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ゴルフクラブ

Quattro

【試打レビュー】TOUR B X ボールを打ってみた!(2020年モデル)

本日はブリヂストンの新作ボール、TOUR BシリーズのXのほうの試打レビューを書いてみたいと思います。

ボール選びの大切さ

みなさんこんにちは。ライターのQuattroです。

徐々に気温も上がってきて、日中は過ごしやすい気候になってきましたね。

東京では桜もきれいに咲き始め、いよいよゴルフシーズン本番といったところでしょうか。

ゴルフの道具選びにおいて、ボール選びは実は非常に重要です。

かのタイガー・ウッズは「ボールが決まらなければクラブを決められない」とまで言うほど、ボール選びには強いこだわりを持っています。

そんなタイガーが使用契約したブリヂストンのTOUR Bシリーズ。

タイガーや“マッドサイエンティスト”と呼ばれるブライソン・デシャンボーが選ぶだけあって、前作から非常に評価の高かったTOUR Bシリーズ。

実際のところどんな特徴があるのでしょうか?

メーカーさんが言うには…

まずはメーカさんのセールスポイントについて軽くご紹介しておきましょう。

今回のTOUR Bシリーズのキャッチフレーズは「初速で飛ばす、初速で止める」。

これはブリヂストンさんの新しいテクノロジーである「スピードコントロール・テクノロジー」をアピールしているフレーズです。

ドライバーなどのインパクト衝撃が大きいクラブでのショットでは高初速で大きな飛距離を生み出し、アプローチなどのインパクト衝撃が小さいクラブでのショットでは初速を抑えてボールを止めるというコンセプトなわけです。

今まで「高初速」を前面に押し出すメーカーはいくつもありましたが、「低初速」っていうワードを使っているメーカーはあまり見たことがありません。

もしかしたらこれが今回のキーワードになるのかも……?

飛距離重視の「X」とスピン重視の「XS」がありますが、今回のレビューはXのほう。

私自身が旧モデルのTOUR B Xユーザーでありましたので、前作との比較を中心に各番手でのフィーリング・結果の違い等を以下詳しく綴って参ります!

ドライバーショットにおける特性

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まずはドライバーショットに関して。

前作同様、芯を感じる打ち応えのある打感はそのままに、フェース乗りが非常によく、球を押していくような感覚を得ることができました。

打ち出しは少し高め。風に負けないロースピンな弾道で飛んでいくような感じで、左右ブレも少なめですね。

弾き感のある感触ではないため、ティーグラウンドで「これは行っただろぉー」という感覚があるわけではありませんが、セカンド地点に行ってみると「あれ? 結構前行ってるじゃん」という感じですね。

ただ正直なところ、前作との飛距離性能の差は私のヘッドスピードでは感じることはできませんでした。

もちろん気象条件や私の腕前条件も異なりますので(笑)、あくまでも飛距離は参考程度に……。

アイアンショットにおける特性

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続いてはアイアンショットに関してです。

打感に関してはドライバーショットと同じく、芯のあるしっかりした打感。

アイアンショットにおいても弾道は少々高めで、少しこすったなぁというような当たりでもねじれずに飛んでいってくれます。

何よりいいなぁと思ったのは、球が頂点で一回“止まる”ような感じがするんですよ。なんでこうなるのかはイマイチわからないのですが、スピン量の出方が要因なのかぁーなんて思っています。

この現象に関しては人によって好みが分かれるところではあります。

ズドーンと前に行ってくれたほうが飛んでる感じがしていいという方には合わないでしょうし、グリーンにソフトにタッチしてくれる感じがしていいという方にはめちゃくちゃ安心感を持って見ていられる球筋なんじゃないかと思います。

ちなみに筆者にとっては大好物な飛びざまでした(笑)。

アプローチ・パットについて

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さて、最後はアプローチ・パットについて。

個人的には今回のTOUR B Xの最大の特徴、前作との最大の差はここに出ているのではないかなと思います。

ウェッジで15ヤードぐらいのアプローチをしてみると、とにかく打感が柔らかい!

フェース乗りが前作の1.5倍ぐらい長いんじゃないかってぐらい柔らかい(あくまで筆者の体感です笑)。

このフェース乗りの長さに伴って非常によくスピンが入ります。飛距離重視のXのほうでさえこんなにスピンが入るのに、XSってどんだけスピン入るんだろう……。

やっぱりタイガーってボールにめちゃくちゃスピン性能求めてるんでしょうねー。

そして「初速で止める」っていうのが今回のキーワードであったわけなのですが、実際に球がゆっくり飛んでいくような感覚が本当にあります。

低初速っていうのももちろんなんですけど、スピンがきれいに縦に入っていることによって、見た目にはボール初速以上にゆっくりに見えているのではないかと思ったり……。

なんにしても、寄せる・止めることが目的であるアプローチにおいてこの特性は非常に好感触です。

パットに関しても打感はもちろん超ソフト。そしてパットでより際立って感じるのが何と言っても打音の静かさ。

文字で表すのが非常に難しいのですが、最小限の「……コツッ」っていう音しか出ません。

タイガーはパット時の打音には非常に敏感で、打音が小さいほうが怖がらずにしっかりヒットしていけるというフィーリングを持っています。

そういう意味でも今回のTOUR Bシリーズはタイガーの意見がふんだんに取り入れられていることが伺えますね。

まとめ

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さて、今回の試打のまとめです。

新TOUR B Xですが、飛距離性能・スピン性能のトータルバランスが非常に優れたツアーボールであると言えると思います。

タイガー使用球は「XS」のほうですが、タイガーの意見がかなり多く取り入れられたボールでありますので、いわゆるデータを取った時の数値面以上にフィーリング面での進化を大きく感じました。

前作のTOUR Bシリーズもタイガーのマスターズ優勝によってバカ売れしたようですが、今作もヒットが期待できるハイクオリティーなボールだと思います!

皆さんぜひお試しあれ!