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ゴルフスイング

あやの

チップショットの距離をコントロールして簡単寄せワンをゲット!

チップショットはグリーン周りで転がして寄せたい時に使うショットで、いわゆるランニングショットです。

今回はわたしの使うチップショットの距離のコントロール方法について紹介したいと思います。

グリーン周りのショットの選択肢について

まず私の場合、グリーン周りのショットの選び方の基本として、パターが使える場合は絶対にパターを使います。

パターが使えない場合、チップショット。

チップショットが使えない場合、ピッチショットの順です。

ロブショットやフロップショットは、上げて寄せたいシチュエーションでライがいい時だけ使います。

理由は、ミスの確率をなるべく小さくするために、転がせて寄せたいからです。

チップショットのクラブの選び方

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チップショットのクラブ選択として、アマチュアプレーヤーの方はボールからピンまでの距離に関わらずウェッジを選びがちかな?

と、キャディーの経験から私は感じています。

ミスショットをなるべく減らすためには、1本のクラブで距離をコントロールするよりも、距離によって番手を変える方法が簡単です。

なぜなら、同じスイングでもクラブを変えることによってロフトが変わるので、簡単かつシンプルに転がす距離をコントロールできるからです。

ですが、そこはプレーヤーの好みですので「クラブを変えなければならない!」という訳ではありません。

ですので、そういう選択肢もあるんだという知識の1つとして読んでいただけたらと思います。

距離によるクラブ選択が重要!

まず、ボールからグリーン上の落とし場所までの距離を「キャリー」、落とした場所からピンまで転がる距離を「ラン」とします。

キャリー:ランの距離が1:1になる自分の基準のクラブをまず見つけてください。

わたしの場合、52度のアプローチウェッジです。

そこから、キャリー:ランの比率とグリーンの速さでクラブを選択していきます。

ランがどれくらい欲しいかイメージしよう

getty

例えば、普通のスピードのフラットなグリーンで考えてみましょう。

キャリー:ランが1:2のチップショットを打ちたい時は

基準のAW(アプローチウェッジ)から1番手上げてPW(ピッチングウェッジ)を選びます。

1:3の場合は9番アイアン

1:4の場合は8番アイアン

番手を上げるほど、ランは長くなります。

逆に、1:1/2の場合は52度から1番手下げてSW(サンドウェッジ)、1:1/4の場合はLW(ロブウェッジ)と選んでいきます。

そこからさらに、グリーンの速さや下り傾斜、上り傾斜によってクラブを通常より1番手上げたり、下げたりして距離をコントロールしていきます。

上のYouTube動画では、再生時間1:00から8番アイアン、PW、SWの順で実演しています。

同じ場所にキャリーさせても、クラブによってどれだけ転がる距離が違うのか、距離のコントロールのイメージがわきやすいと思います。

また、この動画のように濡らしたタオルを敷き、そこにボールをキャリーさせる練習はとても効果的です。

わたしもいろいろなクラブでこのドリルを実践しています。

最後に日本のゴルファーのみなさんへ

わたしの日本のゴルフ場でのキャディーの経験から言いたいことがあります。

日本ではゴルフカートでグリーン近くまで入れるコースは数少ないですよね。それはコースのコンディション保護のため仕方ないことなのです。

そこでグリーン周りへクラブを何本も持っていくとキャディーさんに嫌がられたり、同伴競技者から冷たい視線を浴びたりしますよね?

わたしもかつては、そっち側の人間でした(笑)。

でも、そんな周りの目は勇気を持ってシカトしちゃいましょう!!

わたしがアプローチに関してアメリカで学んだ大事なことは、グリーン周りのクラブ選択はハイブリッドからウェッジまで何でもあり!! ということです。

カップにボールを簡単に寄せるための第一優先事項が【正しいクラブ選択】です。

また、大きなミスを小さなミスへ、ミスの起こる確率を減らすことがスコアアップへの近道です。

ボールの状況を見てからクラブをカートへ取りに帰るより、あらかじめ何本か持っていくことがファストプレーの鉄則です。

みなさんもぜひいろいろなクラブでアプローチの練習してみてください。

以上、カールスバットからあやのがお送りしました(はぁと)