ゴルフスイング
Nick Jagger
ユーティリティ、ショートウッドは入射角を緩やかにして、フォローを低く出す
プロ、アマを問わず、今やほとんどのゴルファーのバッグの中には、かつてのロングアイアンの代用品であるユーティリティクラブ(以下、UT)が入っていることでしょう。
アイアンタイプのUTや7番ウッドや9番ウッドといったショートウッドは、ウッドのように払い打つのか、アイアンのように打ち込んで打ったほうがいいのでしょうか?
UT、ショートウッドはフェアウェイウッドの延長と考える
結論から言いますと、UTやショートウッドは、アイアンよりも、フェアウェイウッドの延長と考えるべきです。
シャフトの長いもので42インチ以上もあるモデルもありますが、ロフトも4番UTで3番アイアンと同じくらいあります(メーカーによって多少の差はあります)。
そのため、ロングアイアンより簡単に振り抜け、飛距離も出て、高弾道のボールが打てるという、まさにユーティリティ(使い勝手のいい)なクラブで、レベルを問わずに人気を博しています。
飛行機の着陸のようなイメージの入射角
しかし、アイアン感覚でクラブヘッドを打ち込む打ち方をすると、スピン量が多くかかり過ぎて、吹き上がるボールになってしまいます。
7番や9番ウッドといったショートウッドになるにつれてクラブが短くなるので、感覚がアイアンに近くなりますが、だからといって上からの軌道で叩かないことです。
ちょうど飛行機の着陸のイメージを持つといいでしょう。
急降下してくると、飛行機の先端が滑走路にぶつかってしまい、機体は大きく弾かれます。
できるだけ降りてくる角度を緩やかにすれば、目標よりも多少手前に着陸したとしても、衝撃も少なく、前に進んでいきます。
緩やかにボールをとらえ、低くフォローを出す
フェアウェイウッドと同様に、入射角の緩い軌道をイメージしてスイングします。
緩やかにボールをとらえ、そのまま低くフォロースルーを出すイメージがあれば、多少ダフっても、クラブの機能がボールを上げてくれて、大きなミスにはなりません。
これらのクラブはアイアンよりも低重心に作られていることが多いので、上から打ち込まなくてもしっかりと球を上げてくれるはずです。