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ゴルフコース・練習場

PAR RUSH 01

“隠れ名門コース”を紹介するシリーズ!第8回その壱「我孫子GC~その倶楽部とは?」

今回も隠れ名門コースではなく立派な名門コースです。

千葉県の我孫子ゴルフ倶楽部をご紹介します。

改めてご紹介する必要がないくらい超有名なコースですが、1931年の開業、設計者は写真にある「赤星四郎」です。

2012年に2グリーンから1グリーンに改修されました。

「我孫子」は難しく一筋縄ではいかないチャンピオンコースです。

それでは、我孫子は何が難しいのかを見ていきましょう!

ゴルフ場はこうあるべきという風格を感じさせるコース!

クラブハウスに一歩足を踏み入れた瞬間から、その何とも言えない風格に圧倒されます。

特別、クラブハウスが立派だとか、古いとか、そんなことではなく何とも言えない雰囲気が漂います!

もちろん、プレーをする方もそれなりに雰囲気を漂わせる方が多いということもあります。

これから、待っているコースからの挑戦状を感じるからでしょうか?

クラブハウス前の練習グリーンで練習しているところから、すでに挑戦状での戦いが始まっている、そんな感じをいつも感じます。

今回は、やっと暖かくなった陽気の中、快晴で少し強めの風が吹き、遅めで5分咲き程度になった桜を見ながら今年初めて半袖にベストという絶好のコンディションでラウンドしました。

久しぶりに日本女子オープンが戻ってきました、今年の舞台「我孫子」です!

前回は2009年に開催した、日本女子オープンが今年の9月28日から4日間開催されます。

前回は宋ボベがプレーオフで優勝しました。

今年も激闘が繰り広げられるのでしょうか!


第50回 日本女子オープン選手権 特設サイトはこちら↓

コースは一打一打を考えさせる設計に!

ゴルフコースは、全てが一打一打を考えさせるものですが、特に我孫子は普通のコースでのゴルフでは歯が立ちません。

コースは、まずミドルホールでも距離があることもありますが、自然の地形を生かしているためホールによっては平坦ではないところがあり、しかも単にアップダウンがあるという単純な造りではなく各ホールが様々な顔を持ち、一つのホールとて気が抜けないそんなホールが続きます。

さらに、厄介なのは1グリーン化になったことで、大きなグリーンとなり、その傾斜、うねりで、ピン位置によってはとんでもないパットをすることになり、3パットの危険性が増しました。

名物のバンカーを避けてやっとグリーンに乗ったのに、次はグリーン上での試練が待ち受けています。

「我孫子」の名物はバンカーで、普通はガードバンカーを思い浮かべますが???

もちろん、我孫子のバンカーは厳しいです。

傾斜とうねりの大きなグリーンの手前に大きな深いバンカーがバックリと口を開けています。

キャディーさんが左右どちらかのバンカーには入れないで下さいね、と優しくアドバイスしてくれます。

そんなことができれば苦労はしない、と思いながらショットすると、入れてはいけないバンカーに一直線!嘆きとため息に変わります!

また、バンカーの砂は柔らかく、しっかりと振り抜かないと出ません。

ヘッドプロの海老原精治プロも、ここのバンカーはしっかり振り抜かないとダメだと言っているそうです。

しかし、グリーン回りのガードバンカーはバンカーを苦にしない方なら、乗せることは可能です。

我孫子の本当に厄介なバンカーは、フェアウェイのバンカーだと思います。

普通のコースのフェアウェイバンカーはライによってはグリーンに向かって打つことができますが、我孫子のフェアウェイバンカーは、グリーンの方向がアゴが極端に高くピッチングウェッジでも無理で、場合によってはサンドウェッジということもあります。

フェアウェイバンカーに入れたら1打罰という発想だと思います。

我孫子の難しさを少しはわかってもらえましたか!

次回は、コースをご紹介します。

続く!