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初心者

ノザ@ゴルフライター

アプローチは転がしが一番安全!球を上げるのは格好良いけどリスクがでかい

ゴルフはゴロフだ!

ノザです!

日米通算78勝のレジェンド・青木功プロの名言で始まりました。

最初に結果から言いますが、アプローチはロブで上げる【空中戦】より、転がし【地上戦】のほうがリスクが低いんです。

今回のテーマは「アプローチは上げるより転がしたほうが良い理由」を説明していきたいと思います。

アプローチは転がしたほうが寄るし、大ケガしない理由を紹介!

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プロの試合なんかを見ていると、アプローチでロブショットをする光景を目にします。

僕自身も憧れのプロ選手がいて(最強のレフティーと名高いフィル・ミケルソン)、ロブショットの練習はとことんしました。

格好いいんですよね~。フワッと球を浮かせ、ピン手前に落とす。

ゴルファーなら誰しも憧れるアプローチですよ。

しかしアプローチでロブばかり打つのは危険です。

転がしとロブショットをライの状況で見極めて変えてるならまだしも、ロブばかり打っているのは非常に危険。

ハッキリ言いますが、アプローチは転がしたほうが圧倒的に寄るし、大ケガもしません。

1.転がしは距離感が出しやすい! ロブは大ケガをする可能性大!

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転がしの何が良いのか? それは圧倒的に距離感が出しやすい所にあります。

ロブショットの場合、距離感を出すのは本当に難しい。仮に球が浮いてるライなら、フェースを開く訳だから【だるま落とし】の可能性が出てきます。

球の下をクラブが通っちゃう現象です。

リーディングエッジで球を打てばトップになってしまうし、とにかくリスクが大きい。

反対に転がしならフェースは立っているので球の下を潜ることはそうありません。

それに振り幅によって距離感を出せるので、ミスをしても痛手にはなりにくいんです。

ゴルフはいかにミスをしないかを競い合うゲーム。

ロブのほうがミスの確率が上がります。ならどちらが良いでしょう? という話なんです。

つまりミスが少ない打ち方をするのが賢明な訳です!

2.転がしはミスをしても前に進む!

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上記で書いたように、転がしなら正確にインパクトしなくても、必ず前には進みます。

対してロブの場合、だるま落としになればクラブがボールの下を潜るだけなので前には進みません。

ここで【そもそも論】なのですが、日本の普通のゴルフ場ではそこまでロブは使いません。

海外ツアーとかで頻繁に使われるロブショット。あれには使わなければならない理由があるんです。

ずばり、グリーンが固くて速い。

そのため、スピンのかからない球は簡単にグリーンの外に出ていってしまうんです。

そうならないため、プロはスピンをかけて止まる球を打ってるんです。

転がしとロブでどちらがスピンがかかっているのかなんて一目瞭然。

上から落ちてくる球と、低い球で打たれた球では全然ランは変わります。

僕達アマチュアがやってるコースなんて、全然バックスピンは必要ないんです。

なので、ロブショットが必要になることって本来少ないんです。

3.転がしを覚えれば、パターの距離感も鍛えられる

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これは僕の個人的な意見ですが、転がしの感覚を覚えればパターの距離感も鍛えられると思っています。

距離感の出し方が似ているんです。

僕は傾斜も考えて転がすので、「あそこの傾斜まで行けばスライスラインでカップに近づいてくな」という風に考えてアプローチします。

傾斜を考えて、さらにグリーンを転がるイメージで打つので、完全にパターと同じです。

逆を言えば、パターが得意な人はアプローチを転がしに変えればスコアは劇的に良くなるかも知れません!

さらに言えば、パターが苦手な人も転がしを練習すればパターが上手くなります。

転がしのアプローチは一石二鳥なのです。

【注意!】目の前がバンカー、池ならロブを! 転がしはダメ

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アプローチは転がしと決めてからスコアが大幅に上がった僕ですが、【こんな状況は転がさない】という状況があります。

それはグリーンまでの間に【バンカー】や【池】がある場合です。

これは言わずもがなですが、転がしたらバンカーや池に入ってしまいますから。

特に目の前がバンカーで転がしたら、勢い余って砂に球がめり込むかもしれません。

だからこの場合はウェッジでストレートに打つか、グリーンが手前ならフェースも開きます。

これ、深いライからのショットならめちゃくちゃ難しい状況です……。

ということで、転がしをゴリ押ししていますが、ロブをまったく打たないという訳ではありません。

状況によってはロブも打つので、覚えておくに越したことはありませんね。

【驚愕】タイガーはアプローチをウッドで転がす!

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これはちょっと余談ですが、実はあのタイガーウッズはライによってですが、アプローチでウッドを使用します。

「アプローチでウッド? はぁ?」ですよね。

ウッドはですね、ソール(クラブが地面と密着する部分)が広いので芝にクラブが突き刺さらないんです。

つまりクラブが芝を滑ってくれるんです。

なのでタイガーは転がす時は頻繁にウッドを使用しています。

ピンまで10ヤードくらいの所で260ヤード飛ぶクラブを使うんだから「はぁ?」ですよね(笑)。

ちなみにウッドを使用したアプローチはタイガーだけでなく他のPGA選手も使っています。

最近では日本の女子プロでもウッドでアプローチしている人がいました。

ということで、ゴルフ初心者はロブショットより転がすゴルフで勝負しようという話でした。

ロブショットが決まれば爽快ですが、ひとまず転がしを覚えましょう。

スコアが出たほうが楽しいですからね♪