残り50ヤードのバンカーショットは攻守の切り替えが大切!

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フェアウェイバンカーでも、残り50~60ヤードはかなり中途半端な距離。

クラブ選択や力の加減が難しく、上級者でもけっしてやさしいシチュエーションではありません。

なにがなんでもグリーンに乗せる! と意気込むのは蛮勇。攻めるのは大切ですが、状況次第では守ることも考えましょう。

サンドウェッジにこだわらずピッチングウェッジや9番アイアンで攻める!

サンドウェッジにこだわらずピッチングウェッジや9番アイアンで攻める!

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残り50〜60ヤードのフェアウェイバンカーからグリーンに乗せる打ち方はいろいろあります。

たとえばピッチングウェッジ(PW)や9番アイアンを使う方法。

基本的な打ち方はサンドウェッジ(SW)と変わりありません。

足場を固め、ボールをやや左に置きます。クラブのフェースは若干開いて、グリーン方向に合わせます。

足場を固めた分、グリップは短めに。あとはボール手前からソールを砂に当てる感覚で振り抜きましょう。

エクスプロージョンを利用するので、50〜60ヤードの場合は70〜80ヤードを打つぐらいの力加減が必要。

フェースを開いたことでソールにバウンス角が生まれるため、PWや9番アイアンでもソールが滑って脱出確実になります。

他にSWやアプローチウェッジ(AW)でクリーンに打つという方法もありますが、プロでもかなり難しいので、初心者やアベレージゴルファーにはあまりおすすめできません。

でも、「バンカーはとにかくSW!」という人はぜひ挑戦してください。

ただしこれらの打ち方、あくまでボールのライが良く、比較的足場がフラットな状況という条件付きです。

攻める前にボールのライや砂質を確認する

攻める前にボールのライや砂質を確認する

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残り50〜60ヤードのフェアウェイバンカーといっても、その形状はさまざま。

砂質だってコースによって変わるし、同じコースであっても天候によって変化します。

その変化に対応せず『とにかく乗せる!』とクラブをぶん回せば、その日のゴルフは終わり。帰路、自己嫌悪に陥るのが関の山です。

まずはボールの状況を確認しましょう。上手く転がってフラットなライであれば問題ありません。迷わずチャレンジしてください。

しかし、フェアウェイバンカーも、ガードバンカーほどではないにせよ、基本的にはすり鉢状です。

ボールのライによってはアゴの高さをクリアできない場合もあります。とくに前足下がりはトップしやすいので要注意。

砂質も確認しましょう。コースによっては表面だけにチョロッと砂があって、その下がベアグランド並に固いところがあります。

また、それほど極端でなくても前日に雨が降っていた場合など、砂がかなり重くなっています。

砂質は足場を固める時にだいたいわかりますね。

固い場合にフェースを開くとソールのバウンスが跳ねてトップボールになります。

従ってSWは使わずPWや9番アイアンを使い、クリーンに打つほうがグリーンに乗る確率を高められます。

砂質は固いけれどクリーンに打つ自信がない、という人はパターを使ってください。フェアウェイバンカーは比較的アゴが低いので、強めに打てばラフやフェアウェイへ脱出できます。

ピンの誘惑から目を背ける勇気

ピンの誘惑から目を背ける勇気

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『残り50〜60ヤードのフェアウェイバンカーなんてあんまりないでしょ?』と思っている人もいるはず。

いえいえ、意外にあるのです。

たとえばパー5。

距離が比較的短いホールであれば2オンも可能。しかし、サービスホールでなければ必ずチャレンジに対するリスクが潜んでいます。

そのひとつが残り50〜60ヤードのフェアウェイバンカーですね。

ショートカットできるパー4などに設置されていることもあります。

そして、厄介なのは残り50〜60ヤードのバンカーショットを設置してあるホールは必ずガードバンカーもしっかり設けてあること。

視覚的なプレッシャーを与えるだけでなく、物理的にもわずかのミスがバンカー to バンカーにつながりやすくなります。

そうなった時の状況は大概、フェアウェイバンカーのライよりも悪くなっているのが法則。

ガードバンカー越しに揺れているピンフラッグは「攻めろ!」と誘っています。しかし失敗すれば大叩き確実。

ボールのライ次第では、誘惑から目を背ける守る勇気も必要です。

次のアプローチで攻めるための安全策

次のアプローチで攻めるための安全策

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守る、とはフェアウェイバンカーから出すだけのことではありません。

単に出すだけであれば、むしろ積極的にチャレンジしたほうが好結果を招く確率が高くなりますし、気分的にも攻めたことによる満足感が得られるはず。

安全を優先して守るのであれば、落とし所をきちんと定めましょう。目標は、比較的簡単なアプローチショットでピンに寄りやすいポジション。

その1打のために、予め周囲の状況やグリーンの傾斜を確認しておくことが大切です。

たとえば同じフェアウェイでも、グリーンに向かって左足上がりになるよりフラット気味なほうが打ちやすくなります。近けりゃいい、というものでもないのです。

ピン位置が手前だったらチップショットやロブショット、グリーン奥だったらピッチエンドランなど、次のショットのイメージも持てるでしょう。

攻めはつねに第一の選択肢。しかし、守りという第二の選択肢の中にも攻めの姿勢を忘れないでください。

これ、残り50〜60ヤードのフェアウェイバンカーに限ったことではなく、プレー全体の姿勢であることは、言うまでもありませんね。
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Taddy Bear

大手建設会社の月面都市計画から押入れのカビの取り方まで、あらゆるジャンルの記事を書き続け、気がつけばキャリア30年のライターです。 ゴルフ関連ではプロから著名人、アマチュアまで幅広い人物のインタビューを中心に執筆していました。仕事での関わりは長くても、ゴルフの楽しみはまだまだ入り口しか知りません。 皆様と一緒に楽しめる記事を書きたいと思っています。 なお、Kindleにて短編集「アームチェア・ゴルファーの優雅な午睡」などを出版しています。 https://twitter.com/TaddyBe67848124

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SRIXON ZX201007-1107
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