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ゴルフクラブ

もーりー

【松山英樹】東京五輪有力候補の明暗が分かれたハワイシリーズ〜ソニー・オープン〜【今平周吾】

皆さんゴルフを楽しんでいますか?

こんにちは、ライターのもーりーです。

アメリカPGAツアーは前週に引き続きハワイが舞台。

ワイアラエCC(7044ヤード・パー70)で『ソニー・オープン・イン・ハワイ』か開催されました。

日本人選手も多数出場しましたが、果たして結果は!?

薄氷の予選通過から12位まで順位を上げる

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アメリカPGAツアーの『ソニー・オープン・イン・ハワイ』(ワイアラエCC・7044ヤード・パー70)。

ハワイでの開催ということもあり、多くの日本人選手がエントリーしました(日本人のギャラリーも多くいたようですね。さすがハワイ (´∀`))。

しかし大会を通じてかなり強い風が吹き荒れ、特に予選ラウンドは多くの選手が苦しめられました。

日本人選手で一番注目された松山英樹選手もその一人。

初日の前半9ホールで1ダブルボギー、2ボギーで4つもスコアを落とすと、後半もスコアを伸ばせず、出場144選手中103位タイと、大きく出遅れてしまいます。

2日はなんとか持ち直して-3とするも初日の出遅れが響き、予選2日間でのトータルは+1。

予選落ちしてもおかしくない状況でしたが、強風の影響からか、他の選手たちも思ったようにスコアが伸びず、57位タイで辛くも予選を通過しました。

あと1打多ければ(+2、67位タイ)予選落ちでしたから、まさにギリギリ、薄氷の予選ラウンドでした。

しかし決勝ラウンド2日間では“らしさ”を見せてくれました。

2日目と同様に3日目も-3とし、30位タイに浮上すると、最終日はボギーが先行するも、中盤以降に立て直して、最終18番ホールはなんとイーグル締め!

最終日だけで4つスコアを伸ばし、4日間トータルは-6で12位タイでのフィニッシュとなりました。

終わってみれば元々苦手としている今大会で過去最高順位でのフィニッシュ。

優勝スコアが-11だったことを考えると、初日のつまずきさえなければ優勝争いにも加われていたかもしれませんね。

今大会ではパー70のため2ホールしかないパー5でバーディーを量産(1イーグル、4バーディー)していたのも明るい材料(ショットが好調で強い時の松山選手はとにかくパー5でのバーディー率が高いのです)。

昨年後半からの復調気配は年が明けても持続している感じですね。

とにかく松山選手が欲しているのは“優勝”の二文字。

できるだけ早い段階で復活優勝してもらって、4月以降のメジャー大会や東京オリンピックに弾みをつけてもらいたいものです。

今平選手は無念の予選落ち

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いっぽうもう一人の注目選手だった今平周吾選手は、残念ながら予選落ちとなってしまいました。

何はともあれ初日の+8が響きましたね。

昨シーズンは日本ツアーで2年連続の賞金王、さらに世界ランキングも自己最高の30位として挑んだ今大会でしたが……。

日本ツアーではあれだけ安定しているのに、アメリカPGAツアーになると思ったような成績が残せないんですよね。

昨年あたりから飛距離アップにも取り組んでおり、屈強な海外勢との飛距離差はそこまでないのかなと思います。

やはりアメリカ特有の洋芝への対応に苦戦しているのでしょうか。

いずれにせよ、今平選手も今後はアメリカPGAツアーやメジャー大会への参戦を視野に入れているはずですので、昨年から続くアメリカのコースとの相性の悪さを早く克服してほしいものです。

ただ、今大会は風の影響も物すごく、前週優勝のジャスティン・トーマス選手や昨年覇者のマット・クーチャーといった実力者も予選落ちを喫していますので、あまり落胆することはないかもしれません。

優勝はキャメロン・スミス選手

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実力者たちが予選落ちするなど混戦となった今大会を制したのは、オーストラリア出身のキャメロン・スミス選手。

首位と3打差の2位で最終日を迎えると、最終日最終組の重圧にも動じることなく、粘りのゴルフで首位のブレンダン・スティールをとらえ、プレーオフに持ち込みます。

プレーオフ1ホール目でボギーを喫したスティール選手に対し、きっちりパーで収めたスミス選手が優勝を果たしました。

2017年の『チューリッヒクラシック』以来のアメリカPGAツアー2勝目となりました。

ただチューリッヒクラシックはチーム戦(2人1組)形式の試合でしたので、事実上は今回が初優勝といってもいいでしょう。

しかしオーストラリアはアダム・スコット選手やジェイソン・デイ選手を筆頭に次々と強い選手が現れますね。

この優勝で世界ランキングを一気に20以上ランクアップ(1月12日時点で31位)させた
スミス選手。

100万ドルを超える優勝賞金といい、アメリカPGAツアーはやはり夢がありますね。

この大会を終えての日本人選手の世界ランキングは松山選手が21位、今平選手が33位、そして石川選手が83位と続きます。

今シーズンはアメリカPGAツアー、特にメジャー大会で日本人選手の優勝が見たいところですね。

昨年の女子ツアーの渋野選手に続く男子ツアーの日本人選手は現れるのか。

松山選手をはじめとする日本人プレーヤーの心意気に期待しましょう!!


といったところで今回はこの辺で。

それでは、また!