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初心者

Yanagi@TPIトレーナー&ドラコンプロ

「テキサスウェッジ」で寄せワンの鬼になろう!

みなさん「テキサスウェッジ」という言葉を聞いたことがありますか?

「テキサスウェッジ」は、グリーン外からパターを使ってアプローチすることをいい、テキサス州出身のプロゴルファーであるベン・ホーガンが広めた言葉です。

ベン・ホーガンは1953年にはマスターズと全米、全英オープンの3冠に輝いたゴルフ界のレジェンドの1人です。

同一年に3つのメジャー大会を制した偉業は、2000年にタイガー・ウッズがタイに並ぶも、いまだ破られていない記録です。

今回はスコアアップに確実に役立つ「テキサスウェッジ」の魅力について紹介します。

なぜ「テキサスウェッジ」が使われたのか?

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一昔前のテキサス州のコースは、その暑く乾燥した気候によって硬いフェアウェイが多く、グリーンとその周辺の転がりにあまり違いがありませんでした。

そのため、ウェッジよりもリスクの少ないパターで打つことが一般的に好まれていました。

この「テキサスウェッジ」という言葉には、もう1本のウェッジという想いも込められていたのだと思います。

現在のテキサス州のゴルフ場はコンディションが良くなっているため、あまりテキサスウェッジは見られません。

しかし、全英オープンのリンクスコース(リンクスは海沿いで風が強い)などでは、プロがテキサスウェッジをしている場面を見ることができます。

グリーン周りのアプローチでまず考えること

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ギリギリでグリーンを外してしまった場合、アプローチの方法としてまず考えてほしいのは「パターを使えないか?」ということです。

アプローチショット=サンドウェッジという人も多くいると思いますが、ロフトの寝ているサンドウェッジでは毎回同じスピン量で打つことが難しく、アプローチも安定しません。

日本のレジェンド・青木功プロは、まずパターが使えるかどうかを考えるそうです。“ゴルフはゴロフ”というわけです。

もちろん、プロの中にはサンドウェッジ1本でアプローチをする人もいますが、ボールを上げたり、転がしたり、強いスピンで止めたり……と球筋は使い分けています。

アマチュアの場合、そこまで正確にスピンコントロールすることは難しいので、まずは「転がす」ことを考えましょう。

タイガー・ウッズもアマチュアゴルファーに対して、グリーン周りで芝が短い場合や障害物がない場合は「ウェッジではなくパターで打つことをおすすめする」とアドバイスしています。

「テキサスウェッジ」が使えなければ9番かピッチングウェッジを使おう!

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サンドウェッジで寄せワンを手に入れるには、キャリーでピンポイントな場所に落とすか、スピンでキュキュっと止める技術が必要です。

安定して90を切れるようになったら引き出しとしては必要ですが、アベレージゴルファーのうちはまず転がしましょう。

グリーンとの間に逆目のラフやスプリンクラーなどがあって転がすには不向きの場合、9番かピッチングウェッジを使ってカラーの少し先から転がすイメージで練習すると大ケガを防ぐことができます。

ボールを高く上げるよりも、低めに出して手前から転がすことを覚えれば。ゴルフはずっと楽にスコアを出せるようになります。

9番かピッチングウェッジのどちらかフィーリングが合うほうに決めたら、数ラウンドは徹底的に転がすアプローチを練習しましょう。

転がるイメージをつかめてしまえば、ものすごく簡単に寄せられるようになりますよ!