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TeruさんGolf
80台から考えることで理解する、ゴルフ上達の難しさ!
世間一般的によく聞くことかと思いますが、100切りを果たすとある程度ゴルフは上手いもの、とされています。
確かにゴルフを初めてまず目指すスコアは100を切る、ということになるでしょう。
しかし、100を切ってから90を切るというのはもう圧倒的にその難易度は異なります。
つまり、80台というのは本当にゴルフが上手な人しかたどり着けない境地だと言うことができるのです。
しかし、120が平均スコアという方がいたとして、その人が100を切るには20打減らす必要がありますよね?
一方、100から90切りだと10しかスコアが違いません。
こう考えるとそこまで難易度は高くないのでは? とも感じかねないでしょう。
今回は80台の難易度を考えることで、ゴルフというスポーツの難しさに迫ってみましょう。
100切りと90切りの大きな差
まずは100というスコアを形成するにはどれくらいのペースでパー72のコースを回ればいいのか、ということから考えてみましょう。
パー72ということはハーフ36ということになりますから、49、50のスコアで回ることができれば100を切れるということになりますよね。
つまり、+13と+14ですから、ハーフでボギーが5回、ダボ(ダブルボギー)が4回をハーフで回れれば+13のハーフ49、トータル98で100を切れていることになります。
どこかでパーを出すことができれば100切りのハードルというのはグッと下がりますよね。
ゴルフをプレーされている方であればある意味この難しさと簡単さはそれぞれ理解できると思いますが、極端な話、OBさえ出さなければそこまで高い難易度ではありません。
反対に言えば、ある程度ショットが安定すれば100は十分に切ることができると言えるでしょう。
そう考えれば100切りというのは初心者と中級者のちょうど間と考えることができますから、世間一般で言う指針には沿った考え方なのかもしれません。
しかし、90切りとなるとハードルは恐ろしく上がります。
90ということは+18ということですから、全ホールボギーでも90は切れません。最低でもパーが1つ絡んでいないといけないのです(バーディがない場合)。
こうなると、最低でもボギーオンしないと90切りのペースが崩れるということになるのです。
ダボが許されないというゴルフは、プレッシャーがまったく異なります。これだけでも100と90の壁の高さの違いがわかるのではないでしょうか?
90というスコアはゴルフをシビアにする
100切りくらいであれば、ある程度その場しのぎでゴルフをしていてもスコアがついてくるのですが、80台を目指すとなると、途端にゴルフはシビアになります。
というのも、最低でもすべてボギーということであればパー3では確実にパーを拾えるところにつけたいですよね。
となると、1オンして2パットというのが最もパーを拾いやすいホールになりますし、パー5だと確実なショットでパーオンし、2パットでパーを拾うという形が理想になります。
つまり、初心者ゴルファーが苦手とするホールでパーが欲しくなるということです。
逆に、ミドル(パー4)が最もスコアが作りづらくなるホールということになります。
ミドルについては最低でもボギーオン、2パットのボギーを狙っていくことになります。
この辺りのスコアになってくるとゴルフの楽しみ方が変わり、「今のショットは飛んだねー」などといったことは不要になってくるというのも特徴的と言えるかもしれません。
ミドルはティーショットを確実にコース内に残し、セカンドで最低でもグリーン付近にボールを置く、もし2オンすれば2パットでパーを狙い、乗らなくてもアプローチで寄せて、運が良ければパー、最低でもボギーを取る。
ショート(パー3)やロング(パー5)は確実にパーを拾いにいき、無理にバーディを狙って3パットにならないようにする。
このように淡々とプレーしていくことになりますね。
これが本来のゴルフの楽しさ
よく100を切ってスコアを追い過ぎるとゴルフが面白くなくなる、ということを聞きます。
大味なゴルフだから1日にいろいろな笑いがあって、楽しくプレーできるのだ、と。
しかし、ゴルフはスコアで競うスポーツなわけです。
当然ワイワイする楽しみ方があってもいいと思いますが、本来の楽しみ方という点から考えると、スコアを良くするということが何よりもゴルフを楽しめているということになるのではないでしょうか。
スコアを良くしようとすると、毎度ドライバーで打てる訳ではありません。
確実にホールに置いていくのであればショートアイアンでティーショットを打たなければいけないというケースも出てくるでしょう。
しかし、そういったクラブ選択ができるようになるのも自分の技術が向上しているからです。
何で打っても自信がないのであればドライバーでずっと打っていればいいのです。
こういった自分の進歩に気付けたり、様々な誘惑やミスを自分の判断で断ち切り、その日のスコアを良くすることでその達成感に浸る、というのがゴルフというスポーツ本来の喜びでもあるのです。
皆さんも100切りでゴルフに満足するのではなく、さらに向上心を持ってプレーしてみてはいかがでしょうか。