【鹿又芳典×小林伸太郎プロ】ギアでお悩み解決!Vol.1
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【鹿又芳典×小林伸太郎プロ】ギアでお悩み解決!Vol.1

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男子プロ随一のギアマニア小林伸太郎プロと、カリスマクラブフィッター鹿又芳典!

ギアについて語らせたら右に出る者はいない、2人のゴルフ談義企画スタート!

アマチュアゴルファーの悩みを持ち込むのは、ゴルフ歴20年以上、放送作家/漫画原作の「チキン☆ウイング」さん。

第一弾は果たしてどんな話が聞けるのでしょうか?

練習しないで上手くなりたい……!

練習しないで上手くなりたい……!

チキン 鹿又さん、小林プロ、ボクね、ここだけの話……ゴルフが上手くなりたいんです。

鹿又・小林 ……。

鹿又 もったいぶったわりには、全ゴルファーの声ですね。

小林 ここだけの話にする必要がないや~つ。

チキン いや、そんじょそこらのゴルファーと一緒にしないでください! なにしろボク……練習したくないんです!

鹿・小(なんでそんなにドヤ顔で言えるんだ)

鹿又 練習しないで上手くなりたい、と。虫のよさ、満点ですね。

小林 これで全ゴルファーの2割くらいの人の代弁者になりましたね。

チキン いやいやいや! 誰だって練習せずにいいスコアで回りたいですよ! 聞くところによると、お二人は『練習せずに上手くなる協会の名誉顧問』だそうですね。

鹿・小  はい?

小林(初耳ですよ……)

チキン ここに着席した時点で、勝手に任命される仕組みなんですが。

小林 ぼったくりバーのシステムですね?

チキン 知ってますからね、ボクはお二人が“練習せずに上手くなる方法”に精通した、日本でも指折りのオーソリティーだってこと

小林 どういうことですか?!

チキン しらばっくれるな! ギアにめちゃくちゃ詳しいでしょうが!

小林 へ……?!

鹿又 ああ、そういうことですか! 練習をせずに、ギア(道具)を変えることでスコアアップをしたいというわけですね?

チキン ご明察! なんて理解力、にしてまとめ上手!(ボクのバカさが際立つ)

チキン 題して、『ギアを変えるだけでめっちゃ上達しちゃおう』!!

一同 (無表情のまま、5秒の沈黙)

チキン なんて言ったものの、そんなの可能ですか?

『ゴルフの悩みをギアで全部解決しちゃおう』

『ゴルフの悩みをギアで全部解決しちゃおう』

鹿又 チキンさん、それがね……可能なんです!

チキン よかった! わざわざ集まっていただいた甲斐があった。

小林 スイングいじるよりギアいじったほうが早いですからね。

鹿又 たぶんアマチュアの人の練習量でスイングいじるって、無理ですよ(笑)。

チキン そんな身もフタもないことを……。

小林 僕だってスイング変えたことないですから! スイング変えるくらいならクラブ変えます!

チキン なんと?! プロでも?!

鹿又 何を目指すか、なんですよ。自分のスイングを追求するのか、スコアアップを最優先に考えるか。

チキン この企画は“スコアが良くなる”が絶対の正義です。なんだかんだ言って、スコアが良くないと素直に喜べないのがゴルファーってもんですから。ってなわけで、お二人にはお悩み相談員になってもらいます!

鹿・小 (名誉顧問はどこいった?)

チキン 題して、『ゴルフの悩みをギアで全部解決しちゃおう』!!

鹿又 (タイトルも変わっとるやないかい)

小林 (この人、ホントにシラフ?)

今回のお悩み「20年ぶりのゴルフ。何を選べばいいの?!」

チキン 実は、もうお悩みも届いているんです。早速行っちゃいましょう。まずは、漫画家の魚乃目三太さんのお悩みです。

『僕は大学ゴルフ部出身なんですけど、大学以降ゴルフをまったくやらなくなり、今はクラブすら持っていないんです。でも、最近誘われることも多く、20年ぶりくらいにゴルフに行こうかなと思っているんです。どんなクラブを手にするのがいいでしょうか?』

というご相談です。

この魚乃目三太っていう漫画家は『戦争めし』や『宮沢賢治の食卓』といったグルメ漫画のヒットメーカーで、忙しくて仕方ない人なんですよ!

