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ゴルフクラブ

ミラクルゴルファー★まもプ(蝶首亭塗立)

パーシモンでスイングを作っちゃおう「前編」

皆さ~ん!毎日パーシモンヘッドのドライバーでゴルフしてますか?(いやいや、してねぇって)

打ったことありますか? って質問の方が良かったりしますかね。

パーシモンが時代遅れだとかパーシモンは飛ばないとかパーシモンは難しいとか。。。

いやいやそもそも「パーシモンって何?」って人も多いかも?

パーシモンでゴルフして上手くなっちゃおう! ってテーマで話を進めようと思っていたのですが。。。あれれ?

スイングの前に「パーシモンって何ぞや?」って所から話を始めないとですかね。

パーシモンって?

「パーシモン」日本語では「柿の木」です。

「柿の木」はゴルフとは切っても切れない間柄だったんです。

今ではチタンやカーボンが主流であり当たり前となりましたが、元々ドライバーのヘッドは「柿の木」を使って作られていました。

現在ではパーシモンヘッドのクラブを見ることは滅多になくなりました。しかし、ゴルファーに長年愛され続け愛用されていたのです。

パーシモンヘッドの特徴としては「美しい」「反発が強い」「打音が良い」「打感が良い」といったことがあげられます。

メタルヘッドが出た当初は、「マスターズはパーシモンヘッドのクラブでなければ勝てない」と言われた事もありましたし、有名一流プロは「メタルなどの金属製のヘッドだと肘を痛める」と言ってパーシモンヘッドを使い続けていました。

何よりもパーシモンヘッドのドライバーはコントロールしやすいという特徴がありました。

パーシモンはなぜ消えた?

消えた大きな理由は「金属製のクラブの登場」です。

簡単に言うと「金属製(当時はメタル)」の方が「飛ぶ」と言われたためです。

自然の素材であるために耐久性では劣りますし「ミスが少ない」という部分ではパーシモンよりも金属製のクラブの方が優れていたためにあっという間にパーシモンからメタルの時代に変わりました。

つまり芯を外した場合のミスの度合いが小さくなるのが金属製のクラブだったのです。

個人的な意見としては、この頃になるとカーボンやゴムの進化が大きくなりシャフトの性能向上(軽くて強いカーボン)やボールの進化(柔らかい糸巻きから硬めのツーピース)によりパーシモンよりも金属製の方がより相性が良くなったという事なのかもしれないと思います。

ツアーの記録などを比べると平均飛距離が飛躍的に向上しています(特にパーシモンから金属に変った頃)。

しかし、元々飛ぶ人は芯に当たる限りクラブによって大きな飛距離の変化はないかもしれません。

あくまでも平均飛距離の向上なので、パーシモンで飛ばなかった人(芯を外した場合)でも飛ばせる可能性が向上したということです。

ご存知の通り、飛距離にはさまざまな要素が必要となります。

その中でもヘッドスピードは大きな要素ですから、ヘッドの違いだけで飛距離が伸びることではなく、「速く振れるようになる」という事が必要です。

ざっくり言ってしまえば「パーシモンで飛ばせないならメタルでも飛ばせない」ということなのです。

それを考えると、練習用・トレーニング用としてのパーシモンの用途があるのではないか? と思います。

では、パーシモンというクラブの事を知ってもらったことを踏まえて「パーシモンでスイングを作っちゃおう後編」では、「今のクラブとの違い」や「パーシモンで上手くなる」というところに視点を置いてみようと思います。。。


つづく