ゴルフクラブ
もーりー
5番アイアンの代わりにユーティリティーを入れるべきなのか?
皆さんゴルフを楽しんでいますか?
こんにちは、ライターのもーりーです。
アイアンのストロング化で6番アイアンからのアイアンセットも珍しくなくなりました。
「男たるもの5番アイアンはキャディバックに入れておかないと……」
なんていうこだわりはもう古いのかもしれません。
でも……本当に5番アイアンは必要ないのでしょうか?
ストロングロフトのアイアンセットなら5番アイアンは迷わず外してOK!
ユーティリティーの台頭で今や“4番アイアン不要論”ではなく、“5番アイアン不要論”が語られるようになりました(場合によっては女子ゴルファーを中心に6番アイアンさえ抜く場合もありますよね)。
まず最初に押さえておきたいポイントは、アイアンのストロングロフト化。
7番アイアンで170ヤード飛ばせるという“激飛び”モデルも珍しくありません。
ただし注目すべきはそのロフト角。
ストロングロフトのアイアンだと7番アイアンのロフトは26~28度くらいでしょう。
クラブの進化のおかげで、パワーやヘッドスピードがない人が少し前の5番アイアンのロフト角を7番アイアンくらいの打ち出し角で打てる設計が可能になったことから、そのロフト角(26~28度)を7番アイアンで設定して売り出している、というのが“激飛び”アイアンの正体。
7番アイアンで28度なら、おそらく6番アイアンは25度、5番アイアンは23度くらいのロフト角でしょう。
ロフト角23度は通常のアイアンなら3~4番アイアンに相当します。
いくらやさしい設計だからといっても、このロフトのアイアンを打ちこなすにはある程度のパワーが必要になります。
ストロングロフトのアイアンをお使いの方は、5番アイアンは迷わずキャディバッグから外していいかもしれませんね。
通常のアイアンセットの場合は?
それでは“激飛び”ではない通常のアイアンセットを使っている場合はどうでしょうか?
従来どおりの5~9番、ピッチングウェッジ(PW)の6本セットであれば、5番アイアンのロフト角は25~26度くらいでしょうか。
ヘッドスピードが42メートル/秒(m/s)以上はないとボールの高さを出していくのは難しいでしょう。
さらにこの25~26度というのも、一昔前なら3~4番アイアン相当のロフト。
「5番アイアンのキャリーが170~180ヤードくらい」と言っていても、それはあくまでも上手く打てたときの話。
かなりの腕前(常にスコアが80台など)でない限りは、ラウンドでは2~3回に1回はミスショットという人も多いのではないのでしょうか。
練習場ではある程度打ちこなせたとしても、ラウンドになったとたんにナイスショットが打てなくなる。
そのくらい5番アイアンは難しいクラブなのです。
さらにボールの高さが出しづらくランが出やすいので、グリーンを直接狙いにくいです。
ここまでを読んで少しでも頷いた皆さんは、ある程度5番アイアンが打ちこなせるとしても、25度くらいのユーティリティーをセッティングしてみたほうがいいかもしれません。
ユーティリティーは5番アイアンよりもボールの高さを出していけますから、グリーンでボールが止まりやすく、パワーのある人なら7番アイアンくらいの感覚でグリーンを狙っていけると思います。
パワーがあったりすると25度くらいのユーティリティーを使うのは抵抗があったり、引っかけやすいと思うかもしれませんが、最近のユーティリティーはさらに進化しています。
直進性も増していますし、何より5番アイアンに比べてミスにも寛容です。
シャフトをアイアンセットに寄せれば、5番アイアンよりもミスが少なく、飛距離も出しやすいこと間違いなしです。
5番アイアンとユーティリティーを“併用”する
ロフト角25度のユーティリティーをセッティングするからロフト26度の5番アイアンは抜いてしまおうか……。
ちょっと待ってください!
明らかにパワー不足で使いこなせないなら別ですが、ある程度5番アイアンが使えるのであれば、できれば5番アイアンも14本のセッティングに残していたほうがいいかもしれません。
というのもアゲインストの風が強いときや林に入れてしまったときなど、5番アイアンの低い弾道が重宝する場面って以外とあったりするからなんです。
もしキャディバッグにフェアウェイウッドを何本も入れているなら、その中から1本外して25度のユーティリティーを投入してみてください。
個人的には、
『使いこなせない3番ウッドよりも25度のユーティリティーを!』
だと思います!
というわけで今回はこのへんで。
それでは、また!