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ゴルフスイング

レッスンプロ・クラフトマン 河野

記憶に残る生徒様 格好良いスイングをしたいというj様

こんにちは。

レッスンプロ・クラフトマンの河野です。

今回は、格好良いスイングをしたいという若いお客様、j様のお話です。

カッコいいスイングで打ちたい。

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私のお店(ビッグキャリーゴルフショップ)に初めて来店するお客様には、ご希望の場合体験レッスンを行っています。

お客様にスイングをしていただき動画に撮り、良いところと良くないところを解説させていただきます。

お客様の悩みをお聞きして、改良の方法と改良にかかるおおよその期間を提示させていただいています。

悩みの多くが、「飛ばない」「スライスが治らない」「良いスコアが出せない」。

これらの悩みを多くの方が持っておられます。

そんな中、「カッコいいスイングで打ちたい」という若い方、j様がお見えになりました。

スローモーション・スイングを録画する。

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当店の試打室でスイングを拝見したところ、確かにスイングは力任せの当てて終わりの叩き付けスイングです。

詳しくお聞きしたところ、それほど熱中している訳ではないのだが、やる限りは格好良くゴルフをしたい、との事でした。

私「わかりました。格好良いスイングはフォロースルーの取れるスイングです。週1回で2クール(8回)来ていただければ格好の良いフォロースルーの取れるスイングをできるようにしますよ」

即日入門となりましたので、早速簡単にゴルフ理論の講義をさせていただきました。

私の言う通りにj様に動いてもらい、スローモーション・スイングでそれを動画に撮り、見てもらいました。

この動画は、j様の2か月後のスイングですと言ったところ、

j様「これいいすね」

私「頑張って2クール通ってください」

j様「頑張ります」

次回の予約をしていただき、お帰りになりました。

テークバックなしでボール打ち、フォローを取ります。

予約の日。

時間通りにご来店され、実際に指導を始めると、これが実に呑み込みが早く、体も良く動くのです。

私「j様は、学生の時にどんなスポーツをされていましたか?」

j様「高校時代は体操部でした」

私「なるほど、それで運動神経が良いんですね」

j様「ま~、けっこういいほうだと思いますよ」

j様には、インパクトまでの動きとインパクトからフォロースルーまでの動きとスイングを二つに区切り、お教えしました。

j様は、インパクト以降のクラブの収まり方がわからずに、ボールに当てて終わりのスイングになっていましたので、インパクトからフォロースルーを取る方法をお教えしました。

そのインパクトからフォロースルーをお教えした方法をご紹介します。

●アドレスしてボールを、反動なしで前に飛ばします。

●ボールを前に飛ばす時にヘッドもできるだけ前に出します。
 
●ヘッドが限界まで伸びたら(腕が限界まで伸び切る)、右腕をたたみ左耳の下に巻き付けるようにフォロースルーを取ります。

5回のレッスンでスイングの形ができ上がりましたので、後の3回は私が前に座わってティーアップしながら徐々に強く打ってもらい、ミスのたびに悪いところを指摘してフルショットできるスイングを作り上げました。

私がお教えした方の中では、大いに才能を感じさせる方でしたが、8回以降はお見えになっていないので、その後の事はわかりません。

続けていれば、絶対にトップアマの領域に達したと思います。

残念に思いますが、何事も本人次第です。

レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。