら、常幸の肩をたたいた。その肩は石より冷たかった。死人でさえ、もっと温度を感じるはずだ。

とその時、常幸の身体は急にバランスを失ったかのように、大きく揺れた。それは震えではない。頭からつんのめるように半円を描きながら地面に落ちて行った。死んだように、ピクリとも動かず倒れたままであった。

「誰か来てくれ!!」

弟、姉、妻 皆で死人のような、いや死人以上に冷たく、硬くなった常幸を家の中に運び入れた。

気絶状態の常幸がやっと目を開き、口をもぐもぐさせ始めたのは、30分たってからだろうか、一時間たってからだろうか。目もうつろで焦点があっていない。

そして常幸は言った。

「父さん…、僕まだ修行が足りない…、修行が…、自分が憎くて…」

常幸が全日本パブリック選手権を勝ったのは、この年の夏のことだった。

(同書より抜粋)

※「中嶋常幸」プロは登録名で、本名は「中島」のため、書籍出版のままに表記してあります。

75年プロ入り! 76年初優勝!

こちらは、初優勝を挙げた1976年のスイングです。

中嶋常幸プロは、プロ入りし「プロってこんなもんしか練習しないのか? これなら負けるわけがない」と、思ったそうです(^^;;

1977年は、日本プロ優勝。

400ヤードを真剣に目指していたスイングをご覧ください!

誰かに似てるような…

スロー動画です!

この当時のスイング、現在のUSPGAツアーの誰かに似ているような…。

誰かは、出てきませんが(^^;;

しかし、400ヤードを目指していたことで、無駄のない効率のよいスイングになっていったのではないかと考えられます。

最近のトレンドと言われている地面反力

「地面反力」

最近よく目にするキーワードですが、最新スイングと言うわけではありません。

昔からみなさんやっています(^^;;

昭和のプロは、みなさんやってました!

パーシモンで飛ばしていた昭和のプロのスイングこそ、最高に効率のよいスイングなんです。

特に中嶋常幸プロは、セベ・バレステロスから「世界で五本の指に入る美しいスイングの持ち主」と評されたこともあります!

この動画でイメージトレーニングをして、練習場へ行ってみて下さい。

飛距離が伸びていると思いますよ(^_−)−☆