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初心者

奏son輝

上手くなっていく過程でシャンクは出るのだろうか?

自分の後輩がシャンクから立ち直れずにゴルフを辞めてしまいました。

ペチッという音とともに右に飛んでいくシャンクは何とも嫌なものです。スコアを大きく崩してしまう原因のシャンク。

みんなでシャンクの原因と防止法を考えてみましょう。

ティーショットは最高。でもその後シャンクが……。

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アベレージ90くらいの後輩が突如としてシャンクが出てしまい大スランプに陥りました。

3ヶ月抜け出すことができずにゴルフを辞めてしました。

悲しい気分です。どうも奏son輝です。

シャンクが出てしまう原因について考えてみましょう。

まずシャンクとは、クラブヘッドのシャフトの付け根にボールが当たりボールが右に飛んでしまうことを言います。

原因としましては、アドレスでボールの近くに立ち過ぎているとかダウンスイングでクラブが寝てインサイドから入り過ぎているとか、いろいろあります。

まず、アドレスでボールの近くに立ち過ぎているということが原因の人がいます。

アドレスでボールの近くに立っていると、ダウンスイングで少しでも前に出る動きがあるとクラブヘッドのヒール側にボールが当たり、シャンクしてしまいます。

手と体の距離が近いと窮屈でクラブを振りにくくなります。

多くはダウンスイングで手が前に出てしまい、クラブヘッドのヒール側にボールが当たりシャンクしてしまいます。

アドレスでボールと手や体の距離が近くなり、かかと重心で構えているとスイング中につま先のほうに重心が移動します。

そのことで手や体がボールに近づき過ぎてしまいシャンクが出てしまいます。

アドレスが良くてもスイング中の体の動きに問題があってもいけません。

クラブがインサイドから降りてきてしまい手が浮いてしまってもシャンクが起こります。

テークバックで手首を使い過ぎてしまい、こねてしまうとクラブヘッドが極端にインサイドに入ってしまいます。

ダウンスイングでそのまま下りてきてしまうとインパクトで手が浮いた形になります。

結果ヒールにボールが当たってしまいシャンクが出てしまいます。

また高いボールを打とうとして体の軸が右に傾き右重心になるとインサイドから下りやすくなります。

その際に右足かかとが早く上がると右ひざが前に出てしまい、その結果腰が前に出てしまったりすると手が浮いてしまいます。

この場合にもやはりヒールにボールが当たりシャンクしてしまいます。

アウトサイドインの軌道を直そうとしてクラブを寝かせて手元だけでインから下ろそうとすると、手元が浮きシャンクしてしまいます。

インサイドからクラブが下りてきて手元が浮くとシャンクしてしまいますが、逆にアウトサイドからクラブが下りてきてシャンクしてしまうこともあります。

アドレスでかかとに重心があると、ダウンスイングで体が前に出てアウトサイドからクラブが下りてきます。

ダウンスイングで力が入り過ぎてしまい、頭や右肩がボールに近づきアウトから入ってきてヒールにボールが当たりシャンクしてしまうこともあります。

自分をチェックし直そう

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ラウンド中でも練習中でも、シャンクが出たらアドレスをチェックしてみましょう。

チェックするポイントは手と体の距離と重心の位置です。

まず疑ってしまうのが手と体の距離です。近いとシャンクしやすいですので正しい手と体の距離を確認しましょう。

アイアンであれば目安はこぶしひとつ半くらいと言われています。近づき過ぎていないか確認しましょう。

そして重心の位置ですが、アドレスで右足に重心がかかっていたりしていませんか。

それとかかとに重心がかかっていないかチェックしてみましょう。

左右の重心位置ですが、右足に重心があるとインサイドからクラブが入りやすくなります。

いつも書きますがそれに伴い手元も浮きやすくなります。

アドレスの重心の位置は、アイアンであれば左右均等とよく言われています。

アプローチは左に少し重心をかけたり、高い球を打ちたい場合は右足に重心をかけたりすることもあります。

前後の重心の位置ですが、アドレスでかかとに重心があるとスイング中につま先寄りに重心が移動しやすくなります。

そうすることにより体がボールに近づいてしまいシャンクが出てしまいます。

シャンクに限らず、アドレスを正しく構えられたら次のステップに行けます。それだけ重要です。

スイング中に気を付けたいポイントは、インからクラブが寝て降りてこないようにすることです。

そして切り返しの時に左の脇を締めるようにしましょう。

そうすると手が浮きにくくなり、クラブが立って降りてくるのでシャンクが出にくくなります。

ダウンスイングでかかとを早く上げないことと右ひざを前に出さないこと、そしてお腹を前に出さないように意識します。

切り返しで腕や上体に力が入ってしまうと体が突っ込みやすくなります。力み過ぎないようにしましょう。

バックスイングで起き上がってしまうと、反動でダウンスイングで沈んでしまい、ボールに体が近づいてしまいます。

バックスイングで体が起き上がっていないかも常にチェックしてみましょう。

前傾角度をキープするための練習方法として、バランスディスクに乗って練習をするのが有効です。

前傾角度が変わってしまうと立ってられませんの前傾が保てるようになりシャンクの予防になります。

ドリルもいくつかあります

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シャンク克服に有効なドリルもいろいろな情報誌に書かれています。

シャンクを引き起こす要因はたくさん書きましたが、ここで紹介するのは、右ひざが前に出てきてしまい腰も前に出てきてしまう動きを修正するドリルです。

まず、アドレスしたら右足を後ろに引いてつま先で立ってください。

左足にほとんどの重心がかかり左足1本で立っているような状態になります。

ダウンスイングで体の右サイドが前に出ないのでシャンクが直ります。

かかとも上がりませんし右ひざや腰も前に出ません。

何球か練習して感じがつかめてきたら通常のスイングと交互に練習してみましょう。

あとクラブヘッドのトウの先にもうひとつボールを置いてください。

ボールを打つ時にこのボールを打たないように練習してください。

クラブヘッドがアドレスの位置よりも前に出ません。ヒールに当たらないようになりシャンクが出なくなります。

あとはダウンスイングで左脇が空いてしまいクラブが寝てしまうと出てしまいます。

それを防ぐ練習方法が左手片手打ちです。クラブを左手で短く持ち素振りをし地面をこするようにしましょう。

慣れてきたら小さい振り幅でボールを打ちましょう。少しずつ振り幅を大きくしていきましょう。

左手で片手打ちをすると、ダウンスイングで左脇を締める感覚と左に重心を乗せる感覚がつかみやすいです。

シャンクが出るのは上達している証拠だからしようがない……そんなわけありません。

同じ1打です。

アウトサイドインの軌道を直す時やゴルフを始めた直後は、多くのゴルファーがアウトサイドインの軌道でスライスを打ちます。

クラブヘッドの軌道を直そうと手元だけでインサイドから下ろそうとするとインサイドからフェースが開いて下りてくるのでシャンクしてしまいます。

クラブヘッドの軌道を手元だけで変えようとしてシャンクが出てしまうことがあります。

手打ちは命取りです。

スイング中の動きを何か変えようとした時、軌道が安定せずヒールに当たってしまいシャンクが出てしまうことがあります。

同じ初心者ゴルファーの皆さんいかがでしたか? シャンクは病気なんて言いますが、プラスにもとらえましょう。

すべてがいいほうにいくはずです。

それではまた。