わたしのゴルフ履歴書〜Vol.20〜株式会社AppBankStore 宮下泰明代表取締役社長

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ゴルフ好きな経営者のゴルフライフを覗く企画「わたしのゴルフ履歴書」第20弾。

インタビュアーは、へたっぴゴルフ研究所の所長Da-Birdです!

今回は、Da-Birdの個人的なお友達ということで飛び入り参加していただきました、株式会社AppBankStoreの宮下泰明代表取締役社長です!

宮下泰明(ミヤシタヤスアキ)さんはこんな人!

宮下泰明(ミヤシタヤスアキ)さんはこんな人!
宮下泰明さんは石川県出身でAppBank株式会社の取締役、子会社である株式会社AppBankStoreの代表取締役社長。

AppBank株式会社の代表取締役CEOであり、大人気YouTuberでもある「マックスむらい(村井智建さん)」と学生時代からの大親友で、共同でAppBankを立ち上げました。

そんな時代の寵児とも言える宮下さんですが……実は俺っちDa-Birdが運営するYouTubeのゴルフチャンネル「へたっぴゴルフ研究所」の所員でもあるのです。

そんなわけで、宮下さんは偉い社長さんといえども、俺っちにとっては子分みたいなものなのです(暴言)。

果たして、どんな面白い話が聞けるのでしょうか?

AppBankってどんな会社?

AppBankってどんな会社?
――まず、AppBankの説明をお願いします。

もともと「GT-Agency」っていうマックスむらいさんが設立した会社だったんですけど、2008年にそこで僕が「AppBank.net」というサイトを作ったのが始まりです。

iPhoneのアプリを紹介したり、YouTuberのマックスむらいさんを輩出したりしていました。

また、小売りの店舗「AppBankStore」という子会社を展開していて……スマホのケースとか小物を売っています。

僕は2020年の3月にAppBankの取締役を降りるので……現在はAppBankStoreの社長をやっています。

――AppBankには俺っちも大変お世話になりました。

Da-Birdって(マックス)むらいさんのファンなんでしょ?

――そりゃあもう! パズドラ(スマホゲーム「パズルアンドドラゴンズ」のこと)黎明期からマックスむらいは俺っちのバイブルですよ!

青春だったんですね。それはよかったです(笑)。

ゴルフに出会ったきっかけは?

ゴルフに出会ったきっかけは?
――そんな宮下さんですが、ゴルフとはどのようにして出会ったのでしょう?

19歳から21歳まで、キャディのバイトをしていたんですよ。

その時に「面白そうだな」って思って球を打ってみたんですけど……クラブを振り過ぎて肺に穴が開いて気胸になっちゃったんですよ。

――え、クラブ振って肺に穴が開いたんですか?

ビュンビュン振ったせいで肺が擦れちゃって……。

――そんなことあるんですね(笑)。

その時に一回やめちゃったんです。

でも、ゴルフ場にいるおじさんたちと付き合えるのはすごく楽しかったです。社会と関わっていると言うか。

――19歳やそこいらで、おじさんと話したり、社会と関わることが楽しいってすごいですね(笑)。俺っちもう30歳超えてるけど、そうは思えない。

Da-Birdは自分のこと大好きだもんね(笑)。

で……老夫婦のお客さんが2人でマイペースでラウンドしているのを見たりすると、「結婚したら一緒にゴルフしたいなぁ」とか「車を持ったらゴルフまた始めたいなぁ」と思うようになりました。

それから十数年……AppBankが上場して、ちょっとお金ができたので車を購入して、「ゴルフをもう一回始めよう」ってなりました。

ちょうどその時、妹(三枝こころさん)がYouTubeのゴルフチャンネルを始めたいって言い出して、タイミングが重なったんです。

※三枝こころさん:宮下さんの実の妹であり、ファッションモデル。

――なるほど、「リンゴルフ」の誕生というわけですね。

ゴルフYouTubeチャンネルの先駆け「リンゴルフ」

ゴルフYouTubeチャンネルの先駆け「リンゴルフ」
始める前からなんとなく分かっていたんですけど……ゴルフ業界って「上手い人、年上が教えて」「下手な人、年下が教わる」っていう2つのベクトルが存在していて、それが義務になっているんですね。

――このルールから外れることは許されないわけですね?

