カップインの成否はメンタルの強さで決まる!?

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自宅のパターマットで気楽に練習している時には、レベルを問わずに、結構な確率でカップインさせることができますよね。

10球打って、10球カップインすることだって普通にあります。

ところが、コース上のグリーンとなりますと、この距離がいわゆる「入れ頃、外し頃」という状況といわれ、自宅のパターマットのように簡単ではなくなります。

その理由は、自宅のように気楽な気持ちではなくなり、実際のグリーン上では、緊張、プレッシャー、恐怖感が生まれ、パッティングストロークをスムーズに行うことができなくなるからです。

ということは、パッティングは技術よりもメンタルのほうが、カップインの成否を握っていることは明らかと言えるでしょう。

歩測に応じた振り幅を知っておくこと

歩測に応じた振り幅を知っておくこと

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ロングパットになるほど、「3パットしそうだ……」という不安が、いつでも付きまとうものです。

パットをする直前に何度も素振りをして、距離感のイメージを作ったとしても、果たしてそれが正しいのかどうか確証がありません。

それが不安の根源です。

それならば、その不安感を取り除けばいいわけですが、これから打つパットは正確に何メートル(何歩)なのか、歩測してからパッティングをすればいいのです。

距離感の目安として、「歩数に応じた振り幅」を知っておくというのが、パッティングの大基本ですが、実際にグリーン上でしっかり歩測しているというアマチュアゴルファーは多くありません。

もちろん、スロープレーを気にしてという側面もありますが、ボールをマークしてからカップまで歩いていき、戻ってくるくらいの時間はいつでもあるはずです。

ついでに、カップの反対側に回って、ラインをを読んで戻ってくれば一石二鳥です。
プロゴルファーたちは、必ずこの手順を踏んでいます。

カップまでの正確な距離がわかれば、自分がどのくらいのストロークをすればいいかわかりますし、その判断に自信が持てますので、ストローク自体もスムーズになります。

結果、ファーストパットがカップに寄る確率も高くなるのです。

できるだけ小さいところを見て集中力を高める

できるだけ小さいところを見て集中力を高める

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アドレスしたはいいが、なんとなく気持ちが悪くて、モゾモゾとセットアップを微調整して時間をかけてしまうことは、誰にでもあるでしょう。

このような時のパットは、たいてい外してしまうものです。

これは、パットに集中しきれなかった結果です。

誰でも、滅多にないバーディーパットやベストスコアを更新するような大事なパットになれば緊張します。

同伴者と競っている時に、長めのパーパットが残れば、プレッシャーもかかるでしょう。

こうした緊張やプレッシャー、不安、恐怖といったものは、心の「ノイズ」となって、集中力を乱す原因となります。

これを取り除くには、何か小さいものを凝視して、そこに意識を集中するようにしましょう。

例えば、ボールのディンプルのどれか一つをジッと見つめてみるとかです。

それまで緊張や不安といった自分自身に向いていた意識が、ディンプルを見るという行為に移りますので、ノイズが認識されづらくなるのです。

ふと、何も考えていないような状況が訪れ、集中できている自分に気づくことでしょう。

「難しそう」ではなく、「簡単だ」と思い込む

「難しそう」ではなく、「簡単だ」と思い込む

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10センチの短い距離であれば、誰だって何の不安もなくカップインできるはずです。
例え、それが50センチでも同じかもしれません。

ところが、それが1メートルになったら、どうでしょう?

ラインが複雑でなければ、それほど外してしまう距離ではありません。仮に、練習グリーンであれば、割と簡単にポンポン入れているはずです。

にもかかわらず、本番となると、なぜか急に入らないかもしれないという気持ちが沸き上がってきてしまうのではないでしょうか。

パッティングというものは、難しいと思った瞬間に、体が思うようにスムーズに動かなくなり、カップインさせることが難しくなってしまいます。

そのような状況では「難しい」というイメージを「やさしい」に変える作業が必要です。その方法は、カップインさせることよりももっと難しい状況を想像することです。

例えば、わざとカップの淵ギリギリに止めてみる、などがいいかもしれません。それに比べれば、真ん中からカップインさせるほうが、断然簡単だと思えるはずです。

あるいは「自分にはできるんだ」と、自分自身を鼓舞してもいいでしょう。

タイガー・ウッズは微妙な距離のパットを打つときには、「I can make it.」と心の中で呟いているといいます。

パッティングラインは太くイメージする

パッティングラインは太くイメージする

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カップの直径は、ご存知のように108ミリあります。これがどれくらいの大きさかイメージできますか?

プレーしているととても小さく感じることがありますが、実際は日本酒の一升瓶がすっぽり入るほどの大きさがあるのです。

1~2メートルの距離をカップインさせることは微妙かもしれませんが、そこにある一升瓶にボールをぶつけると考えると、なんだか急に簡単に感じてきませんか。

真っすぐなラインならば、実際にボールの転がっていく部分の細い線のイメージではなく、カップの幅の真っすぐな太いラインをイメージするのです。その幅でボールを転がしていけばいいんだと考えると、それほど難しいとは思わなくなるはずです。

同じように曲がるラインの場合であっても、糸のような細いラインをイメージするのではなく、雨どいのような太い溝があるとイメージして、その中をボールが転がっていくんだと考えるといいでしょう。

緊張する本番でのパッティングで、どのようにすれば平常心を保つことができるかご紹介しました。ぜひ試してみてください。
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Nick Jagger

元某ゴルフ雑誌編集長。ゴルフ取材歴30年以上。現在フリーランスのライターとして、単行本、ゴルフコミックの原作など多数執筆中。

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