Gride

gettyimages/1069081266
getty

ゴルフスイング

現役レッスンプロ みやヴぃ

真っすぐ飛ばすための秘訣〜飛球の法則とは〜

みなさんこんにちは!

現役レッスンプロ みやヴぃです。

スライスやフックなど、球筋が安定せず悩んでいる人は、ぜひとも飛球の法則を理解して、スイング矯正に取り組みましょう!

飛球の法則とは?

getty

飛球の法則とは、簡単に言うとボールが曲がる原因をわかりやすく法則化したものです。

前回、「ゴルフスイングを修正する上で大切なこと」の記事で書いた通り、まずは自分の球筋を知り、それを基に飛球の法則を用いて自分のフェースの向き・スイング軌道が現状どうなっているのかを理解する。

そしてそれがわかれば、どこを直せばボールが真っすぐ飛んでいくのかが明確になってくる、というものです。

飛球の法則の解説

それでは、実際に飛球の法則を解説していきましょう。

ボールの曲がりには大きな2つの要因が関係しています。

1.フェースの向き=ボールの飛び出し方向に影響する。
2.スイング軌道=ボールが曲がっていく方向に影響する。

そして2つの要因にはそれぞれ3種類の違いがあります。

フェースの向きは「オープン」・「スクエア」・「クローズ」の3種類。

スイング軌道は「アウトサイドイン」・「イントゥイン(ストレート)」・「インサイドアウト」の3種類。

3種類のフェース向き×3種類のスイング軌道=9種類の球筋が存在します。

フェースがオープンの場合の球筋

フェースがオープンの場合は右にボールが飛び出します。

その際フェースの向きに対してのスイング軌道により、ボールが曲がっていく方向が変わります。

■オープンフェース×アウトサイドイン
ボールが右に飛び出して、右に曲がっていく(プッシュスライス)

■オープンフェース×イントゥイン
ボールが右に飛び出して、飛び出し方向に真っすぐ飛んでいく(プッシュ)

■オープンフェース×インサイドアウト
ボールが右に飛び出して、左に曲がっていく(ドロー)

フェースがスクエアの場合の球筋

フェースがスクエアの場合は真っすぐボールが飛び出します。

その際フェースの向きに対してのスイング軌道により、ボールが曲がっていく方向が変わります。

■スクエアフェース×アウトサイドイン
ボールが真っすぐ飛び出して、右に曲がっていく(スライス)

■スクエアフェース×イントゥイン
ボールが真っすぐ飛び出して、真っすぐ飛んでいく(ストレート)

■スクエアフェース×インサイドアウト
ボールが真っすぐ飛び出して、左に曲がっていく(フック)

フェースがクローズの場合の球筋

フェースがクローズの場合は左にボールが飛び出します。

その際フェースの向きに対してのスイング軌道により、ボールが曲がっていく方向が変わります。

■クローズフェース×アウトサイドイン
ボールが左に飛び出して、右に曲がっていく(フェード)

■クローズフェース×イントゥイン
ボールが左に飛び出して、真っすぐ飛んでいく(プルまたは引っ掛け)

■クローズフェース×インサイドアウト
ボールが左に飛び出して、左に曲がっていく(プルフックまたはチーピン)

自分の曲がる原因がわかりましたか?

getty

上記の通り、飛球の法則がわかってくると自分の球筋を見て「今のミスはフェースが閉じていたんだな」とか「今のはアウトサイドインだったんだな」とか、曲がった原因がわかってきます。

それさえわかれば、後は同じミスを繰り返さないように練習するのみです!

次回以降は、実際に各フェースの向きやスイング軌道ごとに、なぜそうなってしまうのかという原因や修正方法、練習ドリルなどを記事にしていきます!

ぜひお楽しみに!