ゴルフスイング
レッスンプロ・クラフトマン 河野
59歳からシングルプレイヤーを目指すt様のお話(その6)
こんにちは。
レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
t様は、厚い当たり(少しダフリ気味)になることが多いスイングです。そのダフリ気味になってしまう原因と、その治し方についてのお話をします。
t様は、高いトップから下に引き下ろすスイング軌道のため、入射角が鋭角になり厚い当たりになってしまいます。
鋭角な入射角でV字軌道のスイングプレーンが原因でもありますので、もう少しフラットなスイングプレーンにする練習をしていただきました。
高いトップは入射角が鋭角になりダフリやすい
t様は、前回の月例でつま先上がりのライから5番アイアンで2度引っ掛けてOBを打ってしまったのが敗因と言っていましたが、その他にも大事な場面で、ダフリが出てミスをしたとも言っていました。
この原因に関わり共通しているのは、トップが高くシャフトが立ち気味だということです。
高いトップでシャフトが立っていると良いスイングのように感じますが、ボールと首の付け根を結んだラインがオンプレーンとしますと、t様はプレーンから縦に外れています。
フラットなトップから緩やかな入射角にする
高いトップから縦に引き下ろすスイングですと、V字軌道のスイングになります。
V字ですから、インパクトがゾーンではなく点に近い状態になります。
V字軌道よりも、入射角の緩やかなインパクトにしたほうが、ヘッドが刺さる様なことがなく、振り抜きやすくダフリも少なくなります。
それにインパクトもゾーンになります。
t様は、当店(ビッグキャリーゴルフショップ)の試打室でボールを打っていても、厚い当たりが多く、ガムテープをボールの後ろに貼って打ってもらっても何発か打つとガムテープを取ってしまいます。
このダフリ気味のショットを解消するためにも、トップの位置をもう少しフラットにしたほうが良いと提案して、納得していただきました。
自分の思う理想のトップの形を作る
トップをフラットにして緩やかな入射角になるスイングプレーンの作り方をレクチャーさせていただきました。
その方法は、フラットなトップを作り動きを止め、ご自分で思う理想のトップの形になっているかを確認します。
その止めたトップからボールを打つのは難しいので、右肩を後ろに少し引き、その反動でスイングします。
そうすれば、ご自分の理想のトップの形からスイングできます。
アドレスからフィニッシュまでの、一連の動作の中で理想のトップの形を作ることは簡単にはできませんが、理想のトップの形を作りそこからスタートすれば、割と簡単に理想のトップの形に移行できます。
t様には、この練習方法で今よりも少しフラットにしてオンプレーンにできるだけ近いスイングを習得してくださいとレクチャーさせていただきました。
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。