『禅ゴルフ』に学ぶ「目の前の1打」に集中する方法

雑念を捨て去り、目の前の1打に集中……。

最高のショットを打つために「集中」することが大切だとはわかっていても、どうすれば「目の前の1打」に集中できるのか、具体的な方法は意外とわからないのではないでしょうか?

例えば「集中、集中……」と心の中で唱えていても、本当の意味で集中はできていません。

「フロー」や「ゾーン」と呼ばれる究極の集中状態を作り出すのは簡単ではありませんが、「目の前の1打」であれば、集中するための技術を手に入れることで、そのような集中力が高まった状態を作ることができます。

今回はその「目の前の1打」に集中方法について、『禅ゴルフ』からヒントを得たいと思います。

五感を研ぎ澄ます

五感を研ぎ澄ます

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ゴルフで「集中」していない状態とは、どのような状態を指すのでしょうか?

それは、過去あるいは未来の出来事や結果について「思考」を巡らせている時です。

一方で、「目の前の1打」に集中している時は、五感が研ぎ澄まされ、「現在」「現時点」に意識が向いている状態です。

つまり、「現在」に集中するためには「五感」=「感覚認識」が意識を独占している状況を作り出せばいいのです。

「感覚認識」(五感)の対象は「現時点」であり、「思考」の対象は「過去」もしくは「未来」です。

「思考」と「感覚認識」(五感)が共存することは不可能ですから、「現時点」に焦点を絞って「感覚認識」(五感)に集中することができれば、過去や未来に関する雑念が心に入り込む余地はなくなります。

試しに、10秒程使ってその効果を確認してみましょう。その方法のひとつをご紹介しますので実際にやってみてください。

「耳」を済ませて、自分の周りにどのような「音」がしているか、何種類の音を聞き取れたかカウントしてみましょう。

例えば電車内でこの記事を読んでいる人は、電車が走る音以外に、笑い声や難しい会話、窓の外で聞こえる踏切音など、集中すればするほど、いろいろな「音」に気づくことができると思います。

そのような感じで、10秒ほどで何種類の音が見つけられたかカウントしてから読み進めてください。

10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、0……。

さて、みなさんは何種類の「音」を見つけることができましたか?

……と質問したいところですが、ここで重要なのは何種類の「音」を見つけられたかではありません。

おそらく、「音」を探すことに集中していた10秒間は、過去や未来について思考を巡らせることはなかったはずです(何か考え事をしながら「音」を探していた場合、それほど多くの「音」は見つけなかったでしょう)。

「目の前の1打」に集中するには、「五感」を研ぎ澄まし、「現時点」にのみ意識を向けることがひとつのヒントになります。

「視覚」「聴覚」「触覚」をフル活用しショットをイメージする

「視覚」「聴覚」「触覚」をフル活用しショットをイメージする

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最高のショットを打つためには、「視覚的」「聴覚的」「筋感覚」(ショットを打った際に受ける体の感覚:触覚)的なイメージを、できる限り鮮やかにイメージすることが大切です。

具体的にイメージすることができれば、それを実現させるためにより効果的な指示を体に送ることができます。

できれば、ターフが飛び芝の匂いまでイメージしたいところです。

この時、飛ばしたくない場所、OB、バンカー、池が気になり、そのイメージが頭に残っているうちは、アドレスに入ってはいけません。

「避けたい」と願うイメージは、的確に私たちの体へメッセージを送り、体は指示通りにイメージされたハザードへとボールを運ぼうとしてくれます。

またこの時大切なことは、「とりあえず」打ってみたり、ふたつの選択肢に迷いながら打ってはいけないということです。

アドレスに入った時、何となくしっくりこない時があると思います。

何かが正しく行われていないことはわかっているけど(正しい方向を向けていない、正しいクラブを選択できていない、ボールとの距離が近過ぎる or 遠過ぎる等)、それを強いて直そうとしないでショットを打ってはいけません。

心の中に相対するふたつの曲面が生じた状態では、最高のショットを打つことはできず、たいていはその1打について打ち終わった後に後悔することになります。

このような場合、意識し考えることによって緻密な計算を練ろうとする心と、体の動きをコントロールする本脳的な心でのアンマッチが発生しています。

頭で考えていることと、体が動こうとしていることに不一致が生じている状況です。

ひとつのプランに徹することができるようなって初めて、アドレスに入るようにしましょう。

結果を受け入れる勇気を持つ

結果を受け入れる勇気を持つ

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もうひとつ「目の前の1打」に集中する上で大切なことは、あらゆる「結果」をあらかじめ受け入れる心を持つことです。

たとえば、最高のライから短いセカンドショットを打つ場合であっても、ピン手前に深いバンカーがあれば、タップインでバーディーを取れる可能性がある一方で、バンカーに捕まって素ダボ(ダブルボギー)を叩くリスクがあることを当然のこととして受け入れておかなければなりません。

その上で、最高のスイングをするように努め、結果には謙虚に対応することが必要です。

すべての選択肢を吟味し、最小のリスクで最大限の効果を上げる戦略を立てましょう。

そして決心したそのショットは、過去に何度も成功したショットであることを再認識し、五感を総動員してショットのイメージを高めていきます。

最後に、信念を持ったショットは、必ずいい結果を出してくれると信じてアドレスに入りましょう!!

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Yanagi@TPIトレーナー&ドラコンプロ

TPI認定トレーナー兼JPDA(日本ドラコンプロ協会)所属のドラコンプロです。 168cm(60kg)とドラコンプロとしては小柄ですが、ドライバーの飛距離は300ydを超えています。 身体の使い方、クラブの使い方を工夫するだけで、飛距離は簡単に伸びます!! TPIのメソッドやドラコンプロとしての知識や経験を活かし、フィジカルやメンタルのコントロール方法に関して、専門的な知識を噛み砕きながら、能力をフルに発揮するための豆知識をお伝えしたいと思っています。 Twitter("Yanagi"で検索! https://twitter.com/Out_Drive300)やブログでも情報発ししていますので、気になる事があればお気軽にお問い合わせください! https://drive4show.org/

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