ゴルフコース・練習場
PAR RUSH 01
日本海を眼下に望む豪快なコース「柏崎カントリークラブ」“コース紹介・新シリーズ”第4回
ほぼ1年ぶりに新潟県に遠征してのラウンドでした。
今回のコースは、遠くに佐渡を望み、眼下には日本海が迫る「柏崎カントリークラブ」です。
丘の上に配置された27ホールが舞台で、海の顔がゴルフの内容を決めるという、風の読みがとても難しいコースでした。
当日は写真の通り、日本海は穏やかで、牙を剥かない穏やかなコースとなりました!
では、早速コースをご紹介しましょう!
目次
このコースが目指すものは!
柏崎CCのコース開場は1987年。バブルの直前で、すでに約30年以上経過しています。
このコースのコンセプトは、「自然を楽しむ心でありたい。〜海と緑の快心27ホール」です。
潮風の香りに包まれながら、日本海へ向かって豪快にショット!
柏崎カントリークラブは、ほぼすべてのホールから日本海を望むことができ、夕方には、日本海に浮かぶ佐渡と、きらめく波間に沈む美しい夕日が見られます!
雪深い新潟の中でも雪は比較的少なく、一年中、様々な自然の表情を楽しみながら、プレーすることができます。
新鮮な空気を胸いっぱいに、ひと味違ったゴルフライフを楽しめます!
クラブハウスはシンプルだけど機能的でした!
クラブハウスは、日本海から断崖を上がった丘の上に建っています。
少し古いクラブハウスは、小ぶりですがとても機能的で、自動ドアの正面にはキャディーマスター室、その左にはすぐにカートの乗り場があり、無駄がありません!
フロントから、ロッカーや2階のレストランの距離も近く、本当に機能的にできていました。
名門コースではありませんが、ドライビングレンジなどもしっかり!
ドライビングレンジは、クラブハウスから少し離れていますが、屋根付きで、ボールはコースボール使用で、比較的きれいなボールでした!
距離も200ヤード以上で、十分な長さがあります。
残念ながら、アプローチの練習場はありませんでした。
練習グリーンは2面あって、コースの本グリーンとほぼ同じ速さでした!
3コース・27ホールのそれぞれの顔とは……今回は「佐渡・米山」コースです!
柏崎カントリークラブは、「佐渡・弥彦・米山」の3コース27ホールからなります。
全長は、レギュラーティーで8904ヤードで、距離的には厳しくなく短いコースです。
「佐渡コース」は、ゴルフ場の西側にレイアウトされており、すべてのホールから佐渡を背景とした日本海の景観が楽しめます!
海の表情によって、コースの難易度は一変し、風のいたずらが時にスリリングなホールに変え、ゴルファーの挑戦意欲を掻き立て、日本海に向かって放つ、豪快なショットの醍醐味を十分に満喫できます!
「弥彦コース」は、ゴルフ場の東側にレイアウトされているため、海風の影響は少なく、コース攻略のための計算は立てやすいコースです。
ただし、大小の池やバンカー越えのドッグレッグ等、巧妙に配置されたトラップが、各ホールともに計算しつくされたショットを要求します。
コースの景観は遠くに弥彦山、眼前には小木の城址とそれを囲む、西山連峰の山並が静かに横たわります。
「米山コース」は、南斜面にゆったりとレイアウトされた9ホールで、広いフェアウェイとたっぷりとした距離、それに丘陵コースの特徴を生かした打ち下ろしのホールが多くあり、ドライバーショットの醍醐味を十分に満喫できるコースです。
南西海上には、米山の背景として、北アルプス連峰からさらに能登半島まで、雄大な景観が眺望でき、プレーヤーの心を和ませてくれることでしょう!
佐渡コースの特徴と注意すべきホールは!
佐渡コースは、日本海からの風が強く影響して、風次第でコースの顔が一変します。
この日は日本海も穏やかで、風の影響もほとんどありませんでしたので、このコースとしては、絶好のコンディションだったと思います。
全長は、レギュラーティーで2930ヤードと距離は短く、距離のプレッシャーはありません。
しかし、丘陵コースでフェアウェイが狭いホールも多く、両側OBのホールもあります。
写真右上は、3番518ヤード・HD(ハンディキャップ)2の打ち下ろしのロングホール(パー5)です。
丘の上のフェアウェイを目がけて打ち下ろしていきますが、両サイドがOBで、とてもプレッシャーのかかるホールです!
2打目からは打ち上げで、グリーン面は見えません!
写真左下は、フェアウェイ左が日本海の断崖になっていて右は法(のり)面という、距離は315ヤードと短いですがHD4のミドルホール(パー4)です。
正面の木を越えるショットが打てれば、フェアウェイにボールを置くことができます。
2打目は左足下がりのライからやや打ち下ろしで、グリーンの奥は海が見えて、トップのミスはトラブルになります。
写真右下は、9番460ヤード・HD3のロングホールです。ティーショットはやや打ち上げで左に細く池があり、このティーショットもプレッシャーがかかります。
写真は、3打目付近ですが、受けがきついグリーンへの微妙な距離感を要求されるショットになります。
米山コースの特徴と注意すべきホールは!
米山コースは、南斜面に造成されており、このコースから海は見えません。
レギュラーティーからは3044ヤードで、3コースの中では最も距離は長いですが、プレッシャーはないでしょう。
ただし、佐渡コースに比べると、ドッグレッグなどで狙いが絞られるホールが多く、最初に米山から回ると難しいと感じるかもしれません!
写真左上は、2番347ヤード・HD8の短いミドルホールです。
ティーグラウンドに立つと、S字になったフェアウェイが狙いを狭くして、難しく感じさせます!
このコースでHD1は、6番485ヤードの右に直角にドッグレッグした、打ち上げのロングホールです。
途中のクロスバンカーも多く、距離は短いものの、確実にフェアウェイを点で攻めていくショットを要求されます。
また、写真左下は、7番345ヤード・HD3のミドルホールですが、左ドッグレッグで、右のOBゾーンが張り出しているために、なかなか右のフェアウェイに打っていけないホールです。
左に打ってしまうと、2打目がスタイミーになり、攻め切れなくなります!