そう! この図式以外ゴルフじゃないの、絶対。なので、会ったことも見たこともない新参者が結果を出すと嫌われちゃうんですよ。

――大御所の管理下で成果を出さないといけないんですね。

それは最初から分かっていたから、「リンゴルフ」を始めるにあたって、いろいろなメーカーさんやゴルフ場さんに100件以上電話やメールをして挨拶しました。Gridgeさんにも挨拶にいきましたよ(笑)。

それで、数字が出た後も「頑張ってます!」って報告するんです。

すると、だんだん「俺、あいつ知ってるから」みたいに言ってもらえるようになる。

これがないとダメなんですよ。

最初はどこのゴルフ場も撮影させてくれてなくて……なので、太平洋クラブさんに営業に行って撮影させてもらって、川奈(ホテルゴルフコース)や戸塚(カントリー倶楽部)も紹介してもらって。

――そうなると他のゴルフ場さんも「あのゴルフ場が認めてるってことは……」ってなるわけですね。

そうなんです。なので最初はなるべく多くの人に会って、紹介ベースで事が運ぶように動きました。

「宮下のことは知ってる」から始まるように頑張りましたね。

――そういった姿勢は俺っちも見習わなければいけませんね。

Da-Birdは好き勝手にやるスタンスでいいんじゃない(笑)。

で、その活動が結実したのが去年の日本女子オープンの時。

NHKさんとJGAさんの協力で指定練習日に渋野日向子選手や畑岡奈紗選手を見られたり、撮影した内容をすぐに公開させてもらうことができました。

「リンゴルフ」として頑張ってきたことや、いろいろな人に協力してもらってきたことの結果が出たと思いました。

ゴルフのどんなところが好きですか?

ゴルフのどんなところが好きですか?
Da-Birdは否定するけど、僕、スコアに興味ないんですよ(笑)。

スコアが嫌いってわけではないんですけど、スコアの良し悪しは僕にとって重みがないんですね。ゴルフをプレーしているだけで楽しいんです。

この例えで伝わるか分かりませんけど……セントアンドリュースでプレーするとしたら、スコアとか数えたくなくないですか?

――あぁ……なんとなく分かります。スコアじゃなくてそのゴルフ場そのものを満喫しろと。

そうそう。スコアカード破り捨ててプレーしたくなりますよね。

隅から隅まで景色も楽しんで、ラフにも入れてみて……ボール3つくらい使ってプレーしたいくらいです。

そんな感じで、いろいろと発見したり、感じたり、考えさせられることが多いのがゴルフの好きなところです。

――理解はできます。共感はできないけど(笑)。

あと、練習しながら自分の身体の動きや、クラブの動きを試行錯誤するのが好きです!

ゴルフってまったく上手くいかないじゃないですか? やればやるほど下手になるし。そういうところが楽しいですね。

――ここで一石投じたいんですけど、宮下さんは「スコアに興味ない」とか「100切れない」とか言っていますけど、本当は上手いのに、なんで下手なフリをするんですか?

いやいや本気でやってるから!!

――ゴルファーって背伸びする人が多くて、下手なのに上手いフリする印象なんです。そんな中でワザと下手なフリをする宮下さんは希少ですよ。

フリしてないから! 本気でやってるから!!

ゴルフはビジネスに活きますか?

ゴルフはビジネスに活きますか?
――ところで「ゴルフ」の仕事をしていた人に聞くのも変ですけど、ゴルフはビジネスに活かされていますか?

一番はやっぱり「知り合いが増える」ってことですよね。

――やっぱり人脈に関することですね。

それに加えて、ゴルフをすると一緒に過ごす時間が長いので、勝手に仲良くなるってことですかね。

やっぱり、人に好かれる秘訣は「相手と会う回数×時間」なので。これはプライベートの交友関係でも、YouTubeでも同じ。

――心理学用語で言うところの単純接触効果ですね?

そうそう。仮に一言も会話がなかったとしても、10回くらい一緒にゴルフに行けばめっちゃ仲良くなるもん。

あとは……これはデメリットでもあるんですけど、ゴルフをやっている人はゴルフにハマっちゃって好き過ぎる人が多い。悪く言うとオタク。

ゴルフにのめり込み過ぎて、ビジネスにならなくなるくらい理性が働いていない人が多い気がします。

――良くも悪くも、ゴルフは麻薬ですね(笑)。

一番好きなゴルフ場は?

一番好きなゴルフ場は?

楽天ゴルフ

――やっぱり宮下さんともなれば、いろいろなゴルフ場に行く機会があると思うんですけど……今まで一番良かったゴルフ場はどこですか?

一番はノースカントリー(即答)。

※ザ・ノースカントリーゴルフクラブ:男子ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」が開催される北海道のゴルフ場。

ノースは最高です! なにその「アルカディア」って言えって空気(笑)。

※日本長江ゴルフクラブ(旧アルカディアゴルフクラブ):宮下さんとDa-Birdがよく遊んでいる千葉県の格安ゴルフ場。

――……別に(笑)。

アルカディアは二番目か三番目に好きですね。

――ザ・ノースカントリーゴルフクラブのどこが好きなんですか?

インコースは「ザ・北海道」って感じできれいな林間コースなんですよ。なのに、アウトコースはリンクス的な雰囲気で、広いんですけどラフがとても長くて大変。ラフに入るとキャディさんが「探さなくていいですよ」って言ってくるくらい(笑)。

全体的にはフラットなコースだけど、ホールごとの高低差があったり、アンジュレーションもしっかりしていて考えさせられる。そういうコースが大好きなんですよ。

――インとアウトで様相が変わるゴルフ場って面白いですよね!

