ゴルフスイング
レッスンプロ・クラフトマン 河野
セッカチなr様のスイングは早い。その2
こんにちは。
レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
前回、次のレッスンまでできるだけユックリスイングの素振りをお願いしましたが、簡単には効果は出ません。
しかし、この問題を解決していかないと安定して80台を出すゴルフはできませんので頑張ってほしいと思います。
スイングが早いと、事故の確率が高くなります。
r様は、練習熱心でボールを多く打つことはいいことなのですが、セッカチなためなのか、スイングが早く再現性がよくないのでいろいろなミスが起きます。
翌週もそれほど変わっていませんでした。
相変わらず早いスイングです。
私「r様のスイングはとても早いのですが、自覚されていますか?」
r様「仲間には早いと言われたことがありますが、最近では、自分のほうが上手くなったので言われません」
私「なぜスイングが早くなったのか、心当たりがありますか?」
r様「・・・上手くなるためにはスイングを固めたほうがいいと言われ、できるだけ数多くのボールを打とうとしたので、それでスイングが早くなったのかもしれません」
なるほどと思いました。
数多く打ち体に覚えさせることに専念して、スイング理論の方が疎(おろそ)かになっているのが推測できました。
それで反射神経で反応するようなスイングになっているのかと納得しました。
スイングを理解する。
理論の理解が浅いと、動作のひとつひとつの意味がよくわかららないので、上手くいかなくなると、どうにもできなくなってしまいます。
それでは、ラウンドの現場で起こるトラブルにどうすることもできません。
そのため、あらためてスイング各部分の意味やなぜそうなるのかの説明をさせていただきました。
テークバックの意味、体をねじるためにはどこを我慢するのか、効率の良いトップの形、安定したインパクトを迎えるためには何が必要か、フォロースルーの形、など。
ゴルフは、運動神経がいいだけでは上手くなれません。
スイングを設計する。
自分の行っているスイングを設計して作り上げていかなければ、いいスイングや、効率のいいスイングにはなりません。
そのためには、ただひたすらボールを打つのではなく、効率的で再現性の高い、尚かつ、やさしいスイング理論を考えていかなければ上級者になれません。
80台は上級者の入り口です。
r様には、引き続きユックリスイングで、考えながらクラブを動かす練習をしていただきます。
ひとつひとつの動作を正確に行って、安定して80台を出せるようにお手伝いをさせていただきます。
そのためにも、私の話をもう少し聞いてほしいものです。
私の書いた本は現在8冊あります。楽天ブックス様にて販売中です。
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。