ゴルフスイング
PAR RUSH 01
アプローチで寄せワンを成功させるための3つの条件!
冬から春先は、芝が薄くなり、アプローチが難しくなります。
また、ライが悪くなることで、きれいにヒットすることも難しくなり、トップやザックリなども多発します。
このように、アプローチが難しくなる時期に、寄せワンを取るための3つの条件を考えます。
これさえできれば無理にパーオンを狙う必要がなくなり、攻め方の幅が広がり、結果的にスコアアップにつながります。
さあ、皆さんも早速やってみましょう!
目次
アプローチの際に使用するクラブは? どんなクラブを使うのか?
アプローチというと、いわゆるサンドウェッジや、アプローチウェッジ、52度、56度、58度などのウェッジを、思い浮べると思います。
もちろん、これらのウェッジでスピンの効いた球が打てればカッコいいし、上級者の気分になるかもしれません。
しかし、グリーンシーズンで芝がきれいな状態の時期でも、これらのウェッジでのアプローチは決して簡単ではありません。ましてや、芝が薄くベアグランドに近いような状態の時期は、さらにその難しさが増します。
私は、58度のウェッジが好きで、このクラブを使ってアプローチをしています。ただし、グリーンエッジからピンまでの距離に合わせて、52度のウェッジも併用していました。
しかし、冬の時期に合わせて、今シーズンから52度、58度にピッチングウェッジを加えて、3本を使うようになりました。
特に、芝の薄い時期には、ピッチングウェッジの出番が増えると思い、最近はピッチングウェッジでのアプローチ練習に力を入れて来ました。
皆さんの中には、8番アイアンなどで転がすアプローチを多用する方もいることでしょう。
いずれのクラブを使うにしても、使い物にするためには、練習を積む必要があります。突然、使って上手くいくようなことはありません。
条件〜その1「まず、状況を判断してどんなアプローチをするか?」
基本的にアプローチをする場面は、グリーンを狙うショットが外れて、グリーン周りにあるという状況でしょう。
または、様々なトラップを避けて、無理にピンを狙わない場合に、乗らなくても比較的安全な場所に運ぶショットでグリーン周りでも良しということもあるでしょう。
いずれの場合でも、グリーンを外した場合には、できればボールのところに行くまでに、ボールとピンの位置関係を把握できるようにしておきたいものです。
そうすれば、ボールの場所に着いたらすぐに、どのようなアプローチならピンに寄せることができるかのイメージを持つことができるでしょう。
全体的にボールとピンの位置関係を見ておくことで、最適なアプローチをイメージする時間を作ることができます。
その際、ピン位置の情報を頭に入れておくと、さらにグッドです。
これにより、どのくらいのキャリーが必要かがある程度イメージできて、アプローチのイメージが出来上がります!
条件〜その2「その日のアプローチの成功率を前提に、最も寄る確率の高いアプローチを選択!」
アプローチは、その日の身体やスイングの状態で、同じようにスイングしていても、上手くいく日もあれば、上手くいかない日もあります。皆さんは、そんな経験はありませんか?
ゴルフのスイングは、それくらい微妙なものだということです。
アドレスからいつもと同じだと思っているのに、上手くいかない時がある。
ですから、その日のアプローチの調子を早いうちに把握して、そのアプローチが、多用できるような攻め方をできるようにします。
アプローチに使用するクラブの組み合わせですが、私の場合は、58度、52度をどのように使い分けるかを決めます。ただ、芝の薄い時期には、これにピッチングウェッジを加えて3本で考えます。
先日のラウンドの4ホール目、ピンが奥で花道手前からの長いアプローチが残りました。
右手前のバンカーを避けて、左手前でもOKという2打目でした。これまでであれば、52度や58度を使ってアプローチをしていましたが、この日はピッチングウェッジを使いました。
キャリーよりもランが出て、グリーン上をピンに向かって行きました。結果的に寄せワンのパーで上がることができました。
この攻め方が功を奏したホールでした。
条件〜その3「気持ちが大事で、欲を出さないこと! 1ピン程度でOKと気楽に考える!」
寄せワンのアプローチを成功させるための条件~その3は「気持ち」です。
グリーンを外しているわけですから、ここは1パットで収めて何とかパーを取りたいと思うのが普通です。しかし、この気持ちが強過ぎると、ベタピンで寄せたいと思ってしまいます。もちろん、ベタピンでOkというのが理想ではありますが、そんなに簡単に寄せることはできません。
この寄せたいという気持ちが強過ぎると、欲だけが入ってザックリやトップなどの大ミスが出る可能性が高くなります。
そこで、1ピンぐらいでもOKというような気持ちでアプローチをしましょう。最終的に寄せワンを取るには、肝心のパットが入らなければ駄目なのですから、この欲を捨てた気持ちが結果として、次のパツトまで影響します。
1ピンぐらいの距離が入れば、それも寄せワンのパーになります。
気持ちの整理とは、グリーンを狙うショットで無理にピンを狙わずに、花道や手前のラフでもOKとしてゴルフを組み立て、最後のパットが入らなければ仕方ない、というぐらいの気持ちでいくことです。
これを続けていれば、上りの狙えるラインに行くという好循環になると思います。
付録「アプローチ成功の鍵は根気強い練習にあり!」〜それがいざという時に役立つ!
アプローチの練習は、根気が必要です。
ドライバーやフルショットの練習ばかりしていては、スコアの向上は望めません。最後はアプローチとパットが、スコアに直結します。
アプローチは面白くないなぁと、思うかもしれませんが、プロでも技をマスターするために、根気強くアプローチの練習をしているのです。
アプローチは、頭で考えていても上手くいきません。身体に覚えさせることが必要です。そのためには、練習の時間をアプローチに割いてみましょう。必ずやっただけの効果は出てくるはずです。
5球や10球ではなく、50球、100球と繰り返し練習しましょう!
そうすれば、アプローチに自信が出て来ることでしょう!