ゴルフスイング
Nick Jagger
7番アイアンで100ヤードを打つ練習でボディターンを体感しよう
ウッドクラブのショットに比べ、アイアンショットはクラブが短い分扱いやすいので、手先で打ってしまいがちです。
そこで、アイアンショットもしっかりボディターンで打てているのか、チェックする方法を紹介します。
あえて7番アイアンで100ヤードを打ってみる
練習場に行きましたら、バッグから7番アイアンを取り出してください。
フルショットではなく、100ヤードの距離を打ってみましょう。
一般男性アマでフルショットをすれば、大体140~150ヤードの飛距離が出ます。
100ヤードを打つには、当然コントロールショットで打たなければなりません。
「手」、「腕」、「上体」を一体化させたボディターンを意識して、クラブフェースをスクエアにしたままスイングします。
そして、スイングスピードや振り幅をいろいろ組み合わせながら、100ヤード地点にボールが集まるようになれば、しっかりボディターンで振れているということです。
ボールをしっかりつかまえる意識は不要
スイング幅は右腰から左腰まで、時計盤で言えば9時から3時までくらいのハーフショットになるはずです。
アドレスの手の位置をキープしたまま、「回れ右」、「回れ左」の要領でスイングします。
最初は狙ったライン上を真っすぐ飛ばすのが目標です。
ライン上をクラブが通過していくイメージで打つことで、正しいスイングプレーンができてきます。
この練習では、しっかりボールをつかまえようという意識は不要です。
つかまえようという意識が強いと、スイング軌道やフェース面の向きが狂いやすくなるからです。
ゴルフスイングの理想形は「デンデン太鼓」
この練習でスライスボールが出ることはないでしょうが、左に飛んでしまうという人は多いはずです。
それはボディターンではなく、手先で打っているという証拠です。
ゴルフスイングの理想形は、よく「デンデン太鼓」と言われます。
体をクルッと回せば、腕や手、クラブが自然についてくるスイングです。
「回れ右」で体を回せば、勝手に腕がついてくるようなバックスイングになり、「回れ左」で体を回せば、腕が遅れて自然に下りてくるようなスイングが、ボディターンなのです。
この「デンデン太鼓」のスイングを体感できるのが、7番アイアンの100ヤードショットなのです。