渋野日向子やダスティン・ジョンソンもやっている「掌屈」って何だ?

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こんにちは、ライターのとやです!

皆さん掌屈(しょうくつ)って聞いたことありますか?

なかなか聞きなれない言葉ですが、渋野日向子やダスティン・ジョンソンもスイングに取り入れているんですよ。

ちょっと違和感を覚えるかもしれませんが、掌屈を取り入れるとイマドキのクラブにマッチしたスイングになるだけでなく、ショットの方向性も大幅にアップしてしまう可能性を秘めているんですよ。

掌屈って一体どんな動きなのか、ちょっと見てみようじゃありませんか。

掌屈とは? 渋野日向子のスイングのトップに注目

昨年、一躍時の人となった渋野日向子プロのトップでの切り返しに注目してみてください。

トップから切り返してダウンスイングに入るとき、わずかですが左手の甲が手のひら側に折れているのが分かるでしょうか。

掌屈とは、掌(てのひら)側に屈んで(かがんで)いる状態を指しています。

ダスティン・ジョンソンのスイングは掌屈が分かりやすい

渋野日向子よりもよりわかりやすい掌屈のスイングをしている選手が、ダスティン・ジョンソン。

思いっきり左手首が折れ曲がっているのが見えると思います。

掌屈の動きってどうなってるの?

掌屈はフェースをシャットに使うための動きで、体の正面にクラブを構えてみると理解しやすくなります。

まず飛球線方向にフェース面が向いていますので、これをバックスイングしていきます。

このときフェース面が上を向いてはいけません。これはフェースをアドレスの位置から90度開いている状態ですので、フェースが上を向いてしまいます。左腕が内旋している状態ですね。

この内旋の動きを抑えてフェースをシャットに動かしていきます。このとき飛球線と反対方向をフェースが向くのが掌屈の動きです。

掌屈させると体が動かしにくい……でも地道なストレッチで解消!

掌屈させると体が動かしにくい……でも地道なストレッチで解消!

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この動きを真似ようとすると、ものすごく体が動かしにくいのに気づくはずです。

左手首を手のひら側に折るのは、非常に苦しくて難しいんですよね。

日常生活でこうした動きをすることはありませんので仕方ないかもしれませんが、これも地道なストレッチである程度可動範囲が広がります。

実際に掌屈の動きを取り入れてシャドウスイングをしてみてください。このとき手首と左肩の後ろが突っ張る方が多いと思います。

掌屈の角度を保ったまま、肩の後ろを伸ばすストレッチを毎日続けていると少しずつ動かせる範囲が広がってきます。もちろん無理は禁物ですよ。少しずつやってみてください。

掌屈の動きをするとショットが安定するかも!?

掌屈の動きをするとショットが安定するかも!?

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ちょっと動かしにくい掌屈の動きですが、これがイマドキのクラブと非常にマッチした打ち方なんです。

ヘッドの大型化が進んできているのは皆さんご存じの通りでしょう。

ヘッドが大きくなって、さらに重心距離も長くなってきています。するとバックスイングでフェースが開いてしまうと、どうしても元の位置まで戻りにくくなってしまうんです。

フェースを積極的に開閉してスイングするためには、開いたフェースを一生懸命戻してこなければいけないんです。

それを毎スイングごとに正確に行えればいいんですが、戻り切らなければ右へ、戻り過ぎれば左へ、と精密機械のような精度を要求されてしまうんですよね。

プロほど練習ができる環境ではない我々アマチュアでは、こうした職人芸のような動きは難しいんです。

なので、掌屈を使ってシャットフェースにクラブを動かしてあげれば、少々スイングが乱れてもフェース向きがあまり変わりません。

フェースを開くとインパクトがずれやすい

フェースを開くとインパクトがずれやすい

フェースを開いてスイングするとショットが難しくなることをお話しましたが、ちょっと図解してみたいと思います。

クラブの構造上、シャフトがヒール側についています。グリップは当然このシャフトの延長線上にありますね。

フェースを開閉する動きは、左手ベースで考えるとバックスイングで内旋して、切り返しから外旋をしながら戻ってきています。

例えばアドレスで方向をきっちり合わせたとしても、バックスイングでフェースの角度が変わってしまっては、戻してきたときに角度がぴったり合うのはほんの一瞬です。

ありとあらゆる状況で、このようにフェースを戻してくるのはなかなか難しいと言わざるを得ません。

掌屈の動きをするとフェースの向きが変わりにくい

掌屈の動きをするとフェースの向きが変わりにくい

対して掌屈を使ってフェースをシャットにバックスイングをした場合はどうなるでしょうか。

イラストのようにバックスイング~インパクトまでフェースの向きが変わりません。

左腕に内旋と外旋の動きをさせなくてもいいので、あとはボディターンの角度だけを合わせれば、フェースを真っすぐ揃えられるようになるんです。

手首や肩周りの柔軟性が必要かもしれませんが、方向が揃うというものすごいメリットを享受できる掌屈。チャレンジしてみる価値はあるかもしれませんね。

掌屈も慣れれば打ちやすい!飛距離も出る!

なかなか動きをマスターするには苦しいかもしれない掌屈ですが、方向が安定しているので、左右のズレを恐れずに思い切って振っていけます。

また渋野日向子やダスティン・ジョンソンもこの動きを取り入れているということで、「動かしにくいのなら飛距離が出ないんじゃないか」という疑問も解消できそうですね。

1球1球確認しながら掌屈を自分のものにして、ショットを安定させていきたいですね。

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とや

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