尊敬するゴルファーは韓国のレジェンド!

尊敬するゴルファーは韓国のレジェンド!

getty

――尊敬するゴルファーはいますか?

申ジエ選手(即答)。

――俺っちじゃないんかい!

Da-Birdも近いところあるんだけど……。

――ほんまですか(笑)。

Da-Birdってカメラ回っていたりDa-Birdとして演じる時ってしっかり切り替えるじゃないですか? 申ジエ選手もオンとオフを徹底していて、スイッチが入った時の切り替わりがすごいんですよ。

あと、実際に姿を見た時……神々しかったです。

僕、人にオーラがあるって信じてなかったんですけど……申ジエ選手はとてつもないオーラを放っていました。後光が差していたもん(笑)。

――宮下さんがそこまで言う人がいるなんて、意外でした。

「なぜ申ジエ選手を尊敬するのですか?」って聞かれても答えられない。存在自体が神だから。

スイングを真似したり研究したいとも思わない。そんなのおこがましい。

――神は研究対象になり得ないと(笑)。

ゴルフ業界を活性化するための秘策はありますか?

ゴルフ業界を活性化するための秘策はありますか?

getty

――さて、皆さんにお伺いしているのですが、現在ゴルフ業界は少し元気がなくなってきています。そんなゴルフ業界を元気にする腹案はありますか?

さっきも話しましたが、ゴルフ業界というのは「正しいか正しくないか」「ちゃんとしているかいないか」で話す保守的な人たちが管理しているんですよ。

でも、大多数を占めるアマチュアゴルファーはそうじゃないし、みなさんそれを望んでさえいるのだけど、これを推し進めると大多数のアマチュアゴルファーから「ゴルフを続けられなくなってしまう」し、新しいゴルファーもやってこないと感じています。

それに、多くのお金はクラブメーカーの収益を基点として回っていることや、ゴルファーが消費するコンテンツもレッスンものが最も投資対効果が高いことも歪みを加速させていると感じています。

いろいろと感じることはありますが、普通のゴルファーへの見方を変えることで業界は変わるのではないかと感じています。

安易に「アマチュアゴルファーが偉い」とか上下関係を作るのではなく、普通のゴルファーへのスポットライトを強くして、アマチュアゴルファーが主役になれる場所を考えることです。

――実に興味深いです。

これは「リンゴルフ」を始めたころから考えていた構想なんですけど、ゴルフ場を運営したいと思っていたんです。

アマチュアゴルファーがただゴルフを楽しむための場所にしたい。

ゴルファーが一番お金を落とすのはゴルフ場なので、普通のゴルファーにとって、スコアや社交関係だけに留まらない意義を感じることができるゴルフ場を提供することができれば、自然にゴルフ場が潤って良いビジネスが生まれる。

ここまでいけば根本的にゴルフ業界は変わると思いますね。

――これはまさに……「リンゴルフ」の運営者として活動してきた宮下さんならではの視点ですね。

僕ね、もともとアルカディアを買収しようと思っていたんですよ(笑)。

ゴルファーを主役にするという考えの一つの例として、「バンカーに生えてる草を抜く」とか「ホールインワン記念にコース内の邪魔な所に木を植える」とかをみんなでやるんです。文字面をそのまま読むと普通のことですし、そんなことかと思う方は多いと思います。

私はこの普通のことをいま、みんなでやること、共有の仕方次第でゴルフ場が変わると考えています。

これ自体が楽しいんじゃなくて「みんなでやる」ことが楽しくて、ゴルフ場に来てくれるお客さんたちと共有する。


――ゴルフ場の主役をアマチュアゴルファーにするって話、めっちゃ面白かったです!

取材後記

取材後記
さすがにゴルフ業界という荒波でビジネスしているだけあって、話がディープで濃密なインタビューでした。

こんなに笑いっぱなしで1時間話したのは久々です(笑)。

また、宮下さんからは本気でゴルフ業界をなんとかしたい、なんとかできるはず、なんとかするっていう強い意志を感じました。

俺っちがいつも会ってる宮下さんとちょっと雰囲気が違ったなぁ。

「リンゴルフ」チャンネル登録よろしくお願いしますね!

あ、あと「へたっぴゴルフ研究所」も……宮下さんも出ているので……(小声)。

プロフィール

プロフィール
【ゴルフ歴】
20年(実質3年)

【ベストスコア】
83

【クラブセッティング】(2020年3月時点)
1W:MIRAI TINIT DRIVER MODEL-017
FW:TaylorMade BURNER 5番
6I, 7I, 8I, 9I, 46, 52:ONOFF KURO 2017
58: THE WEDGE バウンスマジック
パター: PING シグマ G ANSER

ボール:ブリヂストン ツアーB XS

【愛用ブランド】
ユニクロ
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