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ライフスタイル

Yanagi@TPIトレーナー&ドラコンプロ

ベストスコアを更新するメンタル術!〜練習編〜

ゴルファーたるもの、ベストスコア更新を目指して日々練習に励んでいると思います。

しかし、ゴルフがある程度上達してくると、100の壁、90の壁、80の壁にそれぞれ阻まれ、スコア更新が停滞する時期を誰もが経験していると思いますが、果たしてこれは技術不足、練習不足によるものなのでしょうか?

みなさん、一度はバーディーやパーを取ったことがありますよね? そのプレーがひとつのラウンドに集中すれば、ビックリするスコアが出るはずです。

つまり、パープレーするためのショットが打てない訳ではないはずです。

コースマネジメントができていなければ当然スコアは乱れることはありますが、それでもハマればビックスコアも出るはずです。

それでは、何がパープレーを阻むのか……? それは「心の在り方」です。

そこで今回は、『インナーゴルフ』『ビジョン54』『禅ゴルフ』といった、ゴルフのメンタルコントロールに関する源流となる本をそれぞれ読んで見つけた、共通して説かれていることについてまとめました!

みなさんのゴルフライフの質を高めてくれるエッセンスだと思うので、「心の在り方」や考え方、ゴルフとの向き合い方にについて、考えるきっかけになれば幸いです。

「自己不信」を克服し「自信」を積み上げる

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ゴルフの練習には、いくつか種類があります。

それぞれ、目的に合わせた内容で一貫性を持って練習することが大切です。

そしてその中で「自己不信」ではなく「自信」を積み上げる考え方を取り入れて練習しましょう。

1.ラウンド前のウォーミングアップ
新しいことに挑戦するのではなく、筋肉を温めて、集中力と自信を高めるために行います。練習ラウンドではない限り、ウォーミングアップはウォーミングアップのためだけに行います。

苦手なロングアイアンの打ち込み、難しいライからのアプローチ、複雑なラインのパター練習はすべきではありません。

特にパターに関しては、入れごろ外しごろの距離を練習するのではなく、50センチ程度の距離を連続してカップインする練習で「自信」を高めることが大切です。

2.メンテナンス練習
これは現状のスイングやパフォーマンスを維持する練習です。自分の悪いクセを見つめ、求めるスイングに近づける練習です。

この時は、「練習の目的」を明確にすることが大切です。テンポを整える練習なのか、バランスの取れたスイングを目指しているのか、距離のコントロールを目的としているのか等、目標を明確にして練習しましょう。

トラック1台分のボールを打てなどと言われたことがあるかもしれませんが、目的が不明確ではいけません。

3.ステップアップ練習
未来に向けての準備をする練習です。新しいショットを覚え、柔軟性、強さに磨きをかけて次のステージに上がるための練習です。

または、次のラウンドを意識した特別な練習として、ノックダウンショットをしたりなど新しい技術を身に付けるすることもこの練習にあたります。

この練習では「心の在り方」が特に重要になってきます。

「自信」を積み上げるポイント

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「◯◯をやってはいけない」という考えがミスを呼び、「◯◯をやるべきだ」という考えが、本能的な感覚や、本来備わっているはずの順応性を阻害します。

ステップアップの練習中に「should(すべきこと)」に捉われてしまうと、それができないことで自信を喪失してしまいます。

自己不信を積み重ねてしまうことは得策ではありません。

ステップアップの練習では「should(すべきこと)」ではなく「is(今どうあるか)」に感覚を研ぎ澄まします。

アウトサイドインの軌道からインサイドアウトの軌道へ変化させたい時は、「もっと内側から降らなければならない」と考えるのではなく、「今のショットはオンプレーンより何度くらい外から入ったのか? 内から入ったのか?」という形で、感性を同時に磨いていきます。

私たちはついつい、「完璧なスイング」という幻を追い求めて、道に迷い込んでしまいます。

しかし、スイングの形はプレーヤーの数だけあり、「完璧」=「完全無欠」というスイングなどというものはあり得ません。

私たちにとっての「完璧」なスイングとは、その日に私たちができる最高のスイングと考える必要があります。

今後はさらに練習し、研究し、磨き上げることによって良くはなっていくスイングであったとしても、現時点で私たちができる最高のスイングをしたと考えることが大切です。

プラス評価を忘れない

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私たちゴルファーはみな、あまりにも頻繁に自分のマイナス面を誇張し、プラス面を過小評価する傾向があります。

最高のプレーをするために求められる精神力は、練習の時から鍛錬する必要があります。

言っているうちにますます落ち込んで自己不信に陥るような独り言、自問自答のクセをなくすには、自己批判の習慣を捨てプラス面を評価するよう心がけましょう。

もし、自分を批判するような考えが多く、本気で治したいと考えている方には、以下の習慣をお勧めします。

練習中、ラウンド中に「自己批判をした回数をカウントする」というとても簡単な方法です。

カウントするだけで、そのクセを治そうと考える必要はありません。

この習慣を取り入れ始めたタイミングでは、30分の練習時間で「50回」ネガティブな自問自答をするかもしれません。

しかし、この「カウントする」(分析したり反省する必要はありません)習慣を取り入れるだけで、自然とその回数は減っていきます。

だまされたと思ってやってみてください!!

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