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ゴルフスイング

オリオット

ボールのライが悪い時は、パンチショットでライン出し!

家や練習場のボールは同じライで打てますが、実際のコースでは同じライで打てることはほとんどないと言って良いでしょう。

ボールのライが悪いと、ショットの良し悪しに大きく影響してきます。

にもかかわらず、練習場と同じように打とうとするとミスショットになりやすいです。

そんな時は、パンチショットを使うとミスが減り、ライン出しもやりやすくなります。

パンチショットは様々なライに対応できる

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ボールのライが悪い時というのは、以下のような場合が考えられます。

1.ディボット跡にボールがはまり込んでいる
2.ラフにボールが沈み込んでいる
3.左足上がり、または左足下がりのライ
4.つま先上がり、またはつま先下がりのライ
5.1~4の組み合わせのライ

いずれの場合も、ショットに不安を感じるのが普通です。

その不安を残したまま打つと、ミスショットになる確率が高くなります。

そんな時は、シンプルなショット、クラブを真っすぐ振り上げて振り下ろすだけ、クラブヘッドにボールを当てることだけに集中する、いわゆるパンチショットを選択すると良いでしょう。

パンチショットはタテ振りでラインを出す

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パンチショットは、タテ振りでクラブヘッドを上から振り下ろしてボールに当てることに集中し、フォローは考える必要ありません。

飛距離は10~20ヤードは落ちますが、タテ振りにすることでライン出しがやりやすくなります。

ただし、ボールに当てることに集中するあまり、手打ちにならないように注意する必要があります。

そのためには、テークバックで体幹、特に上体の捻転を強く意識してクラブヘッドを真っすぐ振り上げるようにします。

この時、目はボールではなくボールの左側、スイングの最下点を見つめるようにします。

左足下がりのライでは、クローズにアドレスするとクラブヘッドを真っすぐ振り上げやすくなります。

また、左足上がりのライでは、オープンスタンスで構えたほうがクラブヘッドを真っすぐ振り上げやすくなります。

パンチショットが打てるとプレーの幅が広がる

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コースではティーショット以外のほとんどのショットは、練習場のようなライで打たせてもらえないと考えたほうが良いでしょう。

特に距離が短く、起伏の多いコースでは、その傾向が強くなります。

どんなコースでもパンチショットの出番は意外と多いと思います。

グリーン周りのアプローチも同じで、ほとんどの場合、ボールのライは悪く、パンチショット的なアプローチをしたほうがミスを減らすことができます。

コースでは、同じ打ち方に固執せず、ライに応じてタテ振りとヨコ振りを柔軟に使い分けすると、プレーの幅が広がり、スコアアップにつながるでしょう。

ぜひ、参考にしてみてください。