ゴルフスイング
Nick Jagger
見せ場到来!?意外と難しくないウォーターショットにチャレンジしてみよう
男子ツアーも秋の陣を迎えました。
ブリヂストンオープン(袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース)、マイナビABC(ABCゴルフ倶楽部)、住友VISA太平洋マスターズ(太平洋クラブ御殿場コース)といったビッグトーナメントもまもなく開催されます。
そこで問題です。この3つのトーナメント会場には共通点があります。
それは一体なんでしょう?
毎年、観戦しているゴルフファンなら、簡単な問題です。
最終ホールでの見せ場、それはウォーターショット
正解はフィニッシングホールが2オン可能なパー5です。
プロの飛ばし屋ならば、果敢にイーグルを狙いにくるホールですが、3コースともグリーン手前に池があります。
ただし、池に落としても、まだパーもありますし、バーディーだって獲れるホール設定なのです。
そうです。ウォーターショットを打たせるための池が用意されているのです。
最終ホールの理由は、ウェアが濡れてもいいように!?
そのようなホールでは、グリーン手前の池の淵から遠浅になっていて、グリーンにほんの少しショートしたボールは、深く沈まないような造りになっているのです。
しかも、ウェアが濡れてもいいようにフィニッシングホールに設定されているのです。
ここまで舞台が整っていれば、池に入れてしまった選手は、プロとしてウォーターショットにチャレンジしなくてはいけない状況になります。
そして、ギャラリーも視聴者も大喜びというわけです。
バンカーショットの要領で打てば、意外と簡単
しかし、実を言うと、プロレベルであれば、この程度の池からのウォーターショットはそれほど難しいものではないといいます。
ほとんどのケースでは、ボールの頭が半分見えていたり、沈んでいたとしてもその深さは10センチ以下なのです。
それくらいの水深ならば、30ヤードのバンカーショットをエクスプロージョン(砂の爆発)で打つつもりでスイングすれば、まずボールを出すことはできます。
しかし、水深が10センチ以上になると、一気に水の抵抗が強くなって、非力なアマチュアゴルファーではまず無理でしょう。
プロでも15センチが限界だという話です。
15センチ以上になると、水の抵抗もさることながら、光が屈折してボールの位置を錯覚してしまうそうなのです。
もしみなさんにウォーターショットをする機会が訪れた場合、ボールが水面から顔を出している程度だったらバンカーショットの要領で挑戦してみましょう。
もし、15センチ以上ボールが沈んでいるようだったら、ウォーターショットはあきらめておとなしくペナルティを受けたほうが得策でしょう。