そんなこんなでゴルフから遠ざかったまま、ってわけなんですが……。クラブって毎年新モデル出てるし、20年も間が空くと“浦島太郎状態”ですよね?!

アイアンはサイズ感が大事

アイアンはサイズ感が大事

小林 いえいえ、実はそうでもないんですよ。ね、鹿又さん、特にアイアンは大丈夫ですよね?

鹿又 その通りですね。

チキン え?! なんすか、この以心伝心な感じ?!
 
鹿又 アイアンはね、買い換えるなら10年ぶりだろうと20年ぶりだろうと“サイズ感”が同じものを選べば問題ないです。

チキン 昔とサイズが同じ? じゃあ、あえて小さなサイズのものを買うってことですか?

鹿又 いえいえ、実は、アイアンのサイズはここ20年くらい変わっていないんです。

チキン は~?! ほんとですか? ヘッドのサイズが大きくなっているように感じていたんですが……。

鹿又 それはソールが大きくなったり、トップブレードが厚くなったりしているから大きく見えるだけで、サイズ感的にはほとんど変わっていないです。だからダイナミックゴールドとかN.S.PRO 950GHとか、息の長いシャフトがそのまま、いまだに使えているんですよ。
 
チキン ほえ〜! なんとも目からウロコ! これは人に言いたい“ギアうんちく”。

鹿又 だから、アイアン探しはそんなに苦労しないと思うんですよ。ヘッドの長さとかが変わっていないのを選べば。昔かなりやっていた人ならイメージはそのままに、新しいクラブの“寛容性の高さ”が実感できて、よりやさしく感じると思うんですよ。
 
チキン 小林プロ、どうですか?

ソールにも注意

ソールにも注意

小林 完全に同意見です。付け加えるなら、昔やってた人はダウンブローに打つクセが身に着いている人が多いので、ワイドソールのもので、さらにキャビティタイプにすれば、ダフりも怖くないです。
 
鹿又 そうですね! さらに付け加えるなら……。

チキン (この人たち「付け加え」が止まらんな)

鹿又 バウンスが多いほうがいいですね!

チキン バウンス!? ウェッジでは考えたことがあっても、アイアン全般で考えたことなかったです。選ぶ目安はありますか?

鹿又 海外のメーカーのアイアンがいいですね。国産のクラブは意外とバウンスが少ないんです。

小林 日本は冬、芝が固くなるから、その時のために少なくしているのかなっていう。
 
鹿又 あと日本は野芝が多いので、ボールが浮きやすいんですよ。だからダウンブローにしっかりとらえなくても打ててしまうから、バウンスは少なくてもいいんですよね。

小林 それに日本の練習はマットの上や人工芝から打つことが多いから、あんまりダウンブローがキツイ人っていないんですよ。手が痛いから。

チキン はいはい。海外は芝から打てる練習場多いですもんね(行ったことないけど)。

鹿・小 (行ったことなさそう)

チキン まとめると、ヘッドの大きさはかつて使っていたものと同じサイズ感で、バウンスが大きい海外ブランド物、ワイドソールのものがいいってことですね。

アイアンはそんなに悩まないね!

小林 ただ海外ブランドに多い特徴として、ソールがぶ厚くなっているので地面に置いたときにカブるんです。日本人にはそれを嫌がる人が多いですね。

チキン カブる? 左を向いちゃうってことですか?

小林 そうですね、固いところでは特に。フェースがまっすぐ向いているように見えないとキモチ悪いって人が多いから、そこは慣れが必要です。

チキン じゃあ、魚乃目さんがクラブ買うときについていって「構えたらちょっと左向くなぁ」って言ったら、「ちっちっち! それはソールが分厚くなっているからさ」って説明しておきますね。

鹿又 (さも自分の知識のように……)

小林 (この人、友達少なそう)

チキン ちなみにシャフトはどうしましょう?
 
