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ゴルフスイング

golfman71

ベアグランドの基礎知識と打ち方・アプローチ方法

ベアグランドにおけるアプローチショットは多くの人が苦手とします。

力加減やクラブの選び方、打つ際の意識するポイントなど、どれをとっても難しいところです。

ここでは、ベアグランドの定義から、アプローチ方法を考える上での理論までを取り上げたいと思います。

ベアグランドとは

ベアグランドとは、通常のゴルフコースのような芝生ではなく、土がむき出しになっている部分のことを言います。

特に、グリーン周りにあるベアグランドからのショットは、フルスイングをすることができないため、力加減や打ち方が非常に難しいことで知られています。

芝生と違い、ボールがまったく浮いていないため、クリーンショットをするのが難しいのです。

また、ベアグランドは土がむき出しになっている部分ですので、雨などが降った後には土が水を吸ってしまうことでショットにダイレクトに影響します。

ベアグランドの考え方

クリーンショットするために、ベアグランドで初心者がよくやってしまいがちな打ち方に、すくい上げるような打ち方が挙げられます。

しかし、一般的にベアグランドでは、このようなすくい上げる打ち方は最もやってはいけない打ち方とされているのです。

これは、ボールが土に直接接地しているために、ダフりの原因になることが一番大きな理由です。

上に書いたように、土がぬかるんでいる場合などには、特にダフる原因になってしまいます。

ベアグランドにおける正しいアプローチ方法

前述したように、ベアグランドではとにかく、ボールをすくい上げるような打ち方は禁物です。

そのような打ち方を意図的にしなくても、クラブのロフト(クラブフェースについた傾斜、角度)が自然にボールを浮かせてくれます。

そのため、ボールを直接打つ意識を持ってスイングをしましょう。そうすることでダフる可能性も少なくなり、的確なショットを打つことができます。

また、地面がぬかるんでいたり、地面が硬かったりする場合には、飛ばさずに意図的にボールを転がすように打つのもひとつの手です。

その場合にはパターなどを使うといいでしょう。

グリップの握り方などの細かい打ち方

ボールを直接インパクトするためには、それだけの正確性が必要になってきます。

正確なインパクトが要求される場合には、クラブを短く持ち、手首を固定することが重要です。

そうすることでボールとの距離感が一定となり、より正確なショットを打つことができます。

また、いつもよりもボールをボールひとつ分程度右側に置くことで、ダウンブローでクリーンに打ちやすくなります。

これもダフりを防止するのに効果的です。