アマチュアが平均飛距離を伸ばすために必要なこととは?

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プロ入りから3戦目となる2019年7月「3Mオープン」でツアー初優勝を飾った新星、マシュー・ウルフ。

同年5月に「全米学生選手権」の個人戦で優勝。アマチュアゴルフ界で最高峰の栄誉とされる「フレッド・ホスキンス・アワード」と「ジャック・ニクラウス・アワード」のどちらも受賞と、鳴り物入りのプロ転向でした。

平均で320ヤードを越えるビッグドライブを見せるマシューのインパクト直後の写真からは、両肩・両腕ともにリラックスして、腕を長く使っている様子が伺えます。

では、私たちアマチュアが同じように腕を長く使えば飛距離は伸びるのでしょうか?

飛距離を生む要素を分解!

飛距離を生む要素を分解!

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それでは、そもそも飛距離を生む要素にはどんな項目があるのでしょうか?

『おっ3』の思う所を挙げてみます。

1.インパクト後もスピードがあまり落ちないヘッドスピード
2.精度の高いミート率
3.インパクト時に挙動が乱れないヘッドの動き
4.インパクトゾーンでのヘッドの軌道
5.適正なボールのスピン量
6.ボール初速の速さ
7.ボール初速に適した打ち出し角度

これらの要素が高い次元でマッチすることが飛距離の源になると思います。

そして、プロとアマではこの要素の優先順位が違うと思います(トップアマはプロと同様)。

プロとアマの違い!

プロとアマの違い!

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前出の『飛距離を生む要素』をプロとアマで重要度の高い順番で並べてみましょう。

【プロ】
5.適正なボールのスピン量
6.ボール初速の速さ
7.ボール初速に適した打ち出し角度
4.インパクトゾーンでのヘッドの軌道
3.インパクト時に挙動が乱れないヘッドの動き
1.インパクト後もスピードが落ちないヘッドスピード
2.精度の高いミート率

プロはスイングの完成度がアマチュアとは比較にならないほど高いと思います。従って、下位にランクされる内容はすでにできているという前提です。

一方、アマチュアはどうでしょう?

【アマチュア】
2.精度の高いミート率
4.インパクトゾーンでのヘッドの軌道
3.インパクト時に挙動が乱れないヘッドの動き
1.インパクト後もスピードが落ちないヘッドスピード
5.適正なボールのスピン量
6.ボール初速の速さ
7.ボール初速に適した打ち出し角度

もちろん、人によって意見は違って来ると思うので、『おっ3』の私見と思って読んでくださいね。

ミート率を上げる!

ミート率を上げる!

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アマチュアの場合、平均飛距離を伸ばすために最も良い方法は、ミート率の向上を目指すとことと思います。

ミート率が高ければ、クラブヘッドのスピード、ボールやクラブ、そしてシャフトの機能を最大限に生かすことが可能です。

ミート率を上げるためには、どんな方法があるのか考えてみましょう。

ちょっと逆説的になりますが、『手で当てに行かないこと』が最も大切な要素です。

手で当てに行くことがミート率を下げる主な原因です。

そして、支点となる首の付け根からの距離が遠くなればなるほど精度は落ちます。

マシュー・ウルフのように腕を長く使うことで遠心力は大きくなりますが、アマチュアの場合はミート率が下がる危険性があります。

むしろ、コンパクトなトップで精度を高めるほうがミート率が上がる期待を持てると思います。

腕をコンパクトに使う!

腕をコンパクトに使う!

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ちょっと時代はさかのぼりますが、写真はPGAツアー通算10勝のスティーブ・エルキントンです。

このフィニッシュからは、身体に無理をかけていない雰囲気を察することができると思います。

エルキントンはトップもコンパクトです。

バックスイングの早い段階で右肘をたたみ始めて、大きなスイングアークを無理に作ろうとしない意識を感じます。

グリップの位置は、常に身体の正面を外れることなく身体の回転を効率よく、かつ確実にボールに伝えています。

我々アマチュアがミート率を高めようとする場合、エルキントンのように無理なくコンパクトにスイングするほうが確率は上がると思います。

ヘッドの軌道!

ヘッドの軌道!

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「In side in」という言葉は耳にされたことがあると思います。文字通り、自分から見えるヘッドの軌道のことですよね。

インパクトゾーンのヘッドの動きは、ボールの内側からヘッドがボールに向かい、インパクト後はボールの内側にヘッドが抜けて行く軌道が理想です。

この横の動きに加えて、縦の動きも大切です。

写真の軌道は、ヘッドの動きが急下降し過ぎと思います。

もっとボールの横を叩くほうが、ミート率は上がりますし、スピン量も安定します。

ダウンブローでも、アッパーブローでもなく、レベルブローを目指しましょう。

イメージとしては、インパクト前後のヘッド軌道は、地面と水平な線になるような意識です。

ボールを『線』でとらえると、ヘッドの挙動も安定して飛距離アップに貢献しますよ。

インパクト後もヘッドスピードを保つには?

インパクト後もヘッドスピードを保つには?

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左手の甲で自分の左にある壁を叩くかのような形、まだ少し余裕を持たせている右肘、左足のかかと方向にこの写真の状態からも回り続ける左のヒップ、粘る右足の内側!

このようなインパクトができたら、インパクト後もボールを押すようにスイングすることができると思います。

このインパクトこそが、この後もヘッドスピードを落とさず振り切る『肝』です。

大きなトップから、急加速してインパクトにすべてをぶつけるよりも、コンパクトなトップから、序々にヘッドを加速させて、インパクト後にもヘッドでボールを押せるようなスイングのほうが安定した飛距離を得ることができると思います。

我々アマチュアが目指すべき飛距離アップには、こうした思考が必要と思います。

おさらい!

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最後に、アマチュアが目指す飛距離アップのポイントをおさらいしましょう。

1.コンパクトなトップ
2.In side inのヘッド軌道
3.緩やかなレベルブロー
4.インパクト後にボールを押せるような姿勢

これらのポイントによって、ミート率を上げて、より安定した飛距離を手に入れましょう。

一発の飛ばしの快感に浸るのも悪くはありませんが、平均飛距離を上げるほうがスコアメイクには役に立ちます。

冬場にスイングのイメージチェンジを図ってみてはいかがでしょうか?

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おっ3

野球、バレーボール、スキー、陸上競技などなどスポーツ歴だけは豊富ですが、全てそこそこレベルで引退。仕事としてゴルフに関わった時期もありますが、今は素人のゴルフ愛好家です。 現在もトレーニングを怠らずに行っているものの、全身の経年劣化が著しく、常に痛みと戦っている『おっ3』です。

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