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【PGAツアー】松山・谷原ペアが出場!チューリッヒクラシック2017の見どころ

4月27日(木)よりチューリッヒクラシック(Zurich Classic of New Orleans)が開催されます。

今年からチーム戦形式となり、松山英樹・谷原秀人を含む実力者たちが様々なペアリングで出場するこの大会、見どころをご紹介します。

今年はチーム戦!大会の概要

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日程:4月27日(木)~30日(日)
会場:TPCルイジアナ@ルイジアナ州エイボンデール(パー72/7,341ヤード)
形式:チーム戦(ストロークプレー)/
   初日と3日目はフォアサム、2日目と4日目はフォアボール
賞金:総額710万ドル/優勝チームメンバーそれぞれに102万2400ドル
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昨年11月、本大会の形式がチーム戦に変更されることが発表されました。PGAツアーにおいてチーム戦が行われるのは約40年振りだそうです。

1日ごとに、1つのボールを交互に打つ「フォアサム」と、それぞれのボールでプレーし各ホール良いスコアを採用する「フォアボール」で行われます。

フォアサムはよりチーム力が試されます。自分のミスを自分で取り戻せない分、1打1打に集中しペアに負担を掛けないことが重要ですね。

フォアボールはミスを恐れず、攻めのゴルフでバーディーを取りに行くことが求められます。難しいホールでは、どちらかが攻めてどちらかが守る(パーセーブ)といった戦略も必要になります。

松山・谷原ペアが出場!

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本大会は、出場資格を満たす上位選手にパートナーを指名する権利があります。パートナーはワールドカップのように自国の選手である必要はありませんが、PGAツアーメンバーまたは主催者推薦がないと出場できません。

松山英樹は当初より出場資格を満たしていましたが、東北福祉大学の先輩であり、普段から練習ラウンドなどを共にする谷原秀人となら出場する、と発言していました。

谷原秀人はPGAツアーメンバーではありませんでしたが、無事推薦を受けることができ、二人の出場が決まりました。

谷原は今期マスターズ出場をひとつの目標とし、出場権を得る(=世界ランクを上げる)ために各地を転戦してきました。

見事3月のWGCデルテクノロジーズ・マッチプレーで4位という成績を残し、マスターズ出場を叶えてみせたのですが、それだけでなく来期PGAツアーのシード権獲得も現実味を帯びてきています。

シード権獲得にはいくつかの基準がありますが、「FedExランク125位相当のポイント保持」が最も現実的でしょうか。

先の活躍もあり、谷原は4月24日時点で213ポイント(105位相当)を獲得しています。

チューリッヒクラシックで好成績を挙げることができれば、シード権獲得に大きく前進します。

松山英樹のショットは誰もが認める世界トップレベルですが、ここのところパターの調子がよくありません。

一方、谷原秀人はパターの名手と言われていますので、互いに補い合うことができれば、上位進出はもちろん優勝も夢ではないと思います。

二人の活躍に期待しましょう!

強豪揃い!その他の注目ペア

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他にも注目ペアが目白押しのこの大会、いくつかご紹介します(カッコ内の数字は最新の世界ランク)。

●ジェイソン・デイ(3)&リッキー・ファウラー(9)
大会形式の発表と同時にまずアナウンスされたのが、この大物ペアでした。デイは母の病気などもあり今期満足にプレーできていませんが、それでもマスターズは22位に入るなど地力は十分。勢いに乗ることができれば必ず優勝争いに絡んでくるでしょう!

●ヘンリック・ステンソン(6)&ジャスティン・ローズ(8)
昨年のリオ五輪金(ローズ)・銀(ステンソン)コンビも、間違いなく優勝候補でしょう。マスターズでのローズの活躍も記憶に新しいですね。彼らの経験、マネジメント力は間違いなく武器になると思います、個人的には優勝候補No.1です。

●ジョーダン・スピース(5)&ライアン・パーマー(85)
スピースとコンビを組むパーマーは、ランキングこそ80位台ですが直近の試合ではショットの好調をキープしています(RBCヘリテージ11位、バレロテキサスオープン6位)。共にテキサス出身なので、息の合ったプレーを見せてくれることでしょう。

●ケビン・チャッペル(23)&ゲイリー・ウッドランド(42)
直近のトーナメント、バレロテキサスオープンで悲願の初優勝を飾ったチャッペルは、飛ばし屋ウッドランドとペアを組みます。チャッペルの勢いとウッドランドの飛距離が噛み合えば、台風の目となるかもしれません。

<番外編>幻のペア!?
●ウェズリー・ブライアン(38)&タイガー・ウッズ(808)
昨年11月、本気か冗談か、ブライアンは憧れのタイガーに「来年のチューリッヒクラシック、出る?(一緒に出ない?)」とTwitterで投げかけました。当然ながらこのペア実現しませんでしたが、先日の初優勝で勢いに乗るブライアンは、ちゃっかり(?)ライアン・ブラウムと出場します。

通常トーナメントとは異なる形式、国を越えたペアリングなど見どころたっぷりのこの大会、最強ペアの栄冠は誰と誰の手に渡るのでしょうか。

とても楽しみですね!