Gride

gettyimages/88786187
getty

ライフスタイル

Golf72

職場へ潜入!『マスター室』の仕事とは?

『マスター室』『キャディーマスター室』といった言葉を聞いたことはありませんか?

スタート前にゴルフカートにキャディーバッグの積み込みが行われる場所にある受付のようなところをマスター室と言います。

前回のコース管理課に引き続き、マスター室に所属している人たちは一体どのような仕事をしているのか見ていきましょう!

タイムテーブルの作成

getty

ゴルフの予約をする際に、

アウトスタート7時00分
アウトスタート7時07分
アウトスタート7時14分

……というように予約できる時間が出てきますよね。

電車でいう時刻表のようなものです。このタイムテーブルのことをゴルフ場業界では『ティーシート』と言います。

このティーシートは、ただ単に時間を決められた間隔で並べているわけではありません。

早朝スルー、通常プレー、ハーフラウンドなどあらゆるニーズに応えながら、収容組数を最大化かつ、スムーズな進行ができるように計算して作られています。

前半のラウンドが終わると、後半のスタート時間が書かれた紙を渡されますよね? その時間もこのティーシートによって決められているんですよ!

スムーズな進行管理

getty

ゴルフでは大事なマナーの1つに『プレーファスト』が挙げられます。

しかし、初心者が多い組や、大型コンペが連なっていると、どうしてもゴルフ場全体の流れが悪く待ち時間が多くなってしまいます。

この進行を調整するのもマスター室の役目です。

マスター室ではGPSでカートの場所を管理しています。流れが悪くなっている原因の組に対しマーシャルキャディーを付けたり、ショートホール(パー3)やブラインドホールにフォアキャディーを出動させます。

こうしてゴルフ場にいる全員が快適にプレーしてもらえるように全体を管理しているのがマスター室です。

マスター室の手腕によってゴルフ場の進行状況が大きく変わると言われている重要なポジションです。

備品や忘れ物の管理

getty

マスター室の仕事はそのほかにもあります。

・練習場コインの販売
・レンタルクラブ、レンタルシューズの貸し出し
・忘れ物の管理
・キャディーバッグの積み込み

などなど、マスター室の仕事は多岐に渡ります。

私たちがラウンド中に何かあった時に無線でゴルフ場の人と会話することがあると思いますが、無線のつながる先はマスター室であることが大半です。

ゴルフ関係の求人を見ているとキャディーマスター室と職種に書いてある場合があると思います。

職種名だけだとイメージがつきづらいですが、上記のような職務を担当することになるというイメージをしておくといいと思います。