Gride

gettyimages/83504263
getty

ゴルフクラブ

おっ3

一番難しくて一番楽しいクラブ“サンドウェッジ”を極める♪

数年前の全英オープンの解説をされていた青木功プロ。

言わずと知れたバンカーショットの名手ですね。その時のコメントがすごかったんです。

「今のは砂粒が5つくらい多かったかな?」

……凡人の『おっ3』には意味不明のコメントでした。それは、『おっ3』に探求心に火がついた瞬間でもありました。

最も多くの場面で使われるこのクラブの奥深さを再認識してみませんか?

なぜサンドウェッジが難しいのか?

getty

ロブショットを得意とするフィル・ミケルソン。

もし自分ならば、「そこからは絶対に寄せられない自信があります!」と宣言できるようなポジションからでも、ミケルソンがフワリと上げてピンそばに付ける場面を何度目にしたことでしょう。

サンドウェッジの難しさと楽しさの1つは、ここにあります。

最も高く上げることができて、最もスピンをかけることもできるクラブ。しかも深いラフやガードバンカーからの脱出でも、最も頼りになるクラブ。

それが、サンドウェッジです。

当然、1本のクラブで多用な打ち方が求められるクラブでもあります。そのため、サンドウェッジは難しくて楽しいのだと思います。

形も様々です!

getty

『グース』『セミグース』『バウンス』『出っ歯』『ゲージ』『ノーメッキ』……。

サンドウェッジを語る時には、たくさんのキーワードが出て来ます。

打ち方が多様なクラブなので、使いこなす側の好みも多様だからなのでしょう。

反対の見方をすると、打ち方に合わないクラブを選ぶとゴルフの組み立てが壊れるので要注意です。

バンカーが苦手なのにローバウンス、ラフからの脱出で苦労しているのにグース、開いて打つのが好きなのに多めのバウンス。

これでは、目指すゴルフができなくなります。

サンドウェッジは、自分のゴルフの傾向と目指すゴルフスタイルに合わせて選びましょう。

相性が良ければ、ゴルフが変わる可能性もあると思います。

練習場で!

getty

『おっ3』は、練習場で最初に取り出すクラブはサンドウェッジです。

ストレッチを終えると、一番重いクラブで身体を大きく使う意識で素振りします。

そして、高くティーアップしたボールを打ちます。ティーには触らないように、「カツン」と打球音を出すようにゆっくり大きくスイングします。

良いインパクトができると練習場の固いグリーンでもスピンバックしますよ。

次に、練習マットの左端に置いたボールをハーフショットで低く打ち出すように打ちます。

重いクラブで身体の回転だけでしっかりとダウンブローに打つことを目的にしています。

最後は、練習マットの右端に置いて、これも同様に低く打ち出す練習をします。

ただし、これはケガの危険を伴うので注意が必要です。

サンドウェッジは、ティーアップするクラブではありません。

また、リカバリーで使うことの多いクラブです。

難しい場面で使うことが多い難しいクラブですが、思い通りにボールをコントロールできた時には、最も楽しいクラブになります。

ドライバーの練習よりもサンドウェッジの練習を増やしたほうが、スコアに直結すると思いますよ!