Gride

gettyimages/1127309796
getty

ゴルフスイング

ハッセー

アイアン上達の秘訣は、インパクト付近のイメージをしっかりと持つことです!

芝の上のボールを打つ機会の多いアイアンは、ミスがミスとしてはっきり出やすいクラブです。

特に、初心者の人は悩んでいる人が多く、苦手意識を持ってしまっている人も少なくありません。

しかし、インパクト付近の正しいイメージを持つことで克服は可能ですし、逆に上手く打てた時のアイアンショットの心地よい感触にはまってしまうでしょう。

今回は、アイアンのインパクト付近のイメージについてお話していきます。

アイアンのインパクトイメージを持つことの重要性!

アイアンは、ドライバーやフェアウェイウッドと比べると、大きく形状が異なります。

どちらかというと、コンパクトでシャープな印象からは、難しい印象を受けるかもしれません。

なので、ある程度アバウトなイメージで打てるドライバーよりも、インパクトのイメージは重要になってきます。

そして、何よりも芝の上のボールを打つアイアンでは、ダウンブローと呼ばれるイメージを持つことがマストです。

では、アイアンの正しいインパクトのイメージとはどのようなものなのでしょうか。

まずはインパクトの少し手前、プレインパクトをイメージしてみましょう!

getty

スイングは、身体の軸を中心とした斜めの円軌道です。

ですから、アイアンショットも緩やかな円軌道になります。

右打ちの方の場合、右足の前にクラブヘッドが降りてきます。

円軌道ですから、ボールとターゲットを結んだラインよりも、やや内側で、地面よりもやや上のポジションです。

その位置から、飛行機が緩やかなカーブを描きながら着陸してくるようなイメージです。

インパクトの瞬間をイメージしてみましょう!

まず大事なのは、クラブフェースのどこでインパクトするかというイメージが大切です。

漠然とフェースの真ん中をイメージしていませんか?

芝の上のボールを打つアイアンのスイートスポットは、フェースのかなり下のほうにあります。

フェースにはスコアラインという溝があるのですが、そのラインの下から2本目から3本目で打つイメージが大切です。

そして、芝の上のボールを打つわけですから、先のイメージで言うならば、飛行機が着陸する少し手前でボールに当たるイメージを持ちましょう。

それが、ダウンブローという打ち方のインパクトイメージとなります。

着陸地点はボールよりも先になります!

よく、「インパクトはアドレスの再現です」というフレーズを耳にしますが、インパクトのイメージとしてはおすすめできません。

なぜなら、アドレスの際にセットしたクラブの位置、すなわちボールのすぐ手前にクラブが戻ってきたとしたら、それはいわゆるダフリのミスになってしまうからです。

アイアンはダウンブローが基本です。

それは、芝の上のボールを打つからです。

右足前で完全に着陸体制に入った飛行機が、わずかなカーブを描きながら降りてきて、着陸するわずか手前でインパクト。

そこから、ボールの先、自分から見てボールの左側に着陸し、また緩やかなカーブを描きながら上昇していくのです。

もうひとつの大切なイメージ!

もうひとつイメージしておきたいのは、フェースの向きです。

たまに、インパクト付近で急激にフェースを返すようなイメージを持っている方がいますが、それはやめたほうがいいでしょう。

プレインパクト(右足前に降りてきた時点)では、すでにフェース面はボールに向かっていなければなりません。

着陸体制が整った飛行機の機首は、着地点を見ていなければならないのです。

そしてインパクト後も、左にゆるやかにカーブを描きながら上昇していく方向を見続けて行き、急激に向きを変えることはありません。
 
 
いかがでしたか?

欧州シニアツアーで日本人初の賞金王となった海老原清治プロは、「ドライバーは離陸、アイアンは着陸のイメージで打ちなさい」と、話されていたそうです。

その例えがとてもわかりやすかったので、今回は使わせていただきました。

ぜひ練習場で、小さな飛行機が目の前を飛んで行くのをイメージしてみてくださいね。