ゴルフクラブ
Nick Jagger
3度?4度?あなたは自分のパターのロフト角を知っていますか?
ゴルフクラブの中で最もロフト角の少ないのがパターです。
「えっ、パターにもロフト角あるの?」なんていう人も多いのではないでしょうか。
グリーン上で転がすのがパターの主な役目ですから、ロフトは0度でもいいようなものですが…。
パターは少しだけボールを上げる必要があるのです
実はパターには3~6度のロフト角があるのです。
それは、ボールを転がすクラブとはいえ、パターは少しだけボールを上に上げる必要があるからです。
グリーン上にあるボールは、実はほんの数ミリですが、芝に沈んでいるのです。
もしもパターにロフトがなく0度だったら、ヒットしたボールは出だしで芝の抵抗にあってしまい、スムーズに転がらないのです。
理想的なロフト角は4度?
パター作りの第一人者として知られるスコッティ・キャメロン氏によると、理想的なパターは、ボールをヒットすると同時にボールが滑るように進み、その後に転がり始めるといいます。
そんなパターのロフト角は4度なんだそうです。
カップ3.8センチの位置から6メートルの距離を打ってみましょう
ほとんどのアマチュアゴルファーが愛用のパターのロフト角を知らないでしょう。
あなたのパターが理想的なロフトなのかどうかは、次の方法で確かめられます。
練習グリーンのカップ手前1.5インチ(約3.8センチ)にボールをセットし、6メートルの距離を打つつもりでストロークしてみてください。
ボールがかろうじてカップを跳び越すようならば、そのパターは適切なロフト角といえます。
しかし、大きく跳び越すようならばロフト角が多過ぎ、カップの向こう側の縁に当たって跳び上がるようならば、ロフト角が少な過ぎるということです。
簡単にできるこの実験、ぜひ試してみてください。