ゴルフスイング
kiyomatuゴルフ塾
ゴルフの上達を目指す上で、イメージの大切さ、気をつける要点 その2
結局は何かを考えて練習することになります。映像からのイメージを言葉に変えて練習する。
その言葉の選択によって行動が決定するのです。
不思議なことに、同じ言葉でも人によって行動が違ってきます。行動が良い方向に働く行動を見つけないといけなのです。
困ったことに、見つけた言葉・イメージも永遠には続かないのです。
イメージと言葉
自分が信じる人からの言葉を唱えながら練習するのは問題ない。画像から得たイメージを思い浮かべなが練習するのも問題ない。
ただ、よく考えたら画像からのイメージは自分なりに言葉に置き換えてるのがほとんどのはずです。
例えば、ビデオでスイングの始動時、右側にすごく動いていると感じたとします。自分の理論からは動き過ぎに見えたのです。
右に動かないように……。
言葉を頭の中で唱えながら打つ。
よく考えてみてください。
「動かない」という言葉から何ができるでしょうか?
否定的な言葉というのは、実は何もできないのです。
「動かない」という言葉の直接的な行為やイメージは存在しないのです。
その動き過ぎを直すために、何かをしないとダメなんです。
ここでは「回転する」という言葉に変えることによって、動き過ぎを直すほうが肯定的であり、イメージが膨らむことになります。
画像の全体的なイメージは言葉に変えてはいけない。あくまで、画像として受けとるほうがいいのです。
画像から細かい部分を抽出するときは、それを言葉に変えるのです。
その際必ず肯定的な言葉にする。
ネガティブな思考では体は動かない。ポジティブな言葉にすれば体が動きやすくなりイメージができ上がってくるのです。
さて、イメージも得て言葉にも変えられた。
練習しよう!
ここからも注意しなければならないことがあります。
イメージの怖さ その1
一つの画像を数人に見せるとします。
画像は一つなのに、見た人はそれぞれのイメージを描きます。そのイメージ自体もそれぞれですし、変換された言葉も違う場合があります。
それは、一人一人のゴルフに対する経験値や理論が違うためです。
それを元に練習をします。
全員上手くなることもある。全員悪くなることもある。何人かは上手くなって、何人かは悪くなることもある。
今の自分にとって必要なイメージだったのか?
置き換えた言葉は良かったのか?
このことが、一番大切なのです。
画像だけでなく当然、聞く言葉にも当てはまります。
自分は今、どんな状態なのか?
これを本当の意味でわからないと、自分に必要のないイメージがついてしまう恐れがあるのです。
イメージの怖さ その2
アッ! わかった!
よくありませんか? 練習してる時や、ラウンド最中にそう思うこと。
これが一番やっかいなんです。少しの間は上手くいくのですが、すぐおかしくなってしまう。
これもイメージの一種なのですが、たまたまわかったイメージなのです。この種のイメージには過去の蓄積がなく、論理的ではないことが多いのです。
イメージは形のないものなので、その日の体調や周りの環境によっても変わって感じることが多いのです。
自分の信じた最初のイメージをコツコツと続けていくことが、上手くなるコツなのです。
脇目もくれず……。
イメージの怖さ 3
やり過ぎ。
これは、よく練習する人にほど起こります。かといって、練習しなければ自分のイメージを具現化することはできません。
できたら、忘れる!
歩くという行為を普通は意識していないと思います。
生まれて歩けるようになってからずっと同じ動作をしているため、何も考えなくてもできているのです。
これを、今さら前に移動するためには、まず右膝を折って股関節を動かして……とか考えているとギクシャクした歩き方になってしまいます。
この歩くという動作は完全にイメージを具現化できているのです。
できたな!
と思ったら、一度何も考えない練習やラウンドをするのです。それでまたダメになったら以前イメージしていたことをやり直すのです。
これで、やり過ぎを抑制することができるのです。
次回はイメージの集大成、素振りについて。
では。