グリーン周りからチャックリをやってしまう2つのパターンを知ろう

お気に入り
ボールはわずかにグリーンを外したけれでも、絶好のライ。

なんとかピタリと寄せて、パーセーブといきたいところですが、クラブヘッドはボールの手前に落ち、ザクッ、ボールは数センチ前に動いただけ。

いわゆるチャックリです。

ゴルフのミスショットの中でも、最も情けないミスと言えるでしょう。

このチャックリというミスショットを多発するゴルファーには、実は2つの共通点があるのです。

サンドウェッジはチャックリしやすいクラブ

サンドウェッジはチャックリしやすいクラブ

getty

グリーン周りのアプローチショットの中でも、それが絶好のライからであっても、もっとも多いミスショットは「チャックリ」ではないでしょうか?

要するにダフリで、ダフリ加減がもっとひどいと「ザックリ」ともいいます。

プロゴルファーでも、芝が薄かったり、ボールのライが逆目だったりすると、しばしばやらかしてしまうミスショットです。

チャックリをやってしまうゴルファーには、2つの共通点があると言われます。

そのひとつは、サンドウェッジを使っているということです。

そのサンドウェッジのリーディングエッジを、ボールと芝のほんのわずかな隙間に入れようとしているからなのです。

ゴルファー本人が意識しているかどうかはともかくですが、きわめて難度の高いテクニックをやろうとしているのです。

なにせ狙っているポイントは、ボールと芝の間のわずかなスペースです。

そのポイントに理想的な角度で、リーディングエッジを入れて、ボールをサンドウェッジのクラブフェースに乗せるようなつもりできれいに運びたい……、そんな思惑でしょうが、サンドウェッジのクラブヘッドが1センチでも手前に接地すればチャックリになってしまいます。

1センチ先に接地してしまえば、今度はトップです。

ハッキリ言って、サンドウェッジでこのような打ち方をするのは、ギャンブルショットといっていいでしょう。

ボールの手前からバウンスを滑らせる

ボールの手前からバウンスを滑らせる

getty

本人もそんな打ち方が簡単ではないということを知っているだろうから、当然緊張します。

緊張すればすれほど、チャックリというミスの確率は高くなっていきます。これではアプローチイップスになったとしても不思議ではありません。

何もそこまでイップスになりかねないような難しい打ち方をわざわざする必要はありません。

グリーンサイドからのアプローチショットは、実はもっと簡単なものなのです。その打ち方は、サンドウェッジのバウンスを使うことです。

リーディングエッジから入れるのではなく、ボールの手前からバウンスを滑らせるのです。

ボールの手前にクラブヘッドを入れるといいますと、「それではダフってしまうんじゃないか」と思ってしまうゴルファーも多くいそうですが、大丈夫です。

ダフりませんと、断言してもいいでしょう。

バウンスというのはクラブヘッドの底部分ですが、丸くなっていますから、思った以上に滑ってくれるものなのです。

バウンスが接地するのは、ボールの手前数センチの幅がありますから、リーディングエッジから入れる一点だけを狙う打ち方と比べると、その難度は格段に低いはずです。

ミスの許容範囲が広がりますから、リラックスして打てるはずです。だから、結果も当然よくなります。

バウンスを滑らせる、これをしつこいほど練習しましょう。

もうひとつのチャックリの原因はインパクトの緩み

もうひとつのチャックリの原因はインパクトの緩み

getty

アプローチでチャックリをやってしまうアマチュアゴルファーには、もうひとつパターンがあります。

それはインパクトでの「緩み」です。

アプローチショットで緩みグセがついているゴルファーは、まず手打ちをしていると思って間違いありません。

具体的には、距離感をクラブの振り幅でコントロールしようとしているゴルファーで、意識が振り幅=手と腕に向かっているから手打ちになってしまうのです。

ミスをするパターンは、たいていこうです。

30ヤードの距離をキャリーさせようとして、その振り幅をイメージします。そして素振りをして、自分なりにOKサインを出します。

ところが、いざ本番になると、ちょっとした力みが入って、当初自分がイメージした振り幅よりもトップが高くなってしまう。

当人も「あっ、これでは大き過ぎるな」と直感します。

距離を出さないためには、もうこの段階ではヘッドスピードを落とすしかありませんから、ダウンスイングで落下しつつあるクラブヘッドにブレーキをかけようとしてしまうのです。

こうなると、クラブヘッドは本来の軌道から外れて、手前に落ちてしまいます。

すなわち、チャックリとやってしまうわけです。

アプローチショットもショルダーターンが基本なのです

アプローチショットもショルダーターンが基本なのです

getty

アプローチショットもあらゆるショットと同じように、クラブヘッドは加速しながらインパクトしなくてはいけません。

それが、トップから地面へと落下するヘッドの極めて自然な動きであることは、“万有引力”のニュートンなどを持ち出さずとも、理解できることでしょう。

例えて言えば、ダウンスイングでクラブヘッドにブレーキをかけるのは、気持ちよく振り子運動しているブランコの鎖をつかんで、無理やり止めるようなものです。

これでは、ブランコだって軌道から外れてしまいますよね。

距離感を出すためだけでなく、チャックリやザックリといったミスをしないためにも、アプローチショットでの手打ちは禁物です。

体、特に肩の回転、つまりショルダーターンだけを意識すれば、むしろバックスイングは小さくというか、必要最小限の大きさになって、ダウンスイングのほうが大きくなります。

そうなれば、ヘッドスピードも加速して、ついでにスピンのよく効いたボールが打てるようになります。

もちろん手前でクラブヘッドが落下するようなこともなくなるので、切れにボールを拾えるでしょう。
お気に入り
Nick Jagger

元某ゴルフ雑誌編集長。ゴルフ取材歴30年以上。現在フリーランスのライターとして、単行本、ゴルフコミックの原作など多数執筆中。

このライターについてもっと見る >
Cleveland RTX ZIPCORE 200901-1001

カートに追加されました。