「チャー・シュー・メーン」は古い!?ゴルフのリズムは4ビートで!

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「チャー・シュー・メーン!」ってリズム、まだ生きているんでしょうか?

これ、ちばてつやさん作のゴルフ漫画『あした天気になあれ』で一躍有名になった掛け声です。

スイングにおけるリズムの大切さを教えてくれた漫画でもありました。

でも、リズムの必要性はスイングだけではありません。ルーティンから4ビートを取り入れ、リズム感のあるゴルフを目指しましょう。

2ビートは速くなりがち!

2ビートは速くなりがち!

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「チャー」でアドレス。「シュー」でトップ。「メーン」でインパクトからフィニッシュ。

これ、かなり衝撃的でしたね。

実際に取り入れたアマチュアゴルファーも多くいて、ちょっとしたブームになったほど。

連載開始が1981年ですから、もう、およそ40年も前のことです。

「チャー・シュー・メーン!」の掛け声、リズムが3拍なのでタイミングが取りづらいのですが、シューとメーンだけを取れば2拍。

アドレスからトップまでを1拍、トップからフィニッシュまでを1拍にすれば理に適っています。

でも2拍子のリズムはビートが1拍ごとになっているのでどうしてもテンポが早くなりがち。

つまりスイングが慌ただしくなってしまいます。

2ビートの曲に行進曲が多いことでもテンポの速さが分かるでしょう。

たとえば『365歩のマーチ』とか。

ゴルフのリズムに向いているのは2拍子よりも4拍子、4ビートです。

童謡を聞いてリズムを覚える

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4分音符が1小節の中に4つ入っていれば4拍子。

4拍子の最初にビートが与えられていれば4ビートですね。

「イッチ、ニ、サン、シー」のイッチが強くなる感じです。分かりやすく曲で説明しましょう。

たとえば童謡の『てをたたきましょう』。

最近は歌詞を書くだけでも問題が発生する恐れがあるので記載しませんが、ほとんどの人は歌詞と同時にリズムも思い浮かぶはず。

サビの部分、タンタンタンの最初がビート、タンが3回続いて4回目はお休み。

次はタンタンタンタンと4回連続。4拍子になっていますね。

ではアドレスから4ビートで入り、トップ位置とフィニッシュでそれぞれ1小節分となるようにスイングしてみましょう。

リズム、取りやすくなったでしょ?

「チャー・シュー・メーン!」と何が違うのかというと、拍数が伸びた分、ゆったりとしたリズムが取れること、ビートを合図に使えることです。

小節ごとのビートでアドレス、始動、ダウンスイングに入ればスイング全体のリズム感が高まること、間違いなしです。

童謡に限らず、自分の好きな4ビートの曲に合わせればリズムを取るのも楽しくなりますよ。

自分に合った4ビートを!

自分に合った4ビートを!

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4ビート、自分に合ったテンポを選ぶことができます。

音楽用語にはテンポを表す優雅な言葉がありますね。

Lento(レント)はゆるやかに、Andante(アンダンテ)は歩くような速さで、Allegretto(アレグレット)はやや快速に。

とはいえ、有名な曲を演奏するわけじゃなく、クラブを振る、ゴルフをプレーするだけなので、音楽用語に合わせる必要はありません。

そこで利用したいのがヨハン・ネポムク・メルツェル氏が発明したテンポの絶対数値機器、メトロノーム。

音楽室に置いてあった昔懐かしの機械式でも構いませんが、これを練習の度に持ち出すのは大変だし、打席でカチカチ鳴らしていたら他の人の大迷惑ですね。

その点、スマホのメトロノーム・アプリであれば持ち運びが便利、ワイヤレスイヤホンを使えば回りを気にする必要もありません。

デジタルだから機械式のように劣化する心配がないのもメリット。無料板でも十分役に立ちますし、拍子もテンポの速さも変えられます。

アプリによって若干の違いはありますが、ほとんどがテンポを数値化しているので、自分にぴったりのテンポを探しやすくなっています。

ちなみにこの数値、『M.M.=』で表されている場合があります。

100となっていたら、それは1分間に100拍という意味。

M.M.は『メルチェルのメトロノーム』の略称です。

トップ位置までの振り上げが速い人はM.M.=140〜150ぐらい。

自分でも速いな、と感じていたら、M.M.=100〜110ぐらいを目安にすると、ゆったりとしたスイングができます。

Rock'n'Roll a go! go!

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4ビートのリズム、スイングだけに用いるのはもったいない話。

これ、打つまでのルーティンに取り入れると、もっとリズミカルなゴルフになり、スイングにもスムーズに入れます。

ティーイングエリアに上がる時から4ビートを刻んでみましょう。

たとえばボールをセットするのに2小節分、方向を確かめるのに2小節分、アドレスで2小節分、ワッグルで2小節分、スイングで2小節分。

ちょうど12小節。

ブルースやロックンロールの基本ですね。

リズミカルなゴルフはプレーヤー自身のスイングを変えるだけでなく、同伴競技者の気分も変えます。

いかにも「打つぞ! 打つぞ!」というプレーヤーの緊張感、かなり伝染しちゃいます。

そんな時に限ってミスショットしようものなら負の連鎖反応を断ち切るのはかなり困難。

しかしリズミカルなプレーをする人がいると、自然と同伴競技者もテンポが良くなり、正の連鎖反応が生まれます。

……そのリズミカルなスタイルに気がつかず、我が道を行く人もいますけれど。

4ビート・ゴルフ、コースでいきなり試すとアドレナリンが出ているので速くなりがち。

まずは練習場で自分に最適と思われるテンポを見つけ、その数値を確認しましょう。

そうすれば、コースに出た時でもアドレナリンに惑わされることはありません。

自分のテンポに合わせて『てをたたきましょう』など好きな曲をイメージしながらティーイングエリアに上がれば、リラックスできてグッドショットの期待が高まります。

ただし、あまり声に出して歌わないようにしてくださいね。

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Taddy Bear

大手建設会社の月面都市計画から押入れのカビの取り方まで、あらゆるジャンルの記事を書き続け、気がつけばキャリア30年のライターです。 ゴルフ関連ではプロから著名人、アマチュアまで幅広い人物のインタビューを中心に執筆していました。仕事での関わりは長くても、ゴルフの楽しみはまだまだ入り口しか知りません。 皆様と一緒に楽しめる記事を書きたいと思っています。 なお、Kindleにて短編集「アームチェア・ゴルファーの優雅な午睡」などを出版しています。 https://twitter.com/TaddyBe67848124

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