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ゴルフクラブ

もーりー

7番ウッドに飛び系アイアン!ユーティリティーの代わりになるクラブを探せ!!

皆さんゴルフを楽しんでいますか?

こんにちは、ライターのもーりーです。

ゴルファーの強~い味方、いまやお助けクラブの代名詞ともいえるのがユーティリティー。

皆さんのセッティングにはユーティリティーは何本入っていますか?

私は一時期4本入れていました。

しかしながら最近は1本しか入れていません (;^_^A。

そしてトッププロたちの中にもユーティリティーではなく他のクラブを使う傾向が……。

フェアウェイウッドやロングアイアンの代わりにユーティリティーは過去の話!?

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いまや多くの、というかほとんどのゴルファーが愛用するのがユーティリティー。

海外ではハイブリッドという呼称が一般的ですよね(日本ではあるメーカーさんが商標を持っているので、他のメーカーさんはハイブリッドという呼称が使えない)。

ユーティリティーはその名のとおり万能型のクラブ。

フェアウェイウッドよりはシャフトが短くてヘッドも小さいので、方向性が安定しやすいですし、ショートウッドのように風に負けるくらいに吹け上がることもありません。

またロングアイアンよりもボールは高く上がるし、ランもそこそこ抑えられます。

何よりロングアイアンに比べると非常に簡単で打ちやすい!

さらにラフからのクラブの抜けが良いという万能ぶり。

ヘッドの形状もウッド型タイプと中空構造のアイアン型タイプがありますので、もともとフェアウェイウッドが得意ならウッド型、アイアンが得意ならアイアン型というような選び方もできます。

さらにシャフトもカーボン、スチールの両方が標準モデルで販売されていますので、選択肢も非常に豊富です。

まさに万能という言葉がぴったりのクラブです。

これはアマチュアだけに限ったことではなく、プロゴルファーたちもこぞってユーティリティーを採用しています。

まずは7番ウッドや3番アイアンがほとんどユーティリティーに置き換わりました。

さらに5番ウッドの代わりにユーティリティーを採用する選手も増えました(松山英樹選手なんかが代表例ですよね)。

そして質の良いハイロフトのユーティリティーの登場もあり、今では男子プロならアイアンは5番から、女子プロなら6番から(場合によっては7番から)というセッティングも珍しくなくなりました。

この流れは世界最高峰のアメリカPGAツアーでも例外ではなく、2020年シーズンではダスティン・ジョンソンやローリー・マキロイといったトッププロがウッド型ユーティリティーをバッグインしたことで非常に話題になりました(これもメーカーさんの努力による技術革新の賜物でしょうね)。

ただこれだけ隆盛を誇っているユーティリティーですが、その一方で“脱ユーティリティー”なクラブ選択をしてきている選手たちがいるのも事実なわけで。

えっ (゚Д゚;) それってどういうこと?

ユーティリティーの代わりにキャビティアイアン!

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“脱ユーティリティー”(ちょっと大げさでしょうか!?)の動きに深く関わっているのがキャビティアイアンの性能が上がってバリエーションが増えたことです。

最近のアイアンセットは、同じシリーズでも、プロが使うようなアスリートモデルとアマチュアが使えるようなキャビティアイアンのモデルを用意するメーカーが増えました。

場合によってはプロモデル、アスリートモデル、一般用のモデル、さらにはさらに寛容なモデル(いわゆる飛び系モデル)と、3~4種類をラインアップすることが珍しくありません。

この流れの中で発生したのが、番手によって異なるアイアンを採用するというセッティングです。

グリーンを狙う6番アイアンくらいまでは従来のプロ仕様のモデルを使い、4番アイアンや5番アイアンは寛容性のあるモデルを使うことで、飛距離確保とミス削減を狙っていくという感じですかね。

考え方はユーテリティーと同じですが、キャビティアイアンのほうがヘッドの形状が違和感なく構えやすいし、ボールもつかまり過ぎないといったメリットから、キャビティアイアンをユーティリティー代わりに使う選手が増えているのだと思います。

アマチュアにおいても、ユーティリティーがあまりしっくりこない場合は、5番アイアンだけ寛容性の高いモデルにしてみるのもありかもしれませんね(ただし今ドキの飛び系アイアンはヘッド形状がすでにアイアン型ユーティリティー並みの中空構造になっているものもあるので、そのあたりは注意しておきましょう)。

7番ウッドが流行るかもしれませんよ!

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ところで2020年の秋に開催された『マスターズ2020』で優勝を飾った“DJ”ことダスティン・ジョンソン選手がセッティングでも世間を驚かせました。

その年の春にウッド系ユーティリティーを採用していたDJは、なんとマスターズでは7番ウッドを駆使してバーディーを量産したのです。

まさにパワーヒッターは7番ウッドを使わないという流れを覆した快進撃でした。

ユーティリティーの進化の陰で7番ウッドも進化を遂げているのでしょう。

パワーヒッターにとって7番ウッドは風に弱くて引っかけやすい……という概念はとっぱらったほうがいいのかもしれませんね。


クラブの進化は留まることを知りません。

ユーティリティーに満足している方もそうでない方も、今のうちから“ユーティリティーに代わるクラブ”を検討してみるのも面白いかもしれませんね。


といったところで今回はこのへんで。

それでは、また!