鹿又 たぶんダイナミックゴールドを使っていたと思うので、それと似たようなのを選べば問題ないんじゃないですかね。
 
小林 (ダイナミックゴールドの)X100を使っていたとしたら、ちょっと軽めにするとか、柔らかめにするとか、替えるとしても、その程度でいいと思いますよ。
 
鹿又 ワンラウンドしたらかつての感覚を思い出しますから。

ドライバーは小ぶりがおすすめ

チキン アイアンは分かりました。ドライバーはどうですか?

鹿又 ドライバーはね、慣性モーメントが大きくて“芯に当たらなくても曲がらないよ”っていうのを選ぶのか、“動かしやすいほう”を選ぶのかっていう話なんですけど、昔やっていた方だったら、おそらく芯は大きく外さないと思うんですよ。

チキン ある程度ミートできるってことですね。

鹿又 そうすると、今のヘッドはその頃のタイミングとまったく違うので、ある程度、
調整自由度の高いヘッドにして、フィーリングと出球が合うのを選んでいったほうがいいと思いますね。テーラーメイドの「M5」とか、プロ~上級者向けの、どっちかというと小ぶりなヘッドで操作性がいいのがいいと思います。
 
チキン ゴルフが久しぶりなら、簡単なドライバーをシンプルに振るのがいいかと思いきや……。

小林 僕もまったく同意見です(笑)。今までつかまってくれるヘッドを使っていた人が、最近の(オートマチックで飛ぶ)つかまらないヘッドを使うと、スライスしかしないと思います。

鹿又 そう、しかもその防ぎ方を知っているから、ハンドレイトに振ってビューって引っかけてチーピンしか出ないみたいなことになりかねない。
 
小林 そうですね、だから絶対小さいヘッドのほうがいいです。逆にちょっと前のモデルのほうが合うかもしれないですね。例えば、キャロウェイ『RAZR FIT XTREME』とか『BIG BERTHA ALPHA』とか。

鹿又 現行のモデル(2019年3月)でいうと、ミズノの「MP」シリーズとか。あれは大きいヘッドが打てない人、アイアンみたいな感覚で打ちたい人向きのクラブなので、そういうところはハマりそうですね。
 
小林 そうですね。形状も20年前くらいのイメージを踏襲していますもんね。

チキン なるほど。意外というか新鮮なご意見。まとめると、アイアンもドライバーも昔の感覚を活かせるものがいいと。しかも、新しいものでもしっかり選べばそういうモデルはあるんですね。

チキン ギアって、悩みを解決する近道なんだなぁ(遠い目で)。

鹿・小 (なんだろう、この人のキャラ)

――第2回に続く――

案内人紹介

案内人紹介


小林 伸太郎(こばやししんたろう)
群馬県の榛名町(現高崎市)で生まれ育ち、両親の影響でゴルフを始めた。高校はゴルフ部のある栃木県の佐野日大に進学。ここで腕を上げ、3年時には『日本ジュニア』を制するまでになった。東北福祉大学3年の2007年には『日本アマ』制覇。現在シニアツアーで活躍する田村尚之との決勝は41ホールに及ぶ熱戦だった。

プロ入り後はツアー出場権をつかめないまま月日が流れた。それでも14年のQT(クォリファイングトーナメント)で自己最高の7位に入ると、翌15年は自身2試合目の『日本プロ』で4位。これを足掛かりに7年目で初シードをつかんだ。16年は初戦の『SMBCシンガポールオープン』で日本人選手最高の4位と好発進。『マイナビABCチャンピオンシップ』では初めて単独首位で最終日を迎え、惜しくも優勝した片山晋呉には1打及ばなかったが自己最高の2位に入る。17年は賞金ランク103位に終わり、シードを手放してしまった。
https://www.jgto.org/pc/PlayerProfile.do?playerCd=15566

今期はAbemaTVツアーと、アジアンツアーを主戦場とする小林プロ。海外への意欲も高い。

(写真左。右はQPの愛称で親しまれる関雅史プロ)


鹿又芳典(かのまたよしのり)
各ゴルフ雑誌やゴルフ専門チャンネルなどでクラブコーディネーターとして活躍中。年間試打本数は2000本以上にも及ぶ。男子、女子プロ、ツアープロとも交流が深い。

マルチに活躍するカリスマクラブフィッター。クラブのことならなんでもござれ。

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