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もーりー

悩ましきかな……200ヤード前後を打つクラブはどうする問題!

キャディバッグに入れられるクラブ14本。

ドライバーとアイアン、ウェッジ、パターは必須として、いつもセッティングで悩むのが200ヤード前後を打つクラブ。

みなさんが選んでいるのはフェアウェイウッド? ユーティリティー? それともロングアイアン?

200ヤードを安定して打てるクラブが見つからない!?

getty

クラブセッティングで私がいつも苦慮しているのがドライバーとアイアンの間を埋める番手。

ゴルフをはじめた頃はフェアウェイウッド3番、5番、7番の3本と、23度のユーティリティーを1本という標準的な組み合わせで十分満足していました。

ただ、少し上達してミート率が上がるにつれて問題が発生し出しました。

200ヤードを打つ時に使っていた5番ウッドが、たまに220ヤードくらい飛んでしまう。

かといって7番ウッドも当たれば200ヤードだが、当たらなかったら180ヤードしか飛びません。

それに振り過ぎると引っかけが止まりませんし……。

3番ウッドは相変わらずナイスショットの確率が悪く、23度のユーティリティーはスチールシャフトなこともあり180~190ヤードくらいが精一杯……。

中途半端にミート率が上がったがために、逆に飛距離にバラつきが出てしまったわけです。

元々長いクラブなんで、ミート率はある程度からはそうそう上がらないですしね。

でも使う機会が少ないとはいえ、スコアメイクや短いパー4対策のためにはコンスタントに200ヤードを打てるクラブが必要です。

ここから迷走が始まります。

時代に逆行して(!?)飛距離の出にくいハードモデルのフェアウェイウッドに変えてみたり、5番ウッドと7番ウッドの代わりにユーティリティーを投入してみたり……。

結果20度以下のユーティリティーは、もっとも難しいということに気づかされただけでした。

次に手を出したのは、スチールシャフトのアイアン型ユーティリティー。

これも4番は180~190ヤードを安定して打てても、3番になると飛距離がバラつき4番と飛距離が代わらないこともしばしば。

なかなか上手くいかないものです。

その後もウッド型ユーティリティーに戻したり、ハードな7番ウッドを投入したりと、5年で10回以上はクラブチェンジを繰り返したと思います。

ユーティリティーをカーボンシャフトにしてみたら!

迷走を繰り返してきた私の200ヤード前後問題ですが、今はこのセッティングで落ち着きつつあります。

◆4番フェアウェイウッド(17度)
◆3番ユーティリティー(20度)
◆4番ユーティリティー(23度)

です。

ユーティリティーは両方ともアイアン型です。なかなかコアな組み合わせですよね。

転機になったのはアイアン型の4番ユーティリティーでした。

2016年の秋頃にPGAツアーでは、フェアウェイウッドは3番1本でアイアン型ユーティリティーが流行しているというのを知りました。

そうしたら、その頃開催された日本オープンで、松山英樹プロがアイアン型の3番ユーティリティーを駆使してぶっちぎりの優勝!

これだ! と思い、行きつけのゴルフショップに駆け込んだわけです。

店長に紹介されたのが、スリクソンの【Z U45】というアイアン型ユーティリティーでした。

スリクソンのアイアン型ユーティリティーは以前も使ったことはありましたが、その時のものよりも、よりシャープな顔で使いやすそうです。

そして意外にも、店長からすすめられたのが、カーボンシャフトだったのでした。

今までユーティリティーのシャフトはスチールだと決めつけていた(ヘッドスピード45メートル/秒)私からしたら目からウロコでしたが、藁にもすがる思いだったので言われるがままに購入を決めました。

カーボンシャフトはスチールより長いから距離も出るだろうということで4番(23度)をチョイス。

これがドンピシャでフルショットで200ヤード弱、180~200ヤードをある程度打ち分けられます。

今では14本の中でも一番得意クラブになりつつあります。

大好きなフェアウェイウッドは1本に

フェアウェイウッドは4番の1本体勢です。4番ウッドって珍しいですよね。自分でもそう思います。

これも、2年連続で日本女子オープンを制した畑岡奈紗プロが、2016年秋に4番ウッドを使っていたのを見て使ってみることにしました(畑岡プロは現在は3番ウッドを使っているようです。主戦場をセッティングの厳しいアメリカに移したからでしょうね)。

安定しづらい3番ウッドと、飛距離にバラつきがある5番ウッドを1本に集約した感じですね。

使ってみるとさすが3番と5番の中間!

3番ウッドよりはティーアップしなくても打ちやすいし、5番や7番ウッドより球が低いので吹き上がらないのがいいです。

ティーアップで220ヤード、ティーアップなしで200ヤードという感じですね。

私はアマチュアの中ではけっこう飛ばし屋の部類に入るので、周囲からは3番ウッドを使わないのがもったいないとは言われています。

でも私は元々、アマチュアには3番ウッドは使いこなせない論者なんで、思い切って3番ウッドをバッグから抜いて良かったと思っています。

ゴルフは遠くに飛ばす競技ではないですからね。

“200ヤード前後を打つクラブ問題”に終止符!?

4番ウッドと4番アイアン型ユーティリティーの中間クラブは3番アイアン型ユーティリティーです。

シャフトはもちろんカーボンシャフトでロフトは20度です。

2番(18度)も試してみたけど、まったく打ちこなせず。

私の技量ではユーティリティーはウッドタイプも含めてロフト20度が限界です!

この3番ユーティリティーは、ティーショット専用で、短いパー4でキャリーで200ヤードくらいを打ちたい時に使います。

3番ユーティリティーを投入した効果としては、4番ユーティリティーで無理にフルショットしなくてよくなりました。

結果として4番ユーティリティーは180~190ヤードを無理せず打つことができ、ますます得意クラブになりました!

あとフェアウェイウッドとユーティリティーが4本から3本体制になったので、余った1本はウェッジ(49度)を投入。

ウェッジ4本体制でショートゲームに厚みを持たせることもできて、一石二鳥です!

ようやく自分なりに納得のいくクラブをセッティングできた“200ヤード前後を打つクラブ問題”。

しばらくはこの4-3-4セッティングでいこうと思います!

とはいうものの自分の技量でウェッジ4本必要か、やっぱりフェアウェイウッドかユーティリティーに厚みを持たせたほうがいいんじゃないか、最近松山くんはアイアン型じゃなくてウッド型のユーティリティーを使ってるらしいし……つい、いろんなことを考え迷ってしまいます。

何だかんだで悩みは尽きそうにありません。

ホントのところは“200ヤード前後を打つクラブ問題”を楽しんでいるんじゃないか、と思ってしまったゴルフバカなのでした♪