初心者
LITTLE RED BOOK
【耳と耳の間で考えるゴルフ02】冬ゴルフの防寒以外の対策
みなさん、こんにちは。
リトル・レッド・ブックです。
冬の寒い時期のラウンドは難しいですね。
①ドライバーが飛ばない
②アイアンも飛ばない
③サンドウェッジが地面で跳ね返る
④グリーンが凍っていて球が止まらない
こんな感じで、課題が山積みです。
今日は、冬のゴルフにおける防寒以外の対策について「耳と耳の間」で考えてみましょう。
目次
ドライバーは、8割のスイングで低い球を打つ
冬のゴルフは飛びません。
例えば、ウェアを1枚重ね着をするごとに、10ヤードずつ飛距離が落ちると言われています。
また、ゴルフボールの素材であるゴムが硬化するので、反発力が低下して飛ばなくなるとも言われています。
さらに、気温が低いと空気の密度が高まり、空気抵抗が大きくなるという説もあります。
このような季節に、ドライバーをマン振りしてはいけません。
ドライバーは8割のスイングで、フェアウェイを狙って、普段より少し低い球を打ってみましょう。
冬のフェアウェイは芝が薄く球が転がりやすいので、ランで飛距離を稼ぐことができる場合があります。
アイアンは、1~2番手あげてコントロールショットを打つ
冬はアイアンの飛距離も落ちます。
実際にどの程度飛距離が落ちるかは個人差がありますし、同じ人でもその日の気温や体調にも左右されます。
そこでラウンドする時は、最初の数ホールで、その日の自分自身の調子と球の飛び方を良く観察しましょう。
「今日は飛んでないなぁ…」
もしこのように感じるのであれば、その日はそのくらい寒い日なのです。
こんな日はアイアンの番手を1つか2つ、上げてみてください。
グリーンをとらえる確率が上がるはずです。
サンドウェッジ(SW)は、どうしても必要な時しか使わない
初心者は、70ヤード以下の短い距離のアプローチでは、機械的にSWを選ぶ傾向があります。
しかし、冬のフェアウェイは芝がとても薄いので、球の下に空気の層がほとんどありません。
このようなライでSWを選ぶと、リーディングエッジが直接球に当たり、トップしてグリーンオーバーする危険性が高くなります。
上級者はこのような場合、最初に「パター」が使えないかと考えます。
パターであれば絶対に「トップ」することはないからです。
もし、球がグリーンから離れていたり、ラフに沈んでいて、どうしてもパターが使えない場合はどうすれば良いでしょうか?
この場合は、ロフト角が45度近辺のクラブ、つまり9番アイアンかピッチングウェッジを選んでください。
芝が薄い場合は、ピンに寄せたいという欲は捨てて、まずは確実にグリーンに乗せることを優先しましょう。
少しでも技術面で不安があれば、SWを封印したほうが、良い結果が得られます。
グリーンが凍っている時は、手前から転がして乗せる
冬の寒い朝、最初の3ホールほどは、グリーンが凍っている場合があります。
こんな時に、高さのあるショットでグリーンを攻めると、高く跳ね返ってしまいます。
下手をするとグリーン奥に跳ねて、OBになることもあります。
一番安全なのは、弾道の低い球をフロントエッジに落として、惰性で転がしてグリーンに乗せることです。
ところで、グリーンが凍っているかどうか、事前に知りたくありませんか?
こんな時は、ティーインググラウンドにティーを刺してみてください。
地面が凍っていて、ティーが刺さりにくい場合、そのホールのグリーンも凍っている可能性が高いと考えてください。
春に向けて、一つの課題をやり抜いてみましょう
冬のゴルフでは、確かに球は飛びません。
しかし自分だけが飛ばないのではなく、周りの人も全員飛んでいないのです。
無理に飛ばすことを考えず、その日の環境、その日の調子の中で最善のプレーをする。
冬の間はこのように考えて、一つのことをやり抜くゴルフをしてください。
みなさんの明日のゴルフのお役に立てば幸いです。
リトル・レッド・ブックでした。