ゴルフスイング
ゴルフ侍
マン振りが全ゴルファーを救う|第13回「パターが苦手」→「マン振り」
拙者、ゴルフ侍と申す。
諸君のゴルフの悩みを拙者が見事に断ち切ってみせよう。
「パターが苦手」と嘆く諸君、「マン振り」をなされよ。
パターがスコアに占める割合は「40%」
パターの重要性を説くゴルファーが多いこと、多いこと。
正直うんざりしている。
諸君もそうだろう。
パターが重要であることは百も承知であるが、そういうゴルファーに限ってスコア100前後の腕前、すでにゴルフを悟ったような気になっている。
いと悲しきかな。
パター信者の論理としては、「パターはスコアの40%を占めるため、スコアを縮めたいのであればパターを重点的に練習すべし」というものである。
これが世論であり常識となっているのだが、拙者の意見は違う。
拙者の「パッティング」に対する考え方
拙者の考えはこうだ。
・パター以外はスコアの60%を占めるため、パター以外のクラブを練習すれば良い。
・特に練習時間が取れない、忙しいビジネスマンにお勧めである。
こうした意見は初めて聞くのではないか?
これでは世間に歯向かう「天の邪鬼」と思われるかもしれないので、この考えを後押しする客観的事実をお伝えしよう。
18ホールをすべて2パットで上がった場合、計36パットである。
これがパット数の基準となる。
一方で、プロは約30パット。
その差はたったの6ストロークである。
これを大きいと見るか小さいと見るか。
プロでしのぎを削るのであれば6打差は大きいが、100を打つアマチュアにとってみれば些細な差である。
結論を申すと、「パターは費用対効果が非常に悪い」ということだ。
1年365日、いくら血の滲むような練習を積み重ねたところで、スコア改善の余地は6打しかない。
ボールには凹凸があるし、グリーン上には芝目やスパイク跡もある。
風や雨などの自然環境の影響も受けてしまう。
そんな不確定要素が多い中で、すべてに対応するのは不可能。
パターは運の要素も強いのだ。
絶対に2パットであがる方法
パターが苦手という者に朗報だ。
パターは全ホール2パットであがることができれば十分にパター巧者である。
そして以下の手順を実行するだけで、必ず2パットであがれる。
①ファーストパット:カップから1メートル以内に寄せる
②セカンドパット:1メートル以内を100%の確率で入れる
まずは1メートル以内に寄せて、それを入れるだけ。
非常に簡単なアルゴリズムだ。
コツとしては、以下の要素を重視すれば良い。
①ファーストパット:距離感重視(ジャストタッチで寄せる)
②セカンドパット:方向性重視(直線で狙う)
この情報だけでパット数を減らすことができるだろうが、その精度を高めるとっておきの技術を伝授しよう。
絶対に2パットであがる技術
拙者の熱烈なファンであれば、もう答えは分かっているな?
そうだ。
パターの技術も「マン振り」だ。
もちろんパターでかっ飛ばすという意味ではない。
自分で決めた「振り幅」の中で、最大距離を出すのである。
パターでも「マン振り」をすることにより、ストロークの緩みがなくなることで「方向性」が安定し、最大距離に収束するように「距離感」が安定してくる。
体の中に自分だけが見える「振り幅の物差し」を作ることができれば、一生物だ。
これ以後、36パットを打つことはなくなるだろう。
【特別公開】パッティングの振り幅別距離表
今回は特別だ。
拙者の「パッティングの振り幅別距離表」を公開する。
25ヤード以内であれば、すべて1ヤード刻みで打ち分けることができる。
この表が完成してからは、パターの練習はしなくても32パット前後で落ち着いている。
この表に興味があるか?
拙者はゴルフを「マン振り」で攻略することに忙しいので、ここで詳しい説明は控える。
「いいね」、「コメント」、「SNSでのシェア」など、反響があれば気が変わるかもしれない。
なにはともあれ、パターは「マン振り」に限る。
これにて一件落着。
(ゴルフ侍)