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もーりー

まさに“シンデレラガール”!渋野日向子選手が逆転で今シーズン2勝目!!

LPGAツアーの新規大会である『資生堂 アネッサ レディスオープン』。

前週に続いての4日間大会を制したのは渋野日向子選手でした。

ツアー中盤戦にして早くも今シーズン2勝目、まさに勢いのある黄金世代の先頭に立つ“シンデレラガール”です。

厳しいコンディションでも最後まで笑顔を絶やさなかった!

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LPGAツアーの新規大会である『資生堂 アネッサ レディスオープン』。

最終日は朝からの雨に加えて風速9メートル/秒近い強風という厳しいコンディション。

決勝ラウンドに駒を進めた68人中アンダーパーが3人だけという我慢比べの戦いを制したのは渋野日向子選手でした。

首位のイ ミニョン選手と2打差でスタートすると、粘りのゴルフでトータルスコアを1つ伸ばしてプレーオフに持ち込みます。

そしてプレーオフでイ ミニョン選手を振り切り見事な逆転優勝を果たしました。

最終日の渋野選手はとにかく笑顔が印象的でした。

もともと笑顔がトレードマークでしたが、ツアー初優勝後はメディアの注目も増して重圧も半端なかったのでしょう。

その後の試合ではプレー中に怒りを露わにする場面もありました。

最近になってコーチにそのことを指摘され、笑顔を絶やさないことを改めて意識したという渋野選手。

プレーオフのティーイングエリアに向かうに前には声援を送るギャラリーに笑顔で手を振っていました。

笑顔を絶やさないことでプレーのリズムを作り、ギャラリーまでも味方につけたことが最大の勝因と言えるのではないでしょうか。

畑岡、勝のトップランナーに肩を並べた

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今回の優勝でツアー2勝目。

注目選手が目白押しで今シーズンも大活躍の黄金世代のツアーメンバーのなかでも、ツアー複数回優勝をしているのは渋野選手の他には畑岡奈紗選手と勝みなみ選手だけ。

畑岡、勝という黄金世代を代表するトップランナーに肩を並べたというわけです。

今シーズン開幕当初に渋野選手がここまで活躍することを誰が予想できたでしょうか。

まさに“シンデレラガール”と呼ぶにふさわしい活躍ですよね。

価値ある“4日間大会での勝利”

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渋野選手の場合は、2勝とも4日間大会だということも価値がありますよね。

3日間大会の場合は勢いや運を味方にして優勝できるかもしれませんが、4日間大会は技術、体力、気力を最後まで維持できていないと優勝にはたどり着けませんからね。

今回の勝利で今シーズンの獲得賞金は7400万円を突破。

日本人選手としては宮里藍さん以来となるツアー本格参戦1年目での獲得賞金1億円突破も見えてきました。

秋まで続くLPGAツアーでの渋野選手のさらなる活躍、そして笑顔溢れるプレーに期待しましょう。

それでは、また。