パッティングの成否を決める正しいパターフェースの向け方

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パッティングの構えを作るうえで最も重要視すべきことは、パターフェースの向きです。

これは唯一無二とも言えるほど大切なポイントで、パットの成否の80パーセント以上が決まると言っていいほどです。

狙ったところに打てなければ、カップインは望めません。

それには狙った方向にパターフェースを向けることが不可欠ですから、当然と言えば、当然です。

ブレイクポイントには向けない

ブレイクポイントには向けない

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それでは、パターフェースはどこへ向ければいいのでしょう?

それは言うまでもなく、ボールを打ち出す方向です。

例えば、ボールからカップまでがストレートで、左右に切れる要素がゼロであるのならば、話は簡単です。

カップのセンターにパターフェースを向ければいいのですから。

ロングパットならば、ライン上にスパットを見つけ、そこにパターフェースを向けてもいいでしょう。

しかし残念なことに、そんな素直なラインはほぼ皆無です。

ほとんどのケースでは、左右どちらかに切れる可能性が高いわけで、そうなると話は難しくなってきます。

ボールをヒットする強さによって、ボールの切れ方が変わってきます。

つまり、打ち出し方向が変わってしまうので、同じラインでも打つ人によってパターフェースを向ける方向が違ってくるからです。

ブレイクポイント(曲がりの頂点)にパターフェースを向けて打ったのでは、ラインに乗らないのです。

ヒットする強さによって変わってしまうので、ライン全体の3分の1、あるいは4分の1辺り手前の地点にパターフェースを向けないと、ナイスパットは望めないのです。

アドレスでは、この向きにパターフェースを向けることを忘れないようにしましょう。

利き目の下にフェース面をセットする

利き目の下にフェース面をセットする

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パターフェースの向きをチェックするには、構えた状態で飛球線後方から誰かに見てもらうのが確実です。

とはいえ、実戦ラウンドでは同伴者にそんなことはさせられませんし、セルフプレー全盛ですからキャディーさんもいません。

そこでお勧めなのが、利き目の下にパターのフェース面をセットする方法です。

左右いずれかの目の下にフェース面がくるようにパターヘッドを置いて構えるのです。

ちなみに、利き目の見つけ方は次の通りです。

まず、両手の親指と人差し指で三角形を作ります。

そして、壁にかかっている時計など適当な対象物を見つけ、それが三角形の真ん中に収まるように両目で見ます。

次に左右どちらかの目をつぶって、三角形の中にある対象物を片方の目で交互に見ます。

こうしたときに、対象物が三角形から大きくはみ出さずに見えるほうの目が利き目なのです。

アドレスでは、パターフェースの向きを合わせることが一番大事なので、最優先させるのはこの部分です。

ラインを読んで、打ち出す方向が決まりましたら、パターフェースを打ち出し方向に合わせ、フェース面の真上辺りに効き目がくるようにアドレスするのです。

通常、両目の真ん中辺りにボールを置いているとしたら、右目が利き目の人ならばやや右寄りに、左目が利き目の人ならばやや左寄りにボールがくることになります。

また、一般的にボールの位置は目の真下と言われますが、これにもあまりこだわる必要はありません。

傾向的には、やや遠め(体から離す)にボールを置いたほうが、パターフェースの向きが合わせやすくなる人が多いでしょう。

もちろん、目より内側(体に近い側)に置いたほうが合わせやすければ、それでもOKです。

ボールの位置をいろいろ変えてみて、パターフェースの向きが最も合わせやすいポジションを見つけましょう。

考えずに立ち、打ちやすいスタンス幅に調節する

考えずに立ち、打ちやすいスタンス幅に調節する

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パターフェースを打ち出したい方向に向けることができれば、アドレスは7割方完成したようなものです。

あとはいかにストロークしやすいように体をセットするかです。

そのポイントのひとつになるのがスタンス幅なのですが、これにもセオリーと言われるものはありません。

例えば、松山英樹はワイドスタンスで構えています。

松山の場合、ショットのスタンス幅も広めですが、これは脚力の強さを使いたいからで、下半身をどっしりさせ、バックスイングで上体を捻転させたら、切り返し以降で体重移動しながら右足を蹴り、下半身のパワーを炸裂させてスイングしています。

パッティングストロークでは下半身のパワーは必要ありませんが、松山はショットと同じように下半身をどっしりさせています。

パッティングでも土台となる脚部に力を入れてしっかり固定して、上半身の大きな筋肉を使ってストロークしているのです。

これに対し、スタンス幅を狭くしているプロもたくさんいます。

こちらのタイプは、スタンス幅を狭くすることによって、脚力ではなく、バランスで立ち、頭のてっぺんから足の先までが1本の棒のようになるので、軸のイメージが作りやすいからです。

スタンス幅を狭くしているプロは、軸を中心に体の回転でストロークするタイプなのです。

自分に合ったスタンス幅を探すには、ストロークのしやすさだけを考えて立ってみるのが第一歩です。

それが自分に合っているのかどうかはっきりわからなければ、最初は肩幅くらいのスタンス幅で立ち、そこから広げたり、狭くしたりしてアジャストしてみましょう。
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Nick Jagger

元某ゴルフ雑誌編集長。ゴルフ取材歴30年以上。現在フリーランスのライターとして、単行本、ゴルフコミックの原作など多数執筆中。

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