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ゴルフスイング

Luke

一番簡単なアプローチの打ち方を覚えて70台まで一直線!その2

こんにちは、Lukeです。

今回は、最も簡単なアプローチの打ち方である『ハンドジャストの減速打法』について、そのメリットを含めて、もう少し詳しく説明します。

メリットを十分に理解してもらって、アプローチショットについての考え方を見直してみましょう。

アンダースローでボールを投げるようにピンに寄せる!

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思い通りに「フワリ」としたボールを打つことができる『ハンドジャストの減速打法』について、もう少し詳しく説明します。

この打ち方の基本となる考え方は、手にボールを持って、アンダースローでボールを柔らかく目標に投げる時と同じ要領なのです。

そんな時は、大きめのバックスイングから、腕のスピードを減速させるようにしてボールを投げると、「フワリ」とした柔らかい球質のボールを、目標に向けて正確に投げることができますよね。

そんなイメージでアプローチショットを行うことができるのです。

芝の抵抗を弱くできるので、もしダフッてもソールはよく滑ってくれて、成功と失敗の差が少ない安全な打ち方。

スピン量でボールを止める考え方ではなく、「フワリ」とした柔らい球質でグリーンに着地して、「トントン」と適度なランでピンに寄せる考え方で、キャリーとランの量をイメージしやすいのが特徴です。

「緩む」というミスがなぜ起こるのか!?

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『ハンドジャストの減速打法』の大きなメリットとして、アプロートショットの代表的なミスである「緩む」という現象が起きづらいことが挙げられます。

アプローチショットでプロが最も嫌うミスに「緩む」という現象があります。

この現象がなぜ起こるのか?

その本当の原因は、ヘッドを加速させてスイングしているので、実際に狙った距離感よりも明らかに強くスイングしていることになります。

そこで現れてくるのが人間の深層心理で、「強過ぎる!」と本能が察知して、勝手に防御しようと働いてしまうのです。

多くのプロが使っている一般的なアプローチショットの打ち方は、ヘッドを加速させることが前提になっていますが、ヘッドを加速させたほうがスピンをかけやすいからであり、「ライや芝質に負けないように……」という意識もあるのでしょう。

ところがヘッドを加速させると、狙った距離よりも飛びやすくなってしまうので、今度はフェース面を開いて飛ばないようにする準備が必要になります。

だからプロたちがアプローチショットを説明する時には、「まずはフェースを開いてください」ということから始まるわけです。

しかしいくらフェース面を開いていても、見た目の距離感よりも強くスイングしているのは間違いないので、集中力が少しでも落ちると防御本能が勝手に働いて、不本意な「緩む」というミスが起こってしまうのです。

強くスイングするからこそ「緩む」のです!

このように、長年訓練を積んでいるプロでも「緩む」現象が起きてしまうような難しい打ち方は、アマチュアゴルファーに適しているはずがありません。

「緩む」というミスが起こらない打ち方

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その点で『ハンドジャストの減速打法』ならば、見た目の距離感のイメージ通りに減速させてクラブをコントロールしているので、防御本能が勝手に働く心配がありません。

「ゴルフはメンタルのスポーツ」という一言で済ませてしまう傾向なのですが、実はメンタル以前の深層心理にまで向き合うことがスポーツでは重要なのです。

減速させているのに、「緩む」ことがない不思議な現象は、実際に試してもらえばわかるはず。

現代のウェッジは、いろんなロフト角とソール形状が揃っているので、たとえフェース面を開かなくても、高いボールは打てるし、ソールもよく滑ってくれます。

そして、無理にスピンをかけて「ギュギュッ」とボールを止めるよりも、「フワリ→トントン」というボールのほうが、少ない練習量でもピンに寄せやすくなるので、アプローチショットへのプレッシャーは激減しますよ。

簡単な打ち方は世界でも主流になってきた!

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今回紹介した『ハンドジャストの減速打法』というアプローチショットの打ち方、これをマスターするとアマチュアゴルファーでもアプローチの達人へと進化することが可能になります。

そして最近では、世界のトッププロ達も、このような打ち方を多用しています。

日本のプロが使用しているコースは、とてもコースコンデイションがよく、密集した芝をきれいに刈り揃えられているので、ヘッドを加速させてハンドファーストでインパクトしても問題はありませんが、海外のコースはそれほどコンディションがよくないので、もっと簡単でミスが少ない打ち方が求められるのでしょう。

多くのアマチュアゴルファーが利用している料金がリーズナブルなコースも、トーナメントコースほどコースコンディションは整っていません。

そんなコースでよく遭遇するライが悪い場面でも、簡単にピンに寄せられる打ち方を選択して、スコアアップを目指しましょう!