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プロゴルファー

こせきよういち

アジアパシフィック女子アマ開催~世界のゴルフ界の面白情報を拾い読み#120

今週の注目は「アジアパシフィック女子アマチュア選手権」(4月25日~28日、ゴルフネットワークで全日ライブ中継)です。

昨年創設されたR&A主催のアマチュア選手権で、優勝者は女子メジャー競技「エビアン選手権」(7月)と「全英女子オープン」(8月)、そして来年の「オーガスタナショナル女子アマチュア」に招待されます。

2回目の今大会は、男子ツアー競技「ミズノオープン」の舞台=ザ・ロイヤルGC(茨城県)で開催され、アジア太平洋地域の80選手が出場を予定。

うち日本からは、いずれも10代――でも、近い将来にツアーで大活躍しそうな8選手が出場することになっています。

一番の注目は安田祐香

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その中でも最も注目を集めそうなのが安田祐香(18歳)。

先日の第1回「オーガスタナショナル女子アマチュア」に日本からただひとり招待され、3位タイの好成績を収めました。

なお、同じく3位タイとなった、フィリピン国籍のユウカ・サソウ(笹生優花、トップ画像の左端)も出場予定です。

安田は今季のプロテスト受験を宣言しているので、アマチュアとしてのプレーが見られるのは今年が最後になりそう。今大会で活躍する姿を見たいものです。

全米女子オープンの予選会を勝ち抜いた吉田優利にも注目

昨年のJGAナショナルチームメンバーで、安田とともに「世界女子アマチュアゴルフチーム選手権」(日本チーム歴代最高の2位)を戦った吉田優利(19歳、写真上)と西村優菜(18歳、写真下)も出場します。

吉田は先日4月22日に日本で行われた「全米女子オープン」の最終予選会で、上位4人に与えられる出場権を2位の成績で獲得。

さらに、この大会で勝てば、今季女子メジャー5試合のうちの3試合に出場することになります。

一方の西村は昨年シンガポールで行われた第1回大会で、優勝したティティクル・アッタヤ(タイ、今大会も出場)にプレーオフで惜敗した選手。

R&Aのアマチュアランキングでは、現在、安田(13位)に次いで日本選手2番目のランカー(52位)です(4月24日現在)。

ちなみに、彼女たち2000年度生まれのプレーヤーは「プラチナ世代」とも呼ばれていますが、この世代については、昨年夏にここで紹介しています(下記のリンク先を参照)。

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15歳の梶谷翼も出場

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日本からは他に、いずれも「プラチナ世代」の古江彩佳、後藤未有、佐渡山理莉、小倉彩愛と、2003年生まれ15歳の梶谷翼(写真上)が出場します。

彼女たちは全員JGAナショナルチームでプレーした経験があり、うち小倉、後藤、梶谷の3人は今年の国際競技に出場しています。

梶谷は3年前(2016年)の日本女子オープンに史上最年少記録の13歳で出場し、当時から将来が大変に嘱望されているプレーヤー。こちらも注目です。

台湾のホー姉妹

最後はおまけ。

個人的に注目している台湾のホー姉妹を紹介しましょう。

ユーサン(19歳、アリゾナ大学、写真左)とユーチャン(18歳、写真右)。

ともに今年のオーガスタナショナル女子アマチュアに出場した、アジアを代表するプレーヤーです。

ところで、上の画像は4年前のもの。

そして、下記リンク先の冒頭にあるのが、先日のオーガスタナショナルで撮られた写真。

そのふたりがちょっとキュートだったので、最後におまけで取り上げてみました (^^